助動詞mayを手元の学習英和(大修館書店の『ジーニアス』第3版)でひくと,
〈人・事が〉(事実上)…かもしれない,(たぶん)…だろう
という語義が与えられており,さらに
【話者が】約5割の確率で起ると考えていることを表す.
※【〜】は転載時に補った。
という注意書きがつけられている。
例文:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/3963907.stm(as of Friday, 29 October, 2004, 04:05 GMT)
The Japanese government has called an emergency session following reports that the body of a Japanese hostage in Iraq may have been found.
記事ではこのあと,「ロシアの報道を受けた中国の報道によると,アジア系の外見をした遺体がティクリートで発見された」と続き,さらに
There were immediate fears it might be 24-year-old Shosei Koda, who was held and threatened with beheading by an Iraqi militant group.
※2つ目の例のmightと1つ目の例のmayとの違いは,「mightとmayにはほとんど違いがない」ことの実例というよりは,「時制の一致」だろう。
この2つの例での「可能性」は,『ジーニアス』にあるような「約5割の確率」であるかどうか。
上記2例では,「そうである」か「そうではない」かがわかっていないが,「そうである」かもしれない,ということを示しているように見受けられる。
……これも結局は「約5割の確率」だが。
「約5割」の「そうではない」を祈る。
posted by nofrills at 16:01
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