2019年03月10日

今週(2019年3月3〜9日)の北アイルランドからのニュース (2): ブラディ・サンデー事件加害兵士らの訴追の問題、軽視される「法の統治」

今週の北アイルランド関連ニュースから、先ほどのエントリで最近のディシデント・リパブリカン組織の動向についてまとめたが、本エントリではより深刻な「法の支配」や「国家の暴力」についてまとめておきたい(「まとめる」=「一ヶ所に集めておく」であり、「内容を解説する」ではない)。 ここで何をやるか、先ほどのエントリから抜粋すると:
つい先日、パット・フィヌケン弁護士殺害事件についての司法の判断が出たばかりなのだが、来週は1972年1月30日デリーの「ブラディ・サンデー(血の日..
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2018年11月27日

ジャッキー・チェンとピアース・ブロスナンの「北アイルランド紛争もの」映画の劇場公開決定とのことで、本棚の本を紹介したときのログをまとめてアップする

2019年GWの公開が決まった映画について、「北アイルランド紛争(北アイルランド問題)について知ってないと難しいかも……」という感想がちょこちょこあるようだが、うちの本棚の中身の一部のリストは、少しはお役に立てるだろうか(→本エントリについて、「前置きは不要」という方向けのショートカット)。 nibooksall.jpg 話は少しさかのぼる。もう1年ほど前のことだが、ある新作映画をめぐり、私が観測するネット上の英語圏で一斉にお茶ふき大会となったことがある。当時の報道のヘッドラインを並べて..
posted by nofrills at 16:30

2018年06月03日

A Very English Scandal: ジェレミー・ソープという政治家の疑惑と、BBCの消していなかった調査報道テープ

英国で、1960年代から70年代に活躍した政治家に、ジェレミー・ソープという人がいる。1929年生まれで、最初に国会議員になったときはまだ30歳だった。イートン校からオックスフォード大というエリートコースを歩んできた彼は、名門の出で、父親と母方の祖父は保守党の国会議員だったが、自身は当時党勢を失っていた自由党(1988年以降は自由民主党: Liberal Democratic Party)に入った。1967年には自由党の党首に選出された。 1970年代、保守党と労働党の..
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2017年07月31日

これは「炎上狙い」の「逆張り」か――サンデー・タイムズが提供した、あからさまな性差別・反ユダヤ主義言説の居場所

アイルランドの大手新聞で論説記事(コラム)を書いている書き手に、ケヴィン・マイアーズという人がいる。個人的には、「この人の書いたものは基本的に読まない」と決めている書き手だ。名前を知ったのがいつだったか、そのきっかけは具体的に何だったかはもう覚えていないが、ベルファスト・テレグラフ(北アイルランド拠点のこの媒体は、アイルランド共和国の大手紙のひとち、アイリッシュ・インディペンデントの系列で、論説などはアイリッシュ・インディのものが掲載されていることがよくある)に掲載されていた..
posted by nofrills at 19:30

2017年06月28日

「ヒルズバラの悲劇」、警察の現場責任者ら6人が起訴される。

256px-Hillsborough_anniversary.JPG"Justice for the 96"――「死んだ96人のために正義を」。そのスローガンを掲げて25年以上も闘ってきた人々が、最後の最後に落胆させられるということにはならなかった。きっと求めていたすべてではないだろう。けれども、よかったと思う。 2017年6月28日、英国の検察当局が、先に "unlawful killing" と結論されていた「ヒルズバラ(ヒルズボロ)の悲劇」について、事故発生時の警察の現場責任者や、事後、証言を歪めた警察(サウス・ヨークシャー警察)..
posted by nofrills at 23:21

2017年06月11日

英国の総選挙: 保守党は勝たなかったが労働党が勝ったわけではない。そして結果は「想定外の最悪」だ。

「コービン労働党の躍進」という《物語》のほうがウケがよいだろうが、当ブログはそういうことは語らない。「コービン労働党の躍進」は嘘ではないが、現実を見る上ではトイレットペーパーくらいの役にしか立たない。これまで保守党以外の選択はないと考えられてきた選挙区がいくつも(最終的にはあのケンジントンまでもが)赤くなったという事実を含め、今回の選挙結果は、「保守党め、ざまあみろ、わっはっはー」と笑ってクソを拭いて流すには役立つが、クソしたあとに履くパンツにはならない。そんなことは結果が全..
posted by nofrills at 18:00

2017年03月24日

マーティン・マクギネスの棺はデリーのボグサイドを巡り、葬儀は北アイルランド紛争と和平のプロセスをたどった。

Googleマップを開き、"derry ireland" を検索する。Googleが送り返してくるのは、"Londonderry, UK" だ。
googlemap-derrylondonderry1.png
私の検索ワードも間違っていないし、Googleの検索結果も間違っていない。この町は、そういう町だ。 この町がDerryと呼ばれるべきか、Londonderryと呼ばれるべきかという話になるとやたらとややこしいことになるし、それは「べき」論を超えたもので、この町のことをDerryと呼ぶ人の政治理念・政治思想は「緑」で、..
posted by nofrills at 20:30

2017年01月30日

北アイルランド紛争について、英国政府が「過去の書き換えは許さない」と語るとき

こういろいろあると、「せめて記録だけは」とかいうことすら、やる気がなくなってくる。ブログに書くべきだと考え、書こうとしたことがあっても、下書きにもならないうちに気持ちが薄まっていく。1週間もすればそういうのが自分の中で落ち着いて、沈殿物のようなものが残るから、それを書けばいいと思ってはいたが、1週間(いや、実際には1週間以上)まったく途切れなく次々と「すさまじいこと」が起こり続けているので、対応しきれない。結果、ときどきTwitterで断片的な発言だけする、ということになって..
posted by nofrills at 02:54

2016年08月23日

ブラディ・サンデー事件の「刑事事件」としての手続きに一区切りがついたそうだ。

1972年1月30日の「ブラディ・サンデー事件」が、英当局が当時調査してまとめた公式見解の言うような「武装勢力が英軍相手に攻撃してきたので英軍が反撃した」という事態ではなく、「非武装の民間人に対し、英軍が発砲した」という事態だったことが正式・公式に認められたのは2010年6月のことだった(サヴィル報告書)。早いもので、もう6年以上が経過した。サヴィル報告書は、1998年に設立され、2004年まで6年の時間をかけて行なわれた調査の結果を、これもまた6年の歳月をかけてまとめたもの..
posted by nofrills at 22:00

2016年04月18日

「英国らしいユーモアのセンス」と、「船田船左衛門」的な何か。(高濃度Britishnessに注意)

何か新しいものやことについて、名称やアイディアを「ネットで公募」なんてことをすると、カオスになる――最近日本でも政党の名前について「大喜利」状態になった(個人的には「大喜利」などという上品なものとは思わなかったが)ことがあるが、少し前には、ニュージーランドの国旗の新しいデザイン案が世界的にネットをにぎわせた。これは、最終的には今年3月のレファレンダムで「現状維持(変更しない)」という結論が出たのだが、その結論の報道があったときにまで、何ヶ月も前に「ネットで公募」されたときにネ..
posted by nofrills at 07:00

2016年01月30日

1月30日。私が自分の中で、弔鐘を鳴らす日。

毎年のことで、1月30日である。毎年何かしら書いているが、今年も、1972年のあの日にデリーで起きていた出来事を、その時刻(日本との時差は9時間あるので、日本では日付が変わったあとになる)にTwitterで流すよう、botを設定してある。(その前に、30日の午後10時台に「解説」的なものをいくつか流すよう設定した。)それらのツイートは、あとでこのエントリに貼り込むことにしよう。 1972年のデリーでのブラディ・サンデー(血の日曜日)のときだけ、こういうことをしていると、..
posted by nofrills at 23:40

2016年01月26日

ネット上のイラつくミーム、Be like Billと、リアル世界のIRAを気取る勢力を相手にする北アイルランド警察

"Be like Bill" は、最近急激に流行りだしたインターネット・ミーム(おもしろ画像、ネタ画像)である。棒人形 (stick figure) の絵の横に、「Billはネット上でお手本となるような行ないをする、そんなBillを見習おう」という内容の文言が書かれている。
Be Like Bill meme
ネット上の英語圏の特にFacebookでは、これがあらゆるところに出没しているらしい(私はFBを使っていないので直接にはその氾濫っぷりを見ていない)。あまりにそこら中に出てくるから、人々がイ..
posted by nofrills at 19:00

2016年01月20日

「便利だから」と使っているツールに、どんどん時間を吸い取られるのはかないません。さようなら、はてブ。

はてなブックマークを使い始めてもうすぐ10年になります。最初に使ったのが2006年2月1日。最初にブクマしたのは(テストのためにmozdevのページを入れてみたのは別として)コレッタ・スコット・キングさんの訃報でした。 http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20060201 以降、「読んだ記事・読みたい記事をメモしておくツール」としてはてブを便利に使っています。2012年以降、はてな社が不誠実にも、こっそりとトラッキングを仕込んできたのでしばら..
posted by nofrills at 19:00

2015年11月25日

ジョン・ヒュームの体調のことが、ご家族の口から語られた。

北アイルランド紛争は、2度にわたってノーベル平和賞受賞者を出した。1度目は1970年代の平和(暴力停止)を求める運動、「ピース・ピープル」を始めた市民2人。2度目が1998年のベルファスト合意(グッドフライデー合意)を実現させた政治家2人。どちらも、北アイルランドの2つのコミュニティ(「プロテスタント」と「カトリック」、「オレンジ」と「緑」)から1人ずつだ。 その「北アイルランドの4人のノーベル平和賞受賞者」の1人が、ジョン・ヒュームである。 https://en.w..
posted by nofrills at 15:00

2015年11月20日

「私たちは憎悪することを拒否します」……同時多発テロのあおりでパリでの日程がつぶれたU2が、ベルファストで「平和」「犠牲者」の物語を共有する。

「U2が18年ぶりにベルファストでコンサートするってよ」というニュースが流れたのは夏だった(正確なタイミングの確認は省略)。続いて「チケットが発売されて即時完売」というニュースがあったが、私は「そりゃそうだろうな」と思ったくらいで、特に気に留めなかった。観客が撮影したビデオが公開の場にあれば、少なくとも「あの曲」のは見るだろうと思ったし、ベルファストだから「この曲」はやるのかなあ、どうなのかなあと思いはしたが、そもそもここ20年近くのU2のアルバムは、まともに聞いたことがない..
posted by nofrills at 09:00

2015年11月10日

今日はどういうわけか「ビアフラ」もトレンドしていて……

twttrt10nov2015.png1つ前の、Ken Saro Wiwaについてのエントリに入れてあるUKのTrendsに、もうひとつ、UKとは関係のないワードがあることにお気づきの方も少なくなかっただろう。 現地朝9時ごろ(日本時間で18時ごろ)のTrendsだ。私は朝のBBC Radioの番組(Today)で、それについての話があったのかなと思った。「歴史秘話」が語られているとか、あるいはあの戦争を取材したジャーナリストか誰かが本を出したとか亡くなったとかいったことでニュースになっていて、人々がその名..
posted by nofrills at 22:08

2015年03月07日

「あの連中」を「人間」として見つめなおすこと……北アイルランド、デリーで進む和解と赦し

今週末はシン・フェインの党大会が開催されている(→マーティン・マクギネスのスピーチが金曜日に行なわれた)。場所はデリーだ。シン・フェインの党大会が北部6州(北アイルランド)で開催されるのは、2011年のベルファストに続き、まだ2度目である。 英国の総選挙直前&アイルランド共和国の総選挙の1年前(&1916記念行事の1年前)というタイミングでの党大会に、シン・フェインは「(かつての)対立の向こう側」の人々を招き、招かれた側もそれに応じている。
posted by nofrills at 19:00

2014年09月30日

ピーター・テイラーのドキュメンタリー、Who Won the War (北アイルランド紛争)

9月29日(月)、BBC Oneで、ピーター・テイラーのドキュメンタリー、Who Won the Warが放送された。英国内からの接続にできる人はiPlayerで次の月曜日まで見られるし、10月9日にはBBC Twoで再放送もある。 http://www.bbc.co.uk/programmes/b04jy8hf ピーター・テイラーは40年以上にわたって北アイルランドを取材してきた英国のテレビジャーナリストであり、それ以上に、現地の人々からあつい信頼を得た数少ないイン..
posted by nofrills at 23:50

2014年09月16日

「北アイルランド紛争の反省から、北アイルランド、スコットランド、ウェールズ各地方の未来は住民の意思に委ねることにした」のではないはずですが。

「英国」と呼ばれる例の「連合王国」において、4つの「ネイション」のうちイングランドを除く3つのネイションの「(ウエストミンスターからの)独立の気運」もしくは「自治」への気持ちは常にあったが、実際には「独立」が取りざたされることはほとんどなく、日本語では「自治の拡大」について「地方分権」として語られてきた。ウェールズ議会、スコットランド議会などについては英語でいうときもdevolutionだ。 英国(グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国)は、イングランド、ウェー..
posted by nofrills at 23:32

2014年01月31日

(ログ)1月30日(英国時間)のあの事件についての「リアルタイム」ツイート

先日、ブラディ・サンデーについて書いたときに、次のように述べたのだが:
※この「リアルタイム」は今年もやろうと思う。昨年は書くのもリアルタイムだったが、今年は前もって、タイマー設定で(Twittbot.netを利用)。
これが完全にはうまくいかなかったので、ログを控えておく。 うまくいかなかった原因は、短縮URLを使っている場合、Twittbot.netの画面で「140字」でカウントされていても、Twitter側でさらに「短縮」するt.coのURLによって、そ..
posted by nofrills at 23:00

2014年01月27日

42年目の「ブラディ・サンデー」を前に

1972年1月30日(日)午後、デリーで行われた公民権要求デモが英軍の発砲を受け、13人が殺された。いわゆる「ブラッディ・サンデー」(血の日曜日)事件である。 ……と、毎年1月末になると書いていることだが、今年も書く。 「事件」の背景(北アイルランドの「公民権運動」について)と、「事件」のあらましについては、昨年(2013年)、下記のように「リアルタイム」でツイートしたものを中心に「まとめ」てあるので、そちらをご参照いただきたい。 2013年、41年目の「ブ..
posted by nofrills at 06:00

2013年11月21日

1970年代初め、北アイルランドで、平服で活動していた英軍の「死の部隊」

The Military Reaction Force was given licence to operate a shoot-to-kill policy against IRA suspects, former members tell the BBC's Panoroma tonight.
昨日のことをまだ書き終わっていないのだが、次のがきた。昨日のは、現地の人でなければ、マニアか研究者しか反応しないような話題だったが(それゆえに深いし重要)、今日のはキャッチーでわ..
posted by nofrills at 23:12

2013年06月03日

ここはすてきなインターネッツで、ついに「あひるちゃん」がそっち側に落ちた件www

英国には「風刺」というジャンルが確立されていて、その「風刺」というジャンルの中では「メディア」がネタにされることが頻繁にある。英国では「メディア」といえば、middle-aged white man (中年の白人男性) が圧倒的に多いというステレオタイプがあり、それはステレオタイプであるばかりでなく現実にそうなのだけれど(つい先日もそういう記事出てたのを読んだ。女性がいかに「添え物」扱いか、という話)、だからこそ「風刺」のネタになるのはそういう人物像だったりして、その代表格が..
posted by nofrills at 05:48

2013年05月30日

18年ぶりに、アイルランドとイングランドが「親善試合」を行なう。

今日(現地29日)、ウェンブリーでは、イングランドとアイルランド共和国の親善試合(サッカー)が行われる。【→試合結果 私がTwitterにログインした状態で検索すると、おもしろい..
posted by nofrills at 03:00

2013年02月25日

スコットランドの枢機卿の「不適切な行為」がヴァチカンに告発された。

24日、ガーディアンのサイト(日曜日だから中身はオブザーバーだが)を見て、驚いた。「驚いた」というか、アゴが外れそうになった ("My jaw literally dropped!") UK's top cardinal accused of 'inappropriate acts' by priests Cath..
posted by nofrills at 01:11

2012年11月16日

(Page 2) Day 2: 2012年11月ガザ攻撃(Oparation Pillar of Cloud/Defence) - 11月16日

Page 1: http://nofrills.seesaa.net/article/303578672.html
RT @annepaq: IN PHOTOS Gaza under military attack- Day 2 http://chroniquespalestine.blogspot.co.il/2012/11/gaza-unde...
posted at 15:21:57 RT @journeytogaza: The drones are ..
posted by nofrills at 23:59

2012年09月13日

23年経過して公に認められた警察の嘘、下衆タブロイドの嘘…… Walk on with hope in your heart.

1989年4月15日。リヴァプールFCのファン96人は、シェフィールドにサッカーの試合を見に行って、帰ってこなかった。イングランドのサッカー(の観客席)を決定的に変えた群衆事故、「ヒルズバラの悲劇」(ヒルズボロとの表記もある)。 このブログでも何度か書いているが、「連中が乱暴だったので」、「連中が酒を飲んでいたので」、「連中はチケットすら持っていなかったので」など、「死んだ連中のせいだ(自業自得だ)」と言われていたこの「悲劇」は、実は警察など、本来ならあのような事態を起..
posted by nofrills at 06:05

2012年07月21日

Bloody Friday (血の金曜日)から40年

1972年7月21日、北アイルランド、ベルファストの「血の金曜日」事件を知っていますか。 http://matome.naver.jp/odai/2134288088663804001 Bloody Sundayは、ナショナリストの若者たちを激怒させ、IRAは新規人員補充に困らなくなった。 およそ半年後に、その報復として、ベルファストIRAが企..
posted by nofrills at 23:55

2012年07月14日

北アイルランド、12thに広まった怪情報

この怪情報は悪意(作為)を持って流されたもの、つまり「デマ」だと思う。 北アイルランドでは、「プロテスタントの、カトリックに対する勝利」を祝う祭りである7月12日の前日、11日に巨大なボンファイア(かがり火)をたいて、その周囲に人々が集う。その地域の主に子供たちによって組まれたこのボンファイアには、ときどき、「カトリック」や「アイルランド」の表象がつけられる(「燃やしてしまえ」というわけだ)。こんな「祭り」を「文化」とか「伝統」と呼んでよいのかどうかという問題が常にある..
posted by nofrills at 03:31

2012年07月06日

1972年1月30日のブラディ・サンデー事件のことを、「殺人」として捜査を開始すると北アイルランド警察トップ

木曜日にマット・バゴット警視総監がアナウンスしたと。期間は4年間、人員は30人規模。
posted by nofrills at 09:30

2012年06月27日

和解のかたち

ダイヤモンド・ジュビリーでの女王夫妻の「国内」ツアー、いよいよ北アイルランド・レッグが開始された。今日、6月26日にエニスキレン、27日にベルファストだ。 事前の注目事項として「シン・フェインのマーティン・マクギネス(元IRA司令官)との握手」がものすごく大きくクローズアップされているのだが(そしてそれは、妥..
posted by nofrills at 03:27

2012年06月03日

ロンドン五輪の聖火が北アイルランドに入った(そして、ランナーの中にこの「和平」を実現させた人の名前が!)

ロンドン五輪の聖火が、2日、北アイルランドに到着した。 http://www.u.tv/News/Belfast-welcomes-Olympic-flame/442e2960-7d49-4b6e-97fc-9f84bc4d28d1 空港でマーティン・マクギネスや自治政府閣僚、五輪関係者らとともに聖火を出迎えたあと、ピーター・ロビンソンは楽しそうなツイートをしている。
posted by nofrills at 18:04

2012年04月30日

アイルランド、語られることのほとんどなかった「プロテスタントへの暴力」について、RTEのドキュメンタリー番組がオンラインで

アイルランド国営放送のドキュメンタリー番組、"An Tost Fada - The Long Silence" を見ている。アイルランド語で制作されているが、音声のかなりの部分は英語だし、アイルランド語の部分には英語字幕が表示される。25分強。5月7日までオンラインで見ることができる(私は東京からの接続だが、問題なく再生できている)。 http://www.rte.ie/player/#!v=1145320 番組の大筋は、RTEのサイトで文章で紹介されている。 ht..
posted by nofrills at 07:00

2012年01月31日

Bloody Sunday anniversary marked

Well shit happens and I'll do nothing but copy and pasting. Shame 'cause it's Bloody Sunday's 40th anniversary. All the words melted away before I could type or write them down because of those who don't care in the least about the Troubles..
posted by nofrills at 23:18

2012年01月30日

13の鐘と「追悼行進」

俗に、「ファースト・アルバムの1曲目は、そのアーティストのすべてを語る」みたいなことが言われる(というか、言われていたことがあった)。映画『オーシャンズ11』シリーズのサントラなどの仕事があるベルファスト出身のDavid Holmesのファースト・アルバム(1995年)の1曲目、No Man's Landは、教会の鐘の音と心拍のような音と、鉄格子か鉄のドアを乱暴に閉めるような音で始まる。おそらく弔鐘であるその鐘の音は、13回、鳴る。
This Films Crap Lets Slash the SeatsThis Films Crap Le..
posted by nofrills at 08:23

2012年01月29日

カメラの目の前で

結局、あいかわらず国家の治安当局による暴力が、人々の生命を奪い、身体を傷つけ続けるという状況は続いている。それも、カメラとインターネットのあるところで、カメラの目の前で。 2011年12月18日 暴力装置。 http://nofrills.seesaa.net/article/241186946.html
上記は、エジプトについての文章の一部だ。 この「カメラの目の前で」は、実は私が書いているほど、また「一般」に言われるほど、意外なことでも例外的なことでもない..
posted by nofrills at 23:59

2012年01月28日

ただひとり、完全に無実が認められていないジェリー(ブラディ・サンデー事件)

ポール・グリーングラスの映画『ブラディ・サンデー』(2002年)が作られてから、ちょうど10年だ。
B0002886TWブラディ・サンデー スペシャル・エディション [DVD]
ポール・グリーングラス
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2004-07-23

by G-Tools
この映画、2002年のベルリン国際映画祭で金熊を取っているのだが、この年は日本のアニメ映画と同時受賞で、日本国内ではそのアニメ映画はものすごいもてはやしようだったが、『ブラディ・サンデー』は完..
posted by nofrills at 07:01

2012年01月27日

この人の訴えを聞いているのは誰なのだろう、という(エジプト、「革命」から1年の写真・映像などまとめ)

The (now dissolved) NDP National HQ مقر الحزب الوطني المنحل * a CC photo by Hossam el-Hamalawy (CC BY-NC-SA 2.0) 26日にアップロードされたホッサムさんのこの写真を見て、一瞬ポカンとしてしまった。この写真はこの1月25日、昨年の「革命」のときに燃やされた、当時の与党(ホスニ・ムバラクの仕切っていた)NDPの本部の建物のところで撮影されたものだ。 NDPの本部の建物が燃やされたときの状態(すすけたまま)で放置されているというのは知っていたが、まさかそのあの巨大な建物の..
posted by nofrills at 06:00

2012年01月26日

「ブラッディ・サンデー」40年を前に

北アイルランド、デリーでは既に、ブラディ・サンデー事件の記念週間が始まっている。1972年1月30日の事件から、今年でぴったり40年になるのだが、昨年まで開催されてきた「あの日と同じルートを辿る行進」は今年は開催されない。(そのことについては、書ければ改めて書きたい。)ただ、例年と同じく、レクチャーなどのイベントは行われる。 その日程表は、パット・フィヌケン・センターのサイトに上がっている。 http://www.patfinucanecentre.org/cases..
posted by nofrills at 23:57

2011年10月10日

(続)エジプト、カイロ、コプトの人たちの抗議行動が「血の日曜日」状態に

現在のBBC Newsのトップページ: さて、前の記事に入りきらなかったのでTwitterのログの続き。 【再掲】把握できた&間に合った範囲で、現地からのツイートを保存してある。 http://chirpstory.com/li/2721 http://chirpstory.com/li/2722 http://chirpstory.com/li/2723 【再掲】始まったころのジャーナリスト..
posted by nofrills at 19:17

2011年10月10日

エジプト、カイロ、コプトの人たちの抗議行動が「血の日曜日」状態に

昨晩1時台、リビアの大きな戦況の変化がトップニュースだったとき、またエジプトから「衝突」の話が聞こえてきた。 カイロのマスピロ(テレビの放送センター)で、コプトの人たちと治安当局が衝突している、という。 「イスラム教徒」でもなく「政府のならず者 government thugs」でもなく、「治安当局」というのは、後から考えれば、非常..
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2011年09月26日

カダフィと、北アイルランドの武装勢力(今日の英国のテレビ番組)

リビアから、トリポリで数多くの遺体が埋められているのが発見された、1996年のアブ・サリム刑務所(政治犯収容所)の大量虐殺の犠牲者たちだと思われる、というニュースがあった。 http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-15055109 ベンガジはカダフィ政権にとって常に「反体制派」の町だったそうだが、今年2月15日、今に至る大きなうねりの発端となったベンガジでの抗議行動は、この大量虐殺事件で身内を殺された人々も多く参加していた(ベンガ..
posted by nofrills at 21:00

2011年03月30日

2011年03月29日のtweets

nofrills .@kazouille さんがフランスのエネルギー・経済産業大臣の @Eric_Besson さんとやり取りをなさっている件。 at 03/29 00:48
nofrills 確かに、それは前のステージという感じですね。しかしジャーナリストや専門家ではなく大臣という点で、かなりびっくりしました。RT @kazouille: @nofrills アラブの皆さんが革命時にフェースブックやツイッター使ってたと「批評」してられる時間帯は過ぎちゃったのかも… at ..
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2011年03月27日

2011年03月26日のtweets

nofrills 今日はヨルダンがちょっとアレですね。改革要求デモとそのカウンターデモ、プラス、イスラミストが表舞台に登場、という段階のようです。RT @kny187: #midjp #jorjp う、ヨルダンもなにか起きてる気配…。*未… (cont) http://deck.ly/~gldEQ at 03/26 00:21
nofrills シリア死者30人と。RT @AlArabiya_Eng: Reports says 30 ppl have been killed..
posted by nofrills at 00:01

2011年02月06日

"They are without fear now" 恐れ知らずの人々、あるいは「オトコマエ」

主人がオオアリクイに食い殺されて1年が経ち、私がガーディアンからアルジャジーラに浮気して1週間以上が過ぎた。4日から、アルジャジーラではTahrir SquareをLiberation Squareと「英訳」して呼んでいる。「ムバラクは去れ、我々はここ(広場)から立ち去らない」と声を合わせるデモ隊は、anti-Mubarak protestersはなく、pro-democracy protestersであると再定義された。一方で、棒や石などで彼らに暴力をふるう連中――実際には..
posted by nofrills at 12:52

2011年02月03日

2011年02月02日のtweets

nofrills #egyjp 現地から、ネットは回復したが、FBはまだ問題があるようだ。19:08 日本時間 RT @ianinegypt: Facebook still seems to have problems in Egypt. #jan25 at 02/02 19:27
nofrills うは、これは「親愛なる指導者さま」的な何かか…ムバラク支持デモの様子。 #egyjp RT @harrietsherwood: 'Egypt is Mubarak' says ..
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2011年01月31日

2011年01月30日のtweets

nofrills スーダンの今日のビデオ。 RT @simsimt: http://twitvid.com/R32J5 - Video from today's demonstration in Khartoum, #Sudan. #SudanJan30 at 01/30 18:16
nofrills チュニジア、ずっと国外生活をしていた人が今日チュニジアに戻ったとツイート。ベンアリ逃亡直後に「これで国に戻れる」とツイートしていた人です。 at 01/30 18:21
..
posted by nofrills at 00:01

2011年01月30日

2011年01月29日のtweets

nofrills 「人々が事態をどうにかできると思ったとき、人々はどうにかする」。※締まらぬ訳文ご容赦 RT @fadig: When people know something can be done, they will do it ... at 01/29 16:49
nofrills さすがピアソン軍団おそるべし…あとで読もう。オンラインにあるかどうか不明だけど、週末のFTに、「テニスンはよいですね。久しぶりにパブで1杯というのも素敵ですね。ビルマ軍の兵士のみな..
posted by nofrills at 00:01

2011年01月10日

今年は1972年と同じく1月30日が日曜日である。そして「血の日曜日」は1972年のデリー以外にも起きる。今も。リアルタイムで。

自分の中で、2010年6月16日に止まったはずの、"how long must we sing this song?" の how long が、再度ぐるぐるし始める。気づいていなかったのだが、今年は1月30日が日曜日だ……その件はエントリ末尾で。 まずは本題から。
翻訳RT http://bit.ly/gSyN0T @ifi..
posted by nofrills at 07:59

2010年12月31日

2010年の言葉――「弁護されえぬものを弁護することで、軍を護ることにはならない」

今年の言葉。この言葉のために費やされた時間、38年。 38年もかかったけれども、この言葉が英国首相の口から、国会の議場で出てきたことは、今年一番の出来事だ。
There is no doubt. There is nothing equivocal. There are no ambiguities. What happened on Bloody Sunday was both unjustified and unjustifiable. It was wr..
posted by nofrills at 23:15

2010年12月25日

今年1年の毎日のニュース(ガーディアン年末企画&Togetterでいろいろまとめたものを振り返る)

ガーディアンが、今年1年を毎日のニュースで振り返る、というインタラクティヴのページを立ち上げている。1日ごとに1件のニュースをピックアップし、それを小さな正方形の写真で表して、当日の記事に飛べるようにしてある。 2010 - the year in review http://www.guardian.co.uk/world/interactive/2010/dec/22/2010-year-review 上記URLをクリックすると、Flashで読み込まれ、画面..
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2010年12月13日

【15日目】Wikileaks米外交文書大公開〜「北アイルランド」

一昨日の「ヴァチカン」でアイルランド共和国に関する資料が出てきそうな気配があったのだが、週明け月曜日、ついに来た。正直、こんなものをこういうふうに目にするとは思っていなかった。 まさにウィキリークスの本領発揮、事柄としては「うん、知ってたよ」と誰もが言うことであっても、それを裏付ける「証拠」がつかめず、また当局は否定――北アイルランドではありふれたこと。ガーディアン、本日の公開ファイルはその北アイルランドである。
posted by nofrills at 12:00

2010年10月14日

2010年10月13日のtweets

抄: nofrills 「『エコノミスト』誌がTwitterを使って討論会を実施 ※現在進行中」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/58860 at 10/13 00:30
nofrills イタリア相手でもドロー、フェロー諸島相手でもドロー。TwitterのUTVの中の人もOh dearといわざるを得ない結果、わけわからんw / UTV Sport - NI held to disappointing draw in… http:/..
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2010年09月27日

2010年09月26日のtweets

抄: nofrills 1969年12月生まれのエド・ミリバンドは、「若い首相」であるデイヴィッド・キャメロン(保守党、1966年10月生まれ)より若いし、ニック・クレッグ(LibDems, 1967年1月生まれ)より若い。 at 09/26 01:08
nofrills うは。DUPがシン・フェインと歩調を合わせて「MI5は仕事できないので警察で」って言ってるってことか。にわかには信じがたい。。。 / Terror threat to British mainland..
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2010年09月23日

2010年09月22日のtweets

抄: nofrills 「2010年9月21日 TBSラジオ #dig954 常岡浩介さん出演中のログ」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/52557 at 09/22 00:23
nofrills やだもう、発狂しそうなニュースが。。。 / Iranian 'blogfather' Hossein Derakhshan could face death penalty | Media | guardian.co.uk http://h..
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2010年09月14日

「現場はタコでしたが、当局と武装組織の結託はありませんでした」がビリー・ライト殺害事件の調査の結論

刑務所の中で囚人が銃を手にいれ、刑務所の建物の上から狙って中庭にいる囚人を射殺するという、ひどくずさんな事件は、その刑務所の現場がぐだぐだで銃でも酒でも何でも持ち込み放題の状態を許していたから起きたのであり、銃撃した囚人の側に当局が情報を流していたからではない、とする調査報告書が、今から20分ほど前に公表された。
posted by nofrills at 23:55

2010年09月14日

ビリー・ライト殺害事件インクワイアリ報告書(予定地)

今日14日、ビリー・ライト殺害事件についてのパブリックインクワイアリの報告書が公表される。公表直前のベルファスト・テレグラフ。 BBC Northern Ireland: UT..
posted by nofrills at 18:41

2010年09月06日

常岡さん解放を受けて、少し調べもの(誰が彼を拘束していたのかについての報道)

アフガニスタンで身柄が無事解放されたことが5日に報じられた常岡浩介さんが、6日に早速、ドバイからtweetしている。 この「挨拶」の投稿の後、常岡さんは早速、「クンドゥズで一体何があったのか」についてのtweetをしている。いくつかにわけて投稿されたそれらが1ページにまとめられているのがこちら: 解放された常岡さんが犯人像を語る http://togett..
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2010年08月12日

2010年08月11日のtweets

抄: nofrills http://bit.ly/98IPFA アフガニスタン、カブール中心部のゲストハウスに自爆攻撃が2度。このゲストハウスは英国のPMCが利用しており、攻撃でこのPMCの運転手2人と門の警備員1人が死亡。また自爆者2人も死亡。ソースはアフガニスタン内務省。 at 08/11 00:32
nofrills #NIN と塚本晋也による1993年のMTV JAPANのステーションIDの件 http://bit.ly/drmE7M Thanks @ni..
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2010年07月10日

2010年07月09日のtweets

nofrills 「カイリーのコンサートを見る自由」みたいな矮小化を最初にしたのは誰だよ。昨日から何度も複数経路で回ってきてるが、事態の前に、全然笑えない。根底にあるのは異人種への差別。HOはイランのゲイ女性やウガンダのゲイ男性の難民申請を却下したときに東欧のゲイ男性の難民申請は却下していない。 at 07/09 09:53
nofrills あれ、判事の言葉なのかよ…orz 本当に心底から不快になるようなステレオタイプ思考(「カイリーのコンサート」、「カラフルなカクテル」..
posted by nofrills at 00:15

2010年06月16日

ブラディ・サンデー事件真相究明委員会報告書の件、記事クリップ

※今日はほんとにいっぱいいっぱいなので明日以降あらためて…すみません。 前記事: http://nofrills.seesaa.net/article/153384489.html
posted by nofrills at 23:53

2010年06月16日

Bloody Sunday dead all innocent

以下、淡々と記事をクリップ……その前に: 報告書そのもの: http://report.bloody-sunday-inquiry.org/volume01/chapter001/ 首相のステートメント: http://www.number10.gov.uk/news/statements-and-articles/2010/06/pm-statement-on-saville-inquiry-51888 記事は、事件の背景とかこれまでの経緯とかをざっと..
posted by nofrills at 00:25

2010年06月15日

ブラッディ・サンデー事件についてのサヴィル報告書、公開直前

現地今日の午後3時半(日本時間で今日の午後11時半)から、キャメロン首相が英国会でサヴィル報告書についてのスピーチを行なう。ここで報告書の内容が明かされるのだが、その数時間前に既に事件被害者家族には渡されていて、デリーでは1972年1月30日と同じコースでマーチが行なわれた(毎年1月30日と同じように)。 今回、サヴィル報告書の内容を最も早くスクープして伝えたガーディアンのトップページ:
posted by nofrills at 23:12

2010年06月15日

How long must we sing this song? Tonight, we can be as one, tonight ... ブラディ・サンデー事件の真相究明報告書、公表の日

読んでない人は、最初にこれ読んでほしい。長いけど。 2008年02月12日 マーゴ・ハーキン、『デリー・ダイアリー』(NI映画祭)を見て、当時の報道を見る http://nofrills.seesaa.net/article/83761873.html それと、これも。 2007年01月30日 ちょうど35年―― 1972年1月30日、デリー。 http://nofrills.seesaa.net/article/32437581.html 200..
posted by nofrills at 11:00

2010年06月11日

ブラッディ・サンデー事件に関するサヴィル報告書、内容リーク

"Unlawful" 以外には考えられなかったのだが、それでも実際にその文字列が現れると、どきどきするし感情も昂ぶる。その行為には法的正当性などなかった。それがようやく、公の文言となった。 1972年1月30日に北アイルランドのデリーで起きた英軍の非武装民間人に対する銃撃事件(13人死亡、後日さらに銃撃の際に負傷した1人死亡)、いわゆる「ブラディ・サンデー事件..
posted by nofrills at 13:12

2010年03月08日

The Undertones@高田馬場AREA (7 March 2010)

The Undertones, AREA, Takadanobaba, Tokyo (7 March 2010) The Undertonesのライヴに行ってきた(7日、高田馬場AREA)。 まさか日本で見ることができるとは思っていなかった彼らのライヴはあまりにすばらしくて泣けたけれど、ライヴそのものについて特に何か文字にしておきたいことがあるというわけではない。アティテュードだの何だのと肩肘はらずにシンプルなことをシンプルにやるということと、その中にコアとしてある「魂」みたいなのをがっつり見せてもらった、というか。あと、オニール兄弟の「パンク・バンドのギター小僧」っぷりが..
posted by nofrills at 23:56

2010年03月04日

NIで「司法大臣」になりそうな政治家が「ブラディ・サンデーのインクワイアリは無駄 pointless」との見解

「プロテスタント」か「カトリック」かが「ユニオニスト」か「ナショナリスト」かをそのまま表しているかのような北アイルランドの政治事情のなかで、アライアンス党 (Alliance) といえば唯一、そういったセクタリアニズムとは関係のないところにいて、なおかつそれなりの勢力(自治議会での議席数)を有している政党だ。政治思想的にはリベラリズム(というかLiberal Democracy)で、仮にこの政党の活動域が北アイルランドじゃなくても「中道」に位置する。 http://en.w..
posted by nofrills at 23:00

2010年02月25日

オマー爆弾事件再審に関する報道についてのメモ

Michael Gallagher, whose son Aiden (21) was killed in the bombing, said the families had been disappointed time and time again. He said yesterday was the first time in years that he had felt angry. "The families are waiting for almos..
posted by nofrills at 22:30

2010年02月01日

北アイルランドの「ゴド待ち」、日曜日のBBC NIの様子

マーティン・マクギネスとジェリー・アダムズの写真は、31日にデリーで行なわれたブラッディ・サンデーのコメモレーションの行進(毎年行なわれているもので、英軍の発砲にさらされた非武装の公民権運動デモの再現)のときに撮影されたものと思われる(上記キャプチャ画像中の左下の記事に、マクギネスがデリーの行進に参加していたことが書かれているし、シンフェインは毎年このコメモレーションに参加している)。..
posted by nofrills at 05:00

2010年01月30日

それについては、とても静かな1月30日@38年目

毎年のことだが1月30日である。 今からちょうど35年前の1月30日、北アイルランドのデリー(ロンドンデリー)では、非武装のデモ隊が英軍(1st Battalion of the Parachute Regiment)の発砲を受け、13人が死亡という事件が発生した(後にさらに1人が、おそらくこのときの負傷が原因で死亡)。Bloody Sunday(血の日曜日)事件である。 http://en.wikipedia.org/wiki/Bloody_Sunday_%2819..
posted by nofrills at 00:00

2010年01月12日

アリスター・キャンベル@チルコット・インクワイアリ

今日は、チルコット・インクワイアリでアリスター・キャンベルの証言が行なわれています。BBCがネットで、インクワイアリの中継をしています。 Alastair Campbell faces Iraq inquiry - LIVE http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/8453563.stm 今は昼休みですが、現地14時(日本では23時)から、午後の部が始まります。 上記BBCはテキスト実況つきです。 テ..
posted by nofrills at 22:38

2009年10月19日

BBC Radio 4の番組、"Bloody Sunday - the price of justice"

10月14日、BBC Radio 4のThe Reportという時事番組が、公表が遅れに遅れているサヴィル・インクワイアリーの報告書についてのものだった。BBCの記者が1972年1月30日にあの現場にいた人や肉親を殺された人に話を聞いて、28分にまとめている。21日に番組の次の回が放送されるまでの間は、BBCのサイトやiPlayerで聞けるようになっている(Podcastとしてダウンロードもできる。サイズは13MB)。聞きたい方は下記URLから、聞けるうちにどうぞ。 h..
posted by nofrills at 01:44

2009年10月18日

Five Minutes of Heaven、10月19日と22日に東京で上映(付:「北アイルランド紛争」という神話)

今年の春、BBCで放映されたテレビ映画、Five Minutes of Heaven (FMOH) が、『5分間の天国』の邦題で、東京国際映画祭のWorld Cinemaの部門で上映される。昨年の『Hunger』に続いて2年連続で北アイルランドもの。このまま毎年、北アイルランド枠を確保してくれるんだろうか。わくわく。 会場はTOHOシネマズ 六本木ヒルズ、上映日時は10/19の17:00-18:28と、10/22の11:40-13:08の二度。チケットなど詳細については..
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2009年09月30日

ギニアの白色テロ――現場にいた大学生が、BBCに語った目撃談。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/africa/article6853982.ece
Dozens of bodies were left in the stadium while others were carried off by soldiers. The bodies of 157 people were taken to hospital morgues and 1,253 wounded admitted f..
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2009年09月24日

ブラディ・サンデー事件報告書、さらに延期

2008年11月に、「サヴィル・レポート、1年延期」が報じられた。(「サヴィル・レポート」とは、トニー・ブレア政権下で発足したブラディ・サンデー事件の真相究明のためのサヴィル委員会の最終報告書のこと。) http://nofrills.seesaa.net/article/109285429.html この時点で既に、とっくに出ているはずだったサヴィル・レポートは、これで予定から大幅に(「年」単位で)ずれ込んで、「2009年内に公表される」ということになった。 ..
posted by nofrills at 23:50

2009年07月26日

白色テロ・緑色・ナショナリズム/ダブリン、テヘラン/Sunday Bloody Sunday

U2が6月末からの今のツアーで、Sunday Bloody Sundayを緑色に染め、イランの詩人Rumiの詩をモニタに流し、イランの「緑の海」へのサポートを明示していることは、以前書いたとおり。 http://nofrills.seesaa.net/article/123355601.html そのU2が、今週末(24, 25, 27日:日曜日はお休み)に「里帰り」し、ダブリンのクローク・パークでライヴが行なわれる。金曜日の公演のレビューは、BBCに上がっているのを..
posted by nofrills at 19:35

2009年07月12日

緑色のSunday Bloody Sunday

イランの選挙から、暦上で1ヶ月が経過した。 すべてが消化不良でアウトプットもままならず、しかも非常に不快な蒸し暑さ、消化不良に拍車がかかってただのタレナガシしかできないので、余計に生煮えの状態で、見出していいのかよくないのかよくわからない「意味」をそこに見出しつつ、観客席から撮影されたステージを見る。 U2 - Sunday Bloody Sunday (live 02JUL09 @ Camp Nou, Barcelona) U2が、6月末からスタートし..
posted by nofrills at 19:00

2009年07月07日

The trenches dug within our hearts.

nhk07july2.png nhk07july.png ※以上、2009年7月7日朝のNHKニュースのクリップより(画像クリックでNHKニュースのサイトに飛びます)。この女性の発言からは、このスローガンを連想せざるをえない。このスローガンを別の言い方に「翻訳」すれば、 "peace before justice" になる(peace before justiceについては、2000年代前半の北アイルランドを参照。幾度語られたことか)。 以下、断章。
The trenches dug within our..
posted by nofrills at 21:31

2009年04月13日

「ただの数字ではなく」――「ヒルズバラの悲劇」から20年

1989年4月15日、FAカップ準決勝(リヴァプールFC対ノッティンガム・フォレスト)の試合会場となったヒルズバラ・スタジアム(シェフィールド・ウェンズデーのホーム)で、観戦に訪れたリヴァプールFCのサポーター96人が圧死した。「ヒルズバラの悲劇」、英語でいう "Hillsborough Disaster" である。(Hillsboroughは「ヒルズボロ」と表記することもある。) http://en.wikipedia.org/wiki/Hillsborough_disa..
posted by nofrills at 22:00

2009年03月16日

「非主流派リパブリカン dissident republicans」についてのメモ (2) ―― 英国政府の見方(ジョナサン・パウエル)

7日以降、ヘッドラインやアラートに、British soldiers killedとあるとものすごくどきどきするようになった。それまでは、同じ文字列があっても「ヘルマンド(アフガニスタン)がひどいことになっているのでは」と思いこそすれ、正直なところ、読み流してしまっていた。それが7日以降は、まさかまたああなっていくんじゃないだろうなという懼れがどんなに少しであれ、あることはあるから。 さて、少し前の記事だが、10日付のガーディアンのウェブサイトCiFから、ジョナサン・パ..
posted by nofrills at 14:00

2009年02月04日

コナー・クルーズ・オブライエンについてのメモ

12月にまったく関係のないトピックについて書いたときに言及しただけでそのままになっていて、ずっと気になっていた名前を、まさかこんなコンテクストで見ようとは。 はてなブックマークで知った「信天翁の熟睡」さんのエントリ: 2009年2月1日 (日) 村上春樹のエルサレム賞受賞 アーサー・ミラーの場合を見る http://ahoudori.tea-nifty.com/blog/2009/02/post-95a5.html ※私自身は村上春樹は読まない(読めない、と..
posted by nofrills at 14:00

2009年01月31日

Free DerryがFree Gazaになり、あのハンカチがMuseum of Free Derryに

1月30日ということで、ミッチェル特使の件とかああだこうだ考えつつ、いまごろ見つけた。2009年1月5日のインディメディア・アイルランド。 http://www.indymedia.ie/article/90444 freegaza-500.jpg ※普段のこの壁: http://en.wikipedia.org/wiki/File:Derry_mural.jpg コメント欄に、「GNNの人の仕事だよ」という投稿がある。(GNN, やるなぁ。) http://dissident.gnn.tv..
posted by nofrills at 08:00

2009年01月30日

【ガザ攻撃】ゼイトゥンの殺戮について、ハテムさん日記、ジェレミー・ボーエンの取材、Rafahkidさん写真など、たくさん。

※このエントリはものすごく長いので、読むのには時間がかかると思います。 Photos taken in Hai Al-Zaytoun on 25th January *a CC photo uploaded by Rafahkid on flickr 「子供たちの将来を豊かなものにするために」というテーマのパンフレットの表紙になっていてもおかしくないこの写真は、Rafahkidさんがflickrにアップしている写真 (CC Attribution-Share Alike 2.0 ライセンス) を単に正方形にトリミングしてちょっとだけ加工したもの(光の効..
posted by nofrills at 07:00

2009年01月24日

政治的暴力と平和/和平のあいだに 3

追記@24日夜: BBCとガーディアンが、今日のUK国内トップニュースとしてこれを報じています。
今の一曲: And the Voiceless (And So I Watch You from Afar) http://www.youtu..
posted by nofrills at 09:00

2008年12月29日

【ガザ攻撃】記事大杉。でもタイムズとガーディアンから行くよ。

この件についてのエントリは
「2008年12月ガザ攻撃」のタグ
一覧できます。
今の一曲: http://uk.youtube.com/watch?v=hEmrU8UNF64
I've got my propaganda I've got revisionism I've got my violence in hi-def ultra realism All a part of this great nation
さっき、タイムズのブログでミック・スミスさ..
posted by nofrills at 18:24

2008年12月03日

"Put aside any emotion"?

I'm too shocked, upset and outraged at the moment to write anything decent about this, so here goes the usual "a bunch of URLs" (and I may write about this later) post. Sorry about this post being in English only, as I am so upset that I c..
posted by nofrills at 03:36

2008年11月14日

写真で見る「北アイルランド紛争」(2)

2009年5月5日 このエントリの内容は、the Northern Ireland Troubles FAQに移植しました。 この記事に含まれていた写真の解説は、下記URL(目次)からご参照ください。 http://nofrills-nifaq.seesaa.net/article/118498941.html#parttwo 以下、オリジナルの投稿は一部だけアーカイヴ目的で残します。
今年8月に紹介のエントリを書いたthe Belfast Te..
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2008年11月08日

サヴィル・レポート、1年延期

私が2008年02月12日に書いたことから:
1972年1月30日、 20歳でアートスクールの学生だったマーゴ・ハーキンはその場にいた。そして、帰宅して見たテレビで報道されていたことと、自分が自分の目で見たことのあまりの違いにショックを受け、映画制作の道に進むことを決意した――北アイルランド映画祭のために来日しているマーゴ・ハーキン監督は、9日の上映後の質疑応答のときにそう語った。 「デリー・ダイアリー ブラディ・サンデーのその後」 Bloody Sunday - A..
posted by nofrills at 21:52

2008年08月12日

写真で見る「北アイルランド紛争」

2009年5月5日 このエントリの内容は、the Northern Ireland Troubles FAQに移植しました。 この記事に含まれていた写真の解説は、下記URL(目次)からご参照ください。 http://nofrills-nifaq.seesaa.net/article/118498941.html#partone 以下、オリジナルの投稿は一部だけアーカイヴ目的で残します。
「北アイルランド紛争」というと「IRAの爆弾」ばかりが語られ..
posted by nofrills at 23:50

2008年07月31日

オマー、「1998年8月15日から10年」を前に。

28日、BBC NIで、オマーの「犠牲者追悼のための碑」(というよりパブリック・アートに近い)が立てられた、というニュースがあった。 Memorial garden obelisk installed http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7527906.stm ガラスを何十にも重ねてハートを彫り込んだ碑が「あの現場」に立てられる様子を撮影した映像が、上記BBC記事に埋め込まれている。この碑には、..
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2008年07月15日

7月11〜15日版、今日のブックマークから

bookmark-icon11日から14日のブクマのまとめ。あとで15日分もここに入れます。 なお、David Davis補選についてはエントリの一番下にまとめました。 ■11日: http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20080711 【北アイルランド、イラク、和平プロセス、紛争解決/転換】 NI politicians attempt Iraq mission BBC - Today 5 July 2008 ブクマ忘れ。マーティン・マクギネスのイン..
posted by nofrills at 23:59

2008年07月10日

7月10日版、今日のブックマークから

bookmark-iconhttp://b.hatena.ne.jp/nofrills/20080710 のまとめ: 【ロンドン、ヒースロー空港、だめだこりゃ】 Air travel: Terminal 5 still losing 900 bags every day | Business | The Guardian 「もしもこんな空港があったら」シリーズ最新作。Trade union officials said T5's baggage handling system still n..
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2008年07月08日

7月7日&8日版、今日のブックマークから

bookmark-icon2日分まとめて。 ■7月7日分:http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20080707 【パキスタン、レッド・モスク】 Thousands gather on anniversary of Red Mosque siege - International Herald Tribune レッド・モスク包囲攻撃から1年。More than 3,000 people, including about two dozen veiled wome..
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2008年07月08日

赤道ギニアのクーデター計画事件の傭兵隊長は、Bloody Sundayの映画に出ていた

今日は「やっぱりお茶よねぇ」っつってお茶飲んでたんだけど、飲んだお茶全部ふいた。 Coup plotter's Bloody Sunday role Page last updated at 06:18 GMT, Tuesday, 8 July 2008 07:18 UK http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7494281.stm ポール・グリーングラス監督(『ボーン・スプレマシー』など)の..
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2008年07月04日

70年代に誰からも無視された殺人の真相が、the Historical Enquiries Teamによって掘り起こされる

先月分のブックマークの整理をしていて、これはやっとかないとと思ったので。 'Collusion' in teenager's murder Page last updated at 11:11 GMT, Wednesday, 18 June 2008 12:11 UK http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/foyle_and_west/7460768.stm 1973年8月9日、アントリム州で..
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2008年06月30日

ブラディ・サンデー事件の残した傷の深さ

Nobody's Heroes by Stiff Little FingersTake a look around you all is dead A good look around makes me see red What have they done to us Taken all the fun from us We might as well stay all day in bed ―― Stiff Little Fingers, "Bloody Sunday"
デリー出身のカレン・マギガンさんは、この夏、アルスター大学で..
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2008年06月24日

finetuneの "NI Related" に入ってる曲を再生順にちょっとだけ説明するプロジェクト (1)

finetune.comで作っている「NI Related」のプレイリストに入ってる曲を紹介してみよう@第一弾(思いついたときにやるだけ): http://www.finetune.com/playlist/1843359 自分で再生ボタンを押して、再生された順番で、「なぜこれがNI Relatedなのか」を中心に、簡単に説明することにする。現状100曲以上入っているのだけど、ちょっとずつね。「NI」でまとめているだけで、音楽的には統一性はないです。 ……だが、..
posted by nofrills at 09:30

2008年03月22日

ジョナサン・パウエルの真相暴露週間まとめエントリ

※このエントリは「22日」の日付にしてありますが、18日から継続的に更新するものです。25日に記事更新を完了しました。 「北アイルランド和平」において中心的役割を果たしたブレアの側近、ジョナサン・パウエルが、グッドフライデー合意10周年を前に「北アイルランド和平」を総括し解説する内容の本を出すとのことで、3月17日からガーディアンで連載企画が行なわれている。 http://nofrills.seesaa.net/article/89880794.html その内..
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2008年03月20日

Bloody Sunday事件をハイジャックしたIRA

ジョナサン・パウエル本の大宣伝週間@ガーディアンの19日付記事を見て、頭から血が引くほどの苛立ち。ひとつはメディアに対して。もうひとつはシン・フェインに対して、というかIRAに対して。 McGuinness: there was no need for Bloody Sunday inquiry http://www.guardian.co.uk/politics/2008/mar/19/northernireland.northernireland3 まず記事..
posted by nofrills at 19:09