検索ログを見ていたら「バリスターの敬称」を探してここにたどり着かれた方がおられたようだ。残念ながら、それについて直接書いたエントリはなく、検索して来られたのにほしい情報は見つからなかったのではないかと思うが、en.wikipediaに日本語話者にはイマイチわかりづらい解説(というか箇条書き)がある。
http://en.wikipedia.org/wiki/Title#Judicial_titles
Barristerは「名前のあとに置いて職業名を表す」ための語(一種の「敬称」)で、普通にバリスター(「法廷弁護士」という日本語が当てられることが多い)の場合(つまりSirでもLordでもなく、QCやPCではない場合など)は、Robert Smith, Barrister(<リンク先のページタイトル参照)で「ロバート・スミス弁護士」ということになる。相手に呼びかける場合や「○○弁護士」として三人称で使う場合には、基本的に「Mr/Miss/Mrs/Ms+名前」でよいはずだ。
例えばbarristerでガーディアンを検索して見つかった裁判に関する記事、Cadbury admits salmonella chargesでは、次のようになっている。
http://business.guardian.co.uk/story/0,,2103997,00.html
The company's barrister, Anthony Scrivener QC, entered the pleas on behalf of the firm during a 10-minute hearing at Birmingham magistrates court following a prosecution brought by Birmingham City Council. ...
Mr Scrivener told the court that although certain facts in the case were still in dispute, Cadbury accepted its responsibility and was pleading guilty to the charges.
また、UKの地方自治体のサイトに、Miss Smith, Barristerという表記も見られる。
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