「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2009年08月14日

【訃報】レス・ポール、大往生

94歳、「大往生」と言っていいだろう。巨星の大往生だ。日付が13日から14日になってさほど時間が経っていない時間帯に、Twitterで購読しているニュース系のRSSフィードで知らされた。

Rock guitar pioneer Les Paul dies
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8200385.stm

Guitar inventor Les Paul dies aged 94
http://www.nme.com/news/variousartists/46675

Les Paul : レス・ポール、永眠 / BARKS ニュース
http://www.barks.jp/news/?id=1000051982

私がごくごく普通に1日を過ごすとき、ギブソン・レスポールとフェンダー・ストラトキャスターの音をまったく耳にしないということはありえないし、そもそも現代のロックとかポップとかの音楽の録音技術が元々レス・ポールさんだったりする(オープンリールのテープレコーダーの時代に彼がいろいろと考えた、という程度のことは、ただのリスナーに過ぎない私でも耳にしたことくらいはある)。

ガーディアンのオビチュアリの写真がすばらしくいい。
Obituary | Les Paul
http://www.guardian.co.uk/music/2009/aug/13/obituary-les-paul

※記事クリップ:
http://b.hatena.ne.jp/nofrills/20090814

それと、レス・ポールさんは90歳を超えてもニューヨークのライヴハウスで演奏していたのだけど、そのドキュメンタリー:
http://www.ponycanyon.co.jp/lespaul/

http://www.youtube.com/watch?v=AP7qI5RVtxw


でもやっぱりこれだよね…… It's quite unbelievable. This one is just perfect... Just listen for a minute. The sustain.

【続きを読む】


posted by nofrills at 23:30 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

Danger MouseとCDリリースの新形態。

おもしろいから乗せられてみよう―― 。

少なからず「メジャー」であるフィールドで(つまりRolling Stoneなどのメインストリームの音楽メディアが大きな記事を書くようなフィールドで)「アルバムのリリース」の方法に「革命」が起きたのは、2007年10月の In Rainbows (Radiohead) の「(非常に音の悪い)mp3でDLしてください。お値段はあなたが決めてください。盤はあとでリリースします」と、その直後、11月の The Inevitable Rise and Liberation of NiggyTardust! (Saul Williams, produced by Trent Reznor) での「わりと高音質のmp3やFLACでDLしてください。お値段は5ドル、直接アーティストを支援することができます」だったと思う。

その後、たとえばthe CharlatansがXfmで新作アルバム (mp3) を無料で配布したり、Princeがデイリーメイルの付録で新作アルバムを配布したりといったことが次々と起こり、NINに至っては2008年の Ghosts I-IV では「4枚組の1枚は、mp3, FLAC, WAVで無料DL、残り3枚は5ドルでDL(ただしCreative Commonsの非営利再配布ライセンスなので再配布可能)、盤はあとからリリース。超豪華仕様の限定盤あり」、その数週間後の The Slip では「完全に無料、盤はあとから」、NINのライヴでドラムを叩いていたセッション・ミュージシャンのジョシュ・フリースに至っては、2009年のソロアルバムのリリースで悪乗りしまくって、「7ドルでDLする」、「15ドルでCDを買う」から、「生電話」、「一緒にお食事」、「あなたのバンドにジョシュが期間限定で加入」など常軌を逸したオプションつきの豪華版(冗談半分でも、売れた分については真面目にこなしたとのことで、Twitterで「朝から晩まで電話してます」とか言ってた)ということをやって、さすがに「リリースの形態・方法としては、もうこれを超えるものはないだろう」というか、もう何をやっても新しくはないという状態になっているのではないかと思うようになっていたところに、Danger Mouseが……。

Danger MouseとSparklehorseが組んで制作したアルバム、Dark Night of the Soulがあまりに新しい。新しすぎてお茶ふくのも忘れて唖然とするほどに。

1576875245Dark Night of the Soul
Danger Mouse
Power House Books 2009-06

by G-Tools


この件についての記事はたくさんあるのだけれど、最も明確だったガーディアンで。

Danger Mouse and Sparklehorse unveil new album - a blank CD-R!
Sean Michaels
guardian.co.uk, Monday 18 May 2009 10.33 BST
http://www.guardian.co.uk/music/2009/may/18/danger-mouse-sparklehorse

今回、Danger Mouseは再度Sparklehorseと組んで、ものすごく豪華なゲスト(イギー・ポップとか)を迎え、13曲入りのアルバム、Dark Night of the Soulを制作した。音楽面のゲストが豪華なだけではない。アート担当が映画監督のデイヴィッド・リンチ。

【続きを読む】
タグ:音楽
posted by nofrills at 09:00 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

Jamendoでのプレイリスト (2)

jamendo-banner120.png「Jamendoでのプレイリスト (1)」に続いて、2番目のプレイリスト。自分で聞くために作ったものですが、「Jamendoではどういうのが聞けるのか」的な意味で貼り付けます。全部で35曲で、長さは186:58(3時間強)です。

http://www.jamendo.com/en/playlist/115121
  

プレイヤーの画面内のDownloadをクリックすると別窓が開いて、このプレイリストの頭から100MB分のmp3がDLできます(ジャケ画像などはつきません)。これでDLできない曲をDLしたい場合は、個別の楽曲のページに飛んでからDLしてください。

プレイリストに入っている曲名とアーティスト名はプレイリストのページで一覧できますが、そこでは単にジャケと曲名とアーティスト名が表示されるだけなので、「続きを読む」の下にそれぞれの曲とアーティストについて少しずつ書いておきます。

上記のプレイヤーの画面内の矢印をクリックするとプレイヤーがスタートしますが、3時間以上あるので、jamendo.comでのプレイリストのページからプレイヤーを立ち上げていただいたほうがよいのではないかと思います。あるいは、このブログから聞く場合は、見出しまたは「続きを読む」をクリックして記事全体を表示させた状態でプレイヤーをスタートしていただいたほうがよいと思います。

【続きを読む】
タグ:Jamendo 音楽
posted by nofrills at 08:00 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月07日

Jamendoでのプレイリスト (1)

jamendo-banner120.png自分で聞くために作ったものですが、「Jamendoではどういうのが聞けるのか」的な意味で貼り付けます。音楽の「ジャンル」としては、エレクトロニカ、ダーク・アンビエント、ダブステップ、といったあたりですが、そうでないものも入っています。全部で42曲で、長さは196:42(3時間強)です。

http://www.jamendo.com/en/playlist/85913
  

プレイヤーの画面内のDownloadをクリックすると別窓が開いて、このプレイリストの曲が全部【←修正。自分でやってみたら17曲目までしか入ってなかった。100MBが上限だと思います】DLできます(mp3です。ジャケ画像などはつきません)。ファイルサイズは101MBくらいです。【これでDLできない曲をDLしたい場合は、個別の楽曲のページに飛んでからDLしてください。】

プレイリストに入っている曲名とアーティスト名はプレイリストのページで一覧できますが、そこでは単にジャケと曲名とアーティスト名が表示されるだけなので、「続きを読む」の下にそれぞれの曲とアーティストについて少しずつ書いておきます。

上記のプレイヤーの画面内の矢印をクリックするとプレイヤーがスタートしますが、3時間以上あるので、jamendo.comでのプレイリストのページからプレイヤーを立ち上げていただいたほうがよいのではないかと思います。あるいは、このブログから聞く場合は、見出しまたは「続きを読む」をクリックして記事全体を表示させた状態でプレイヤーをスタートしていただいたほうがよいと思います。

【続きを読む】
タグ:Jamendo 音楽
posted by nofrills at 23:50 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む