「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2016年03月07日

「ネットの双方向性」とはそもそもどのようなものだったか、思い出させてくれる清涼剤

1つ前さらにその1つ前で「インターネットのダークサイド」を見すぎたので清涼剤。

アンダートーンズのベースの人が、自分のレコード/CDをかけまくる音楽番組がおもしろい。
http://matome.naver.jp/odai/2145710956092786601


ここでの著名人(アンダートーンズのベースの人。ラジオ番組のパーソナリティ)のアカウントに対するリプライの数々のようなものが、「インターネットの双方向性」が想定したものであり、その「双方向性」に期待されてきたものだろう。

また、「詳しい人」が「自分の知ってることをシェアする」というのも、ウィキペディアの理念に組み込まれているように、「インターネットの基本」を構成するものだろう。

昨今のネットは、「私が知らないことを読んで調べる」場というより「私が思ったことを口にする」場になってて、「シェアする」というのんびりした理念はあまり感じられなくなってしまっているかもしれない(むしろ「シェアする」という言葉の《意味》が変わってきてるかもしれない)。

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2015年12月30日

突然亡くなったように見えたレミーの最後の日々。あの状態でこの飛ばしっぷりは、すごい。



「今まで死んでなかったことが不思議」などと言われつつ、「ガンで突然の死 (sudden death from cancer)」という、凡人にはよくわからないものを迎えて他界したモーターヘッドのレミーの最後の日々を、『ローリング・ストーン』が記事にしている。

Lemmy's Last Days: How Metal Legend Celebrated 70th, Stared Down Cancer
By Steve Appleford December 29, 2015
http://www.rollingstone.com/music/news/lemmys-last-days-how-metal-legend-celebrated-70th-stared-down-cancer-20151229

大まかには次のような内容だ。

記事の最初のほうは、12月13日にハリウッドのサンセット大通りにある「ウイスキー・ア・ゴー・ゴー」で開催されたレミー70歳の誕生日パーティの様子を細かく伝えている。

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2011年12月28日

津波と楽器と、坂本龍一のオンライン・ストリーム

イラクで、1日で69人の生命を奪った連続爆弾事件で例の組織が犯行声明を出したというニュースがあった。それを読んで思い出したのだが、数年前、英国に難民申請したイラク人(対英軍協力活動従事者)が「もうイラクは安全なので」という理由で申請を却下されるということがあった(それは「炉内の様子はわからないし燃料がどこにあるかもわからないが、事故は収束した」という日本国政府の「宣言」の態度と、非常によく似ている)。「時間が経てば問題は変わる time for war, time for peace」というのは、必ずしも「楽観的」とは言われないであろうような態度だが、「今がtime for warなので、次はtime for peaceになる」と常に前提しておくのは、まちがいなく「楽観的」(それも「バカ」のニュアンスでの)なことだ……ということを、オンライン・ストリームされたあとiTunesでリリースされた坂本龍一の音源を聞きながら、ぼんやりと。

25日から28日の4日間、東京での坂本龍一のコンサートがオンラインでストリームされているる。(坂本教授に関しては、この1年ですっかり「それが当たり前」になってしまった感があるが、実はそれはものすごいことだ。それでも中継は、チケットを買って、実際に会場に足を運んでこそえられる体験……空気の振動に直接肌で触れること……には絶対に及ばないのだが。)

今回のストリーミングは、津波の被害を受けた「子供たちの使う楽器」のためのファンドレイジングの活動として、おこなわれている。サイトから:
http://www.skmtcommmons.com/topics/index.html
●USTREAM、YouTubeでのインターネットライブ中継配信(無料)

2011年韓国公演を皮切りにスタートしたソーシャルメディア上の実験プロジェクト「サカモトソーシャルプロジェクト(#skmts http://skmtsocial.com/20110802/ )」の流れを汲み、基金の活動をより幅広い方々に広げるため、またより多くの方からのご協力を頂くため、コンサートの模様を無料で全世界に向けてインターネット配信することが決定しました。

今回のライブ中継はすべてチャリティーとして行われます。画面上に用意されたオンライン募金ボタンを押していただくことで、「こどもの音楽再生基金」へ寄付していただくことが可能になります。みなさまの温かいご支援を心からお待ちしております。


28日は最終日。午後7時から、YouTubeで中継される。
http://www.youtube.com/user/rskmt09

震災のあと、というか津波のあとの「楽器」の写真は、ずいぶんたくさん見たと思う。

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2011年12月22日

気楽に読めるトレント・レズナーのインタビュー(映画サントラの仕事と私、みたいな)

デイヴィッド・フィンチャーの映画『ドラゴン・タトゥーの女』が封切、っていうことで、オスカー獲得(The Social Networkでのスコア)大先生のインタビューがガーディアンに出ている。トップページで非常に目立ってたときのキャプチャ(見出しクリックで記事に飛びます)。



インタビューは「映画音楽という新しい仕事と私」という感じで、フィンチャーとの共同作業について「職人」トレント・レズナーが率直に語っているという内容。インタビュアーも昔のことをこねくり回したりしておらず、ツッコミどころはそれなりに多いが(マーク・ロマネクはそれの前にも長編映画撮ってるだろとか、たまにはクリント・マンセルの『π』のサントラも思い出してやってくださいとか……って自分が思いつくツッコミが既にコメント欄で指摘されてるのが味わい深い)、興味深く、気楽に読める。TRが言葉が大袈裟になりがちな人だということも描写されてるし。

「気楽に読めるトレント・レズナーのインタビュー」が、こんなにでかでかと……というだけで、既に余裕で椅子から落ちるけど。

『ドラゴン・タトゥー…』のサントラは、既に特設サイトで、サンプラー(6曲)が無料配布されている。
http://www.nullco.com/GDT/

ページの右側の、Download the Free 6-track Sampler のところにメールアドレスを入れてSign Upをクリックするだけ。入力したメアドにはその後も「お知らせ」が来ると思う。

……と見ていたら、エンベッドできるみたいなのでしておく(信者の務め)。
posted by nofrills at 20:10 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

we7がインターネット・ラジオになった。

@heatwave_p2pさんのツイートから、ブログ「Green Sound from Glasgow」さんのエントリを拝見し、we7が完全に「インターネット・ラジオ」になったことを知った。

2011/10/06 新しくなったwe7を日本で楽しもう
http://anno69.blog16.fc2.com/blog-entry-396.html


とりあえず、登録も何もせず、こういう場合に非常にわかりやすい試金石である「アーティスト名:Radiohead」で試してみている。こんな感じ。



BlurのShe's So High(すごいベースだね、ほんと)の次は、Sigur RosのSalkaで、その次はInterpol, Arcade Fire, ……退屈だなあと思ったら1曲早送りすることもできる。

3曲目の終わりに音声で短い広告が入った(今日のはwe7のサービス関連の告知のようなもの)。

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2011年05月01日

And So I Watch You From Afar @ASIWYFA_BAND 新作アルバム全曲ストリーム中

北アイルランド拠点のインスト・バンド、And So I Watch You From Afarのセカンド・アルバム、Gangsが、レーベルのSoundcloudのアカウントで、全曲ストリームされている。前作は音が語りまくる心底感動の一枚だったが、今作は音がハネまくり、踊りまくりのパーティ・アルバム(変拍子、あるけど少な目。それも7じゃなくて5の感じ)。アイリッシュ色は前より濃いと思うけど、この人たちの場合、「アイリッシュ」だけではないので、いちいち曲の展開がすごい。


彼らは前作リリース後、ユーラシア大陸や北米のツアーを経験しているんだけど(ロシア到着の日にモスクワの国際空港で自爆があったが、別の空港を使っていたので影響受けず、など)、その影響か、音が「世界一周旅行」の趣(7曲目のSamara to BelfastのSamaraはロシアの都市名)。何も言わずに聞いてみるといいと思う。

amazon.jpは、CDがなかなかジャケ写入らないみたいですが……:
B004RCIRSOGangs
And So I Watch You From Afar
Pid 2011-05-10

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amazon.jpでもMP3ならジャケ写あり。実は発売日がよくわからないんだけど(4月29日とか5月1日とか5月10日とかいろいろある。29日にベルファストのマンデラホールでレコ発やってる)、amazon.jpでのMP3は5月1日リリースになってて、今日からDLできるようになってる(昨日はまだ「ご購入いただけません」だった)。

で、CDより全然安い。ストリームされている上に、CDは既に注文済で到着を待っているところなのに、MP3を買ってしまいそう。(笑)
Gangs
GangsAnd So I Watch You From Afar

Richter Collective 2011-05-01
売り上げランキング :


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amazon使いたくない人は、Bandcampでも売ってるのでそちらを。
http://asiwyfa.bandcamp.com/album/gangs
※ここ見て気づいたけど、ベルファストのStart Together Studioでレコーディングしてる。前作はロンドンのSouthernのスタジオだった。

CDはレーベル直販などで。
http://www.backstreet-merch.com/bands/rcoll/

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2011年02月28日

I'll Be Your Mirror

27日のI'll Be Your Mirror, ソールドアウトが出ていただけあって新木場Coastはすごい人でした。



全体的に押してて、終演時には11時くらいになってて(予定では10時半終演のはず)、最後まで見るのを泣く泣く諦めて帰途についた人も多かったと思う。

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2010年12月26日

だらだらと、「今回リークされた米外交文書について」書こうとして書けないということを書く。

さっき、今回のウィキリークスによる米外交文書公開について、「あのニュースの背景はこれ」的なことは確認できるという話、ちゃんと書こうと思ってるんだけど…とtweetしたんですが……。実際、これは嘘ではないんですが……先日の「パット・フィヌケン殺害事件のインクワイアリについてのマニンガム・ブラーの発言」についてがガーディアン記事になったダブリン大使館からの公電が、時期的に大変に興味深いもので――つまり、Provisional IRAの活動停止宣言の直前で、いろいろと読める、とかね……。

でも自分でわかってることをいちいち文章化するモチベーションがない、ってのが問題なんです。メモはもうたっぷり、オンラインにつけているわけで、自分の中ではもうそれで終わっている。ああ、あとリアルの世界で私の本棚にあるアダムズの著書でフセン貼ってあるところ。

まあでもそんなこと言ってても、自分の外には伝わっていかないし、自己陶酔的な「俺の話」(あるいは「俺の思い入れの話」)とかいうクソの役にも立たないことをするつもりはないので、何となく目にしたニュースを例に、説明を試みようと思う。

例:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101226/plc1012261639003-n1.htm
「危険情報」扱いに苦慮 朝鮮半島情勢で外務省
2010.12.26 16:37

 北朝鮮による韓国・延坪島砲撃で朝鮮半島有事が現実味を帯びる中、外務省が韓国への渡航について「危険情報」の扱いに頭を悩ませている。……

仮に、こう想像してみてほしい――産経新聞のこの記事の情報源となったのは、2010年12月XX日に、ソウルの大使館から東京の外務省に送られた文書である。そして、2011年XX月XX日についに外務省は「渡航延期勧告」を出すことを検討したが、見送った。

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posted by nofrills at 22:33 | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Gorillazの新作、The Fall全曲ストリーム開始 #lovemusic_cpn

Gorillazのラスト・アルバムになるのではないか、など、しばらく前から(たぶんEMIのキモ入りで)英メディアで話題になっていたGorillazの新作アルバム、The Fallが、バンドのサイトで全曲ストリームされている。

これが、「見せ方」に対するアーティスト・コントロールも含めて、すごくいい。

Gorillazはビジュアルも含めてひとつのバンドなので、ショートカットせずに順路を説明すると:

http://gorillaz.com/
↑ここで画面を下の方にスクロールすると、左向き矢印で「Listen Now」と書かれたポスターがある。これをクリックするとアルバムThe Fallの特設サイトが開く。

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2010年11月26日

【訃報】ピーター・クリストファーソン(ヒプノシスのデザイナー、TG, P TV, Coilなどのミュージシャン)


ジョン・バランスが不慮の事故で亡くなってもう6年か、と思ったのは20日ほど前だ。

そして、今日(25日)に知らされたのだが、Coilのもうひとりで、それ以前にThrobbing Gristle, Psychic TVで活動していて、それ以前にかの「ヒプノシス」のデザイナーで、ピンク・フロイドの「ブタが飛んでるジャケ」(バタシー発電所の)などにクレジットされていて、映像作家としても非常に多くの作品を制作し(例えばRATMのKilling in the Name, Nine Inch NailsのBroken movieなど!!!!! っていうか「ベストヒットUSA」世代には忘れられないビデオの1本であるに違いないYesの Owner of a Lonely Heartも!! )、「スリージー Sleazy」と呼ばれたピーター・クリストファーソンが、タイの自宅で就寝中に亡くなっていたとのこと。55歳。若すぎる。 (T_T)



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タグ:訃報
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2010年11月21日

Altarのライヴ音源ストリーム(明日くらいまで)

Altar (Sunn O))) + Borisのコラボレーション)のライヴ音源が今月初めに米国のラジオWFMUで放送され、期限付きでオンラインで公開されている。公開期限はたぶん明日、月曜日まで(米国時間)。
http://wfmu.org/playlists/shows/37918

この9月にNYCで行なわれたATP (All Tomorrow's Parties) でのライヴ録音で、曲目は "Akuma No Kuma", "Fried Eagle Mind", "Blood Swamp" の3曲。全部聞くと40分くらい。

ストリーミングを聞くには、http://wfmu.org/playlists/shows/37918 で "Altar Live at ATP" とある部分の MP3 または Pop-up のリンクをクリックするだけ。(Pop-upの方はたぶんflashのサイト独自のプレイヤーが立ち上がる。)

http://www-shibuya.jp/schedule/1011/000061.htmlBorisといえば、来年2月27日に東京の新木場で開催されるATPの別イベント、I'll Be Your Mirrorにも出演が決まっているし、来週の日曜日(11月28日)には渋谷のWWWという新しいライヴハウス(右のキャプチャ via kwout)で、Boris / BXI (Boris & Ian Astbury from THE CULT) のライブが行なわれる。


BXI (ビー・エックス・アイ)
BXI (ビー・エックス・アイ)BXI: Boris & IAN ASTBURY (BXI: ボリス&イアン・アストベリー)

Daymare Recordings 2010-08-18
売り上げランキング : 50908


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2010年11月15日

And So I Watch You From Afarが新曲無料配布中(要Twitter or FBアカウント)

北アイルランドのインスト・バンド、And So I Watch You From Afarが、新曲を配り始めた。今回は3拍子が基本の明るい曲。盤のリリースを入手したい方はレーベルのサイトへどうぞ(7インチ・アナログ、限定盤。本体£3、日本までの送料をプラスしても£4.50で、今のレートで600円くらい)。



上記tweetの末尾のURLをクリックすると、Pay with a Tweetというサービスの画面が開くので、そこでTwitterかFacebookにログイン("Sign in with Twitter" のボタンか、"Connect with Facebook" のボタンをクリックするだけ)。あとは出てきた画面(この画面で1行目にあらかじめ入力されているtweetの文面を変更することもできるが、何も手を加えなくてもまったく問題ない)「送信」のボタンをクリックすればDLが開始される。

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2010年11月13日

Amazon MP3の限定盤、日本でも限定盤として購入可能

先日、日本でもサービス開始されたAmazon MP3には、「Amazon MP3限定リリース」がある。英米ではときどき見かけていたのだが、日本のでも確認した。

確認したのは、たまたまチェックしたThievery Corporationのベスト盤(2010年9月21日リリース)。

B0044BOP3OIt Takes A Thief (Amazon MP3 Exclusive Version)
Thievery Corporation
ESL Music, Inc. 2010-09-21

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公式サイトを見るとこのベスト盤は16曲入りだが、Amazon MP3では17曲入りとなっている。
http://www.thieverycorporation.com/discography/it_takes_a_thief

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2010年11月09日

Amazon MP3 ダウンロードが日本でも開始

Amazon.co.jp: MP3 ダウンロードがついに開始された。これまでUSやUKのを指をくわえて見ているしかなかったが、これでようやく!

iTunes以外の選択肢、という点でも大きな意味があるのだが、何よりamazon MP3はDRM freeだ。DRM freeについてはヘルプのページから:
「DRMフリー」とは?
「DRM(デジタル著作権管理:Digital Rights Management)」は、ファイルの実行、コピー、共有、アクセスなどに関する回数を制限するためのソフトウェアです。「DRMフリー」とは、この DRMの制限がないことを意味します。当サイトが販売するMP3ファイルはDRMフリーのため、ご注文後、ファイルのコピー回数に関する制限はありません。


MP3の販売価格は、基本的に、アルバムが1500円、1曲単位のばら売りは150円に設定されているようだが、1200円のアルバムもあるし、100円の曲もある。下記は150円と100円が混在している例。曲の長さで決まっているわけではない。



期間限定で【700円均一!】BLUE NOTE名盤セールもあり、アート・ブレイキーとか、チェット・ベイカーとか、ソニー・クラークとか、ハービー・ハンコックとか、ジョン・コルトレーンとかがある。

Amazon MP3を利用するには、専用のダウンローダーをパソコンにインストールしておく必要がある。とりあえずの動作確認には、無料で提供されている曲が使えると思う。

普通の買い物と同様にショッピングカートに入れて「注文を確定」させると次のように確定のメッセージが表示され、自動でインストーラーが起動……というか、Windowsでは小窓が出て「プログラムで開く」> Amazon MP3 downloaderでOKするとDLされる。(Amazon.co.jpのサイトでも、確定のメッセージの下に、下図のように説明が表示される。)

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2010年10月18日

You Stupid Asshole



2007年ライヴ、音質良好。でも演奏は90年代のスゴミはまったくない。

スタジオ盤はこれ。この7インチ、持ってたけどいずれかの時点で売った。
http://www.youtube.com/watch?v=iLco7b7xJkE
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2010年03月08日

The Undertones@高田馬場AREA (7 March 2010)

The Undertones, AREA, Takadanobaba, Tokyo (7 March 2010)

The Undertonesのライヴに行ってきた(7日、高田馬場AREA)。

まさか日本で見ることができるとは思っていなかった彼らのライヴはあまりにすばらしくて泣けたけれど、ライヴそのものについて特に何か文字にしておきたいことがあるというわけではない。アティテュードだの何だのと肩肘はらずにシンプルなことをシンプルにやるということと、その中にコアとしてある「魂」みたいなのをがっつり見せてもらった、というか。あと、オニール兄弟の「パンク・バンドのギター小僧」っぷりがかっこよすぎた。

2006年のベルファストでのライヴ映像。
the undertones live in belfast 3 dec 2006 "SHES A RUNAROUND" and "MALE MODEL"


4月にアイルランドでライヴがあるとのことで、サンデー・トリビューンにベースのマイケル・ブラッドレーのインタビューが出ている。(ただし詰めが甘いので、2枚ある写真のキャプションが逆である。)
Getting their middle-aged kicks as rock icons
http://www.tribune.ie/arts/article/2010/mar/07/getting-their-middle-aged-kicks-as-rock-icons/

The Undertonesについては、2000年か2001年にBBC Radio 1のDJ、ジョン・ピールが作ったドキュメンタリーがすごい。DVDも出ている。

B000244THEストーリー・オブ・アンダートーンズ [DVD]
BMG JAPAN 2004-07-21

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……と思ったら、このDVDは発売元のBGM Japanが既に消滅しているせいか、amazonでは「お取り扱いできません」となっている。もったいない。マーケットプレイスに出品はされているだろうが、輸入盤(下記)のほうが確実に入手できそうな感じ。字幕なしでデリー訛りはハードル高いのだが(でもベルファストとかコークほど高くはないと思う)。

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2010年02月07日

Massive Attack 新作発売直前のプロモーション



Massive Attackの、「何年ぶり」とかいうのを考えるのもいやになるくらい久しぶりの(前作は2003年)新作アルバム、Heligolandが明日月曜日(8日)に発売日を迎える。

UK盤:
B0035GU9R0Heligoland
Massive Attack
Virgin 2010-02-08

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日本盤:
B0030FKUSYヘリゴランド
EMIミュージックジャパン 2010-02-03

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というわけで、新作発売を控えて、公式サイトを拠点に展開されているプロモーションを、今ごろになってあれこれ見ている。
http://massiveattack.com/

その中に、プロモビデオを見たらTwitterに投稿する、という仕組みになっているサイトがある。
http://www.heligoland-films.massiveattack.com/



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タグ:音楽
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2010年02月02日

Gil Scott-Heronの新作、先行ストリーム



2月8日にGil Scott-Heronの新作がXLから出るんですが、それの先行ストリームが始まってます。
http://gilscottheron.net/album/

「続きを読む」の下にプレイヤーをエンベッドしておきます。エンベッド・プレイヤーはガーディアン記事で知りました。ガーディアンの音楽欄の人たちが一度聞いてほれ込んでしまって、レーベルと話してウィジェットを作ったそうです。

Exclusive album preview: Gil Scott-Heron - I'm New Here
http://www.guardian.co.uk/music/musicblog/2010/feb/02/gil-scott-heron-new-here
The guardian.co.uk/music team have fallen in love with I'm New Here. But we'd like to know what you make of the record, too, which is why we teamed up with XL to bring you this exclusive widget. Feel free to let us know what you think.


I'm New Here
I'm New HereGil Scott-Heron

Xl Recordings 2010-02-09
売り上げランキング : 2437

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Soldier of Love Valleys of Neptune (Dig) Electric Ladyland (Bonus Dvd) (Dig) Are You Experienced (Bonus Dvd) (Dig) Heligoland

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2009年09月17日

兄貴、パネェっす。。。&バックステージ・リクエスト集

元々音楽メディア(確かSounds)で書いていて、今はガーディアンの文化面で音楽ネタを書いているジョン・ハリスが、10月1日に新著を出すっていうことで、そこからの抜粋で構成されたろけんろーるな記事:

Music and madness: the rock'n'roll circus
http://www.guardian.co.uk/music/2009/sep/17/music-and-madness-rock

この記事の最後の方にあるポール・ウェラーの毒舌集がすごい。1983年の「U2ってさぁ、毛が長くてヘアバンドでもしてたら、誰も見ようと思わないでしょ」という発言とか(それはU2であろうが誰であろうが同じ。まあ、長髪にヘアバンドしてるようなバンドを見たいと思う人もいたのが80年代なんだけどね)、2006年の「ジェイムズ・ブラントとデュエットとかするくらいなら自分のクソでも食ってたほうがましですっていう」という発言とか、「ていうかなんでおれが90年代のクラプトンとか言われてんの? おれの音ってあんなに甘いか? そうだっていうんならとっとと引退するし。ていうか自殺するし」という発言とか、「国民を裏切ったサッチャーを処刑せよ」とか……。

ということをTwitterに投げてみたら、英国の音楽友達が「爆笑した」とレスをくれて、イギー・ポップお父さんのバックステージ指示書がすごいよって教えてくれた。ちょっと見てみたらなるほど、これはすごい。お茶ふきつくした。全体を全力でネタにしているので、指示書の体をなしていない。これを指示書として淡々とセッティングをする裏方さんは、すごいプロだと思う。
http://www.thesmokinggun.com/backstagetour/iggypop/iggypop1.html
※3ページ目以降、加速度的にモンティ・パイソン化していく。

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2009年09月09日

Antoine Dufourのギター

何をどうやっても何も出てこない感じになってきたので成分補給。

Spiritual Groove by Tommy Gauthier and Antoine Dufour


Antoine Dufourを知ったのはblip.fmで誰かに教えてもらったことによる(誰かが勝手にかけていたのが自分のタイムラインに現れただけだったかもしれない)。「ロンドンでの30分」という曲だった。

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む