「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2012年05月08日

「オランド当選は隠された暗号だったんだよ!」、「な、なんだってー」



(いや、ほんとにForeign Policy、何やってんの・・・笑)
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2012年05月07日

フランス大統領選挙結果(付:アイルランド共和国での報道、お笑い方面など)



というわけで、フランスは社会党のオランドさんが大統領になる。社会党の大統領は17年ぶり(前はミッテラン)で、地元の都市Tulleチュール。アーセナルのコシールニーの出身地)の中心部での集会では、人々がフランス社会党(を含めた社会民主主義、中道左派)のシンボルである赤い薔薇を手にしていた。(英労働党も同じく赤い薔薇がシンボルである。)



キャプチャ画面はBBCのLiveのもの。右側がテレビニュース、左側がウェブのニュース(テキストと写真)。テレビの画面内は選挙特番のゲストのUMPの女性政治家と、社会党の支持者の集会の会場(チュールだと思う)。左側の写真が、社会党の支持者の赤い薔薇だ(パリの社会党本部前)。

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2012年05月06日

【選挙マニア悲鳴】BBC Newsが選挙に占拠されとる。

同時多発選挙。
http://www.bbc.co.uk/news/



フランス大統領選結果が出たあとのUPDATE: どーん、さらに倍(感覚的に)。



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2012年05月05日

日本の原発がすべて停止する日。



See also: 日本の原発の「稼動ゼロ」を伝える英語圏の記事
http://matome.naver.jp/odai/2133626311303224501

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2012年05月03日

えらく混乱していたことをひもといた記録

昨日の夜から今日の午前中、私の見ていた範囲で、Twitter上がものすごい大混乱になっていた。

それも「何があったのかがわからない」のではなく、「情報戦」というか、「情報」と「情報」のぶつけ合いで「新たな情報」を引き出すといういわば「取材」が行われる過程がダダ漏れ状態。ふだん、完成品か半完成品の形で情報に接することに慣れている側としては「わけわからん」となり、しかもそれが複数の筋で、多層的に同時に行われていた。さらに、オーソリティの側で「ダメージコントロール(もしくは発言の文言を考える)のための時間稼ぎ」のようなことが行われてもいたのではないかと思う。同時に「翻訳のためのタイムラグ」が発生し、さらにTwitterでは当たり前の「誰かがRTするタイミングによってズレが生じる現象」もあった。

そのへん、書き留めておいた。

中国、陳光誠さんの米メディアでのインタビューの前後の経緯の断片的記録
http://matome.naver.jp/odai/2133601655881219701

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2012年05月02日

日本から、太平洋を渡っていった「もの」

ガーディアンのトップページのキャプチャ。津波で被災した「もの」が北米に漂着しつつあることが、大きく伝えられている。



※キャプチャ画像内のリンクがアクティヴになってますが、津波に持っていかれたものについての記事は:
http://www.guardian.co.uk/world/2012/may/01/tsunami-japan-debris-us-canada
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2012年04月23日

フランス、大統領選挙開票中。

というわけで、フランス大統領選挙の開票が進められている。英ガーディアンのトップページに、開票速報が「動く表示」で掲載されている(もちろん、ガーディアンはフランスのメディアではない。まあここで働いてる人たちは全員フランス語は使えるか、少なくとも見れば読めるだろう)。

あんまりしびれたので1分間、動画でキャプってみた。



途中経過とはいえ、ルペンの「20%」には衝撃を受けざるを得ない。といっても10年前に(もう10年にもなるのか!)「ジャン・マリ・ルペンとジャック・シラクの決選投票」という惨事が引き起こされたことを思えば、と一瞬考えるのだが、あの時だって「20%」にはなってなかった……と確認するとルペンの最終得票率は「16.86%」で、シラクも20%を割っている(19.88%)。

それを思えば今回の「決選投票に進む候補はどちらも25%ほど」な感じの結果は、ある意味「えらくまとも」なものにも見えるが、前回、2007年の選挙で、決選投票に進んだ時は、サルコジは31.18%、ロワイヤルは25.87%だったとのことで、おお、現職の凋落著しい。。。ということより、2007年はジャン・マリ・ルペンは10.44%だったので、今回は「ほぼ倍増」か……いくら国民戦線の党首は、娘に代替わりして「イメージ一新」がなっているのだとしても、えらいこっちゃですがな。

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2012年04月22日

フランス、大統領選挙の投票が始まって、お菓子焼く人が続出か(笑)

"I know very well that a campaign can be very exhausting. How do you feel right now, my dear?" (←リンク先、懐かしいアレです)。というわけで、フランス大統領選、投票開始。






"Le flan est au four." 「お菓子はオーヴンに入れた。繰り返す。お菓子はオーヴンに入れた」!

ははははははは。びーびーしーがにやにやしてるに違いなくってよ!

……と思ったら、フランスのほうが先ににやにやしていたでござる!

お菓子食って可笑しくってね、はははは!

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2012年04月14日

ギニアビサウでクーデター? (そして、フォーサイスどこー?)

BBC Newsのトップページに最近、毎日、「アフリカ」カテゴリのニュースが表示されている。ここ数日はスーダンと南スーダンの間が緊迫というニュースが最も継続的に注目されているが、ふと見たら、ギニアビサウが大変なことになっていた。

Confusion over Guinea-Bissau PM after 'coup'
13 April 2012 Last updated at 19:47 GMT
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-17700886

前回このブログでギニアビサウについてのニュースを見たのは、3年前のことだ。

2009年03月06日 軍の参謀総長暗殺、直後に大統領暗殺、そしてそこにいたのは……
http://nofrills.seesaa.net/article/115214757.html

フレデリック・フォーサイスである。

このエントリについては、少し読み進めたところにデイリー・テレグラフの怪しい見出しがあるので、その辺を特に読んでいただきたい。とにかくこの作家先生、2009年の大統領暗殺のときにこんなことを言ってた。
今書いている新作は、ギニアビサウを舞台にしたもので、プロットには派手な暗殺などは出てこないのだが、今回の経験は作品に取り入れることになるかもしれない、とフォーサイスは述べている。(←テレグラフ記事)


戦争の犬たち (上) (角川文庫)戦争の犬たち (上) (角川文庫)
フレデリック・フォーサイス 篠原 慎

ジャッカルの日 (角川文庫) オデッサ・ファイル (角川文庫) アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫) アヴェンジャー〈下〉 (角川文庫) 戦士たちの挽歌―Forsyth Collection〈1〉 (角川文庫)

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4048930036ビアフラ物語―飢えと血と死の淵から (角川選書 123)
フレデリック・フォーサイス 篠原 慎
角川書店 1982-10

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一方、不覚にもまったく知らなかったのだが、「和平プロセス」売り込み中の北アイルランドがギニアビサウにも関わっていた。担当はイアン・ペイズリー・ジュニアである。

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2012年04月04日

「アルカイダ系サイトが一斉にダウン」との報告について

Seesaaの管理画面に表示されていたので気づいた下記記事、単に情報の量として、あまりに要約しすぎなので、原文を読んだ方がよいと思います。(でも、原文を読むリソースのない人でも、この日本語記事だけを根拠に先に進んじゃったりするのはちょっと危なっかしい。この方面のあれこれを読みなれてる人なら「これは大雑把すぎ」と思うはずですが……。)



日本語記事から:
 米ブランダイス大学(Brandeis University)の研究者アーロン・ゼリン(Aaron Zelin)氏によれば、3月23日の時点でこうしたアルカイダ系主要サイトの「全てが完全にダウン」した。

この、「すべてが完全にダウン」したことについて、ゼリンさんは原因の詮索はしていません。

日本語記事を普通に読んでいると、この後続部分に出てくる「専門家らはサイバー攻撃を受けたことは間違いないとみている」の「専門家ら」に、このゼリンさんが含まれているように読めるのですが、原文参照するとここは:
No one has claimed credit for the blackout, which bore all the signs of a cyber attack, analysts and former US officials said, as the forums usually post messages announcing a temporary interruption if they close the sites themselves.

つまり「匿名」です。あるいはこの後続部分に出てくるCISIのジェイムズ・ルイスがこれらの「専門家ら」に含まれているのかもしれない(そこは英文でも曖昧)。

ゼリンさんはTwitterとブログをやっているので、気になる人はフォローを。


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2012年04月03日

ウガンダ、現在武装勢力より大きな脅威である奇病について

3月、ちょうど日本が「震災から1年」を迎えるころにあった話題。
http://nofrills.seesaa.net/article/256664662.html
http://nofrills.seesaa.net/article/257951709.html

あれで名前を売りまくったアメリカの歌って踊れる3人組は、1人が全裸でそこらを走り回って強制入院措置となったようだが、いずれにせよ「名前を売る」ことには成功し、今日は「Kony 2012の映像、第二弾!」なんつってキャンペーンがあるらしい。Twitterでいくつも(10件くらい?)それが流れてくるのを見た。別な作業をしていたので、そのフィルムは見ていないし、これからも見るつもりはない。

それより、3月の騒動のときに、現地の人が言っていた「奇病」の件(ウガンダでは今は、LRAなんかではなく、この治療法のない奇病のほうが問題だ、ということで)。BBCのアフリカ中央部担当の経験がある人も「あの病気、10年経過してもまだ何も進展していないのか」ということをTwitterで述べていたのだが、今日、それがBBCの記事になっている。

Uganda's nodding disease: 'I've lost hope'
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-17589445

日本語ウィキペディアにも詳しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%B7%E3%81%8D%E7%97%85
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2012年03月27日

今年も "Twitter Fight Club" 開催中

何か騒がしい(ノイズが多い)と思ったら、今年もTwitter Fight Clubが始まっていた。



昨年(第一回)のエントリ:
2011年03月26日 "Twitter Fight Club" がおもしろい。
http://nofrills.seesaa.net/article/192540827.html
"Twitter Fight Club" という企画が行なわれている。The Nation, Foreign Policy, the Slate, the Atlanticといったオンライン・メディアで仕事をしている人たちなど、英語圏(主に北米)の国際情勢・安全保障系重量級ツイッターユーザーを集めてのヴァーチャル「ファイト・クラブ」。

……というわけで、要するに国際情勢系ニュースジャンキーにとって「フォロー推奨」の人たちだ。なお、ここで「戦う」人たちは、(現場を取材して記事を書く)ジャーナリストもいるが、研究・分析・コメンタリーの人も多い(大学院生を含む)。傾向としては共和党色は極めて薄い。人選がアメリカ中心である点はいかんともしがたいのだが(例えばBBC記者などは「出場」していないのだが、これは勤務先の制約など「大人の事情」もあるだろう)、この企画には、そういうところはあまり無理せず、今後も「アメリカン」丸出しでいってほしいと思う。

【続きを読む】
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2012年03月26日

日本で稼動中の原発がほとんどなくなったことについての英語の報道いくつか

ソウルで50カ国以上が参加しての核セキュリティ・サミット(核安保サミット)が始まったことに関連したニュースがBBC Newsのウェブサイトで大きく取り上げられていた26日、日本では稼動中の原発は1基だけとなった。日付が26日になって、新潟の柏崎刈羽原発(東京電力)の6号機が定期検査のため停止、これで世界最大規模の同原発はすべて停止となった。現在稼動しているのは北海道の泊原発のみで、これも5月には定期検査で停止する。

……というニュースを、英語でざーっと見てみたのをクリッピングしてある。

【英語記事まとめ読み】新潟・柏崎刈羽原発(東京電力)の全7基が停止。日本で稼動中の原子炉は1基に
http://matome.naver.jp/odai/2133276354684915201
※「続きを読む」の下に貼り込みますが、環境によってはリンク先に飛んだほうが読みやすいと思います。

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2012年03月25日

東日本大震災の津波にさらわれた船が、カナダ沖で発見された。

東日本大震災で発生した「がれき(デブリ)」は、海流に乗って、いつかは太平洋を横断して北米の西海岸に到達する、と震災発生直後から言われていた。その関連のニュース。これまでで最大のデブリが、カナダ沖に漂着したそうだ。

英語記事を集めておいたので、リンク集としてご活用ください。どれも少しずつ、力点の置かれているポイントが違っています(視点が違うので)。

東日本大震災の津波にさらわれた船が、カナダ沖で発見された。
http://matome.naver.jp/odai/2133261240779658501
※「続きを読む」の後にエンベッドしてあります。

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2012年03月24日

Twitter深夜(日本時間)のガセネタ騒動(「自称・スペイン閣僚」アカウント注意)

1つ前の記事で、Twitterの「パロディ・アカウント」について少し述べた。「パロディ・アカウント」とは、多くの場合風刺を目的とした、ウィットに富んだ「著名人のにせもの」のアカウントだ。「なりすまし」の意図はなく、どちらかというと「なりきり」である。有名なアカウントとしては「えーこくのじょおー」さんなどがある。

さて、こんなアカウントがある。



アカウント名は「モントーロ大臣」、プロフィールは「クリストバル・モントーロ、スペインのアシエンダ・イ・アドミニストラシオーネ・プブリカス大臣。オフィシャルのツイッター・アカウントです」(ただし、スペイン語はほぼわからないのであまり当てにしないでください)。上記キャプチャ画面で "Followed by ..." に表示されているのは、いずれもジャーナリストだ。フォロワー数は3,159。

一国の大臣でフォロワー数が3,000人台というのは少ないように見えるかもしれないが、スペインは昨年12月の選挙で政権交代したばかりだし、このアカウントはツイート数が少ないので、「最近始めたばかりでまだ浸透していない」と考えるのは自然なことだろう。(なお、いかにも「固定客」の多そうな北アイルランド自治政府「首相」格のピーター・ロビンソンは、フォロワー数5,200人台。)

つまり、ここまで見たところで、そこそこフォロワー数もあり、ジャーナリストの人たちがフォローしている政治家の「公式アカウント」だと判断されるだろう。文にして説明すると長いが、実際にはここまででおそらく2秒か、長くて4秒程度での判断だ。

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Twitterの「パロディ・アカウント」というもの

Twitterには「著名人のニセモノ」がたくさんいる。「パロディ・アカウント parody account」、「ファン・アカウント fan account」と呼ばれるものだ。(「ファン・アカウント」は芸能人やスポーツ選手に多い。)日本語圏でも、とっくに他界しているいろいろとアレな旧日本軍の軍人や、日本語話者であるとは考えられない外国の政治家のアカウントがあって、「ネタ」として多くの人たちが楽しんでいると思う。(私もそのひとりです。いつもありがとうございます。>各位)

2009年には既にそういう「紛らわしいもの」がいくつもあったが、その後Twitter社の「ガイドライン」が作られて「本人」と誤認されないようにやりましょう、ということになった。「notをつけるなどし、本人ではないことを示した名前にする」、「プロフィールに『パロディ』であることを明示する」など、「だれがどう見ても偽者」で違法にならないのであれば、基本的に、ユーザーの好きなようにやっていい、ということになっている(「言論の自由」の実践。ここで憲法修正1条のある米国と、それのない国々との違いの問題が出てきて、「国別に規制基準を変える」ということが必要になったのだろう)。ただし、古くから稼動している「パロディ・アカウント」には「偽者」であることがわかりづらいものもあるかもしれない。

「パロディ・アカウント」の多くはウィットに富んでいておもしろい。私も「政治家」(英首相、英財務相など)、「政治指導者」(アイルランド大統領など)、「言論人」(ノーム・チョムスキー教授ならぬノーム・チョムスキ氏など)など何人もフォローしたり、定期的に読んだりしている。昨年12月に英国が欧州サミットで「孤立状態」となったときの「めるける(ドイツ)」と「きゃめろん(英国)」は本当におもしろかったし、「えーこくじょおー」はいつも見事で、We are amused! である。

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2012年03月23日

オランダ、「鳥になった男」が話題(なんですが)

If I were a bird, I could fly. 「もし私が鳥ならば、飛ぶことができるのに」――英文法の「仮定法過去」の項目の定番の例文だ。これを実現した男性がいる。

ハンググライダーや凧などで用いられる布と、ウィンドサーフィンの帆に用いられるカーボン製の支柱で作った「翼」を装着した男性が空に舞い上がり、地上に戻ってくるまでのYouTubeの映像は、大きな話題になっている。
http://youtu.be/GYW5G2kbrKk

Flying like a birdと題されたこのシリーズは、全部で14本あるようだが、これはその最後の14本目、クライマックスだ。投稿者はJarno Smeetsさん、オランダの男性。30代前半だろう。
http://www.youtube.com/user/jarnosmeets80

元々手先が器用で、ものを作ることが得意だった彼は、ある日、母親が見つけた「祖父の残したメモ」からインスピレーションを受ける。それは「空飛ぶ自転車」の設計図のラフだった。「これに現代のテクノロジーを加えれば……」。そんな彼が目をつけたのはスマートフォンと、任天堂のWiiのリモコン――その制作の一部始終は、彼のYouTubeチャンネルにアップされている映像で知ることができる。

Wii本体 (シロ) Wiiリモコンプラス2個、Wiiスポーツリゾート同梱Wii本体 (シロ) Wiiリモコンプラス2個、Wiiスポーツリゾート同梱

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ああ、なんてすばらしい。霊感と試行錯誤、感動のドキュメンタリー。Wiiの遠隔操作の技術を使えば、両腕で実際に翼を動かすことなく、つまり人間としてはありえないほど強靭な筋力を持たずとも、腕が折れてしまう危険を冒さずとも、翼をぱたぱたできる。しかも基本的に「両手は自由」な状態だ。そう、ちょうどリュックサックを背負ったときのように。フリーダムすぎる!

彼の偉業は世界の大メディアに絶賛されている。米国を代表する雑誌、TIMEなどは、まさに手放しで礼賛している。
http://techland.time.com/2012/03/21/man-flaps-android-powered-bird-wings-flies-with-wii-remote/

……えっ。

(必ず、TIMEの記事をご確認ください。)

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2012年03月11日

3.11

今日の午後1時半ごろのBBC Newsのトップページ(英国では午前4時半ごろ):



トップニュースと、サイドバーのところにあるニュースの2件が「日本」関連だ(1件は「みなさまからの写真投稿」)。

日本時間、夜になってからだが、ガーディアン:



アイリッシュ・タイムズ:



※キャプチャはいずれも、画像内見出しクリックで記事に飛びます。

今日、ガーディアン/オブザーヴァーで「1923年の地震」について書いているのは、『Tokyo Year Zero』のデイヴィッド・ピースだ。

4163264205TOKYO YEAR ZERO
デイヴィッド ピース 酒井武志
文藝春秋 2007-10-11

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そのほかのメディアも含め、普段から日本で生活して取材している記者さんたちが、「あれから一年」となる津波被災地をはじめとする「現場」に入っている。

BBCでもガーディアンでも、これまでの1年間、ほんとにたゆまずに取材と執筆と記事掲載が続けられていたが、1年という節目でそれも少し変わるかもしれない。この先、この災害について「日本の外」にどれほど情報が出せるか……。

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2012年03月06日

Doublethink!! War is peace! We are you! お前のものは俺のもの!

寝落ちしてたらこんなのが出てきてたので目が覚めましたよっと。



http://en.wikipedia.org/wiki/Doublethink

1984 (Signet Classics)1984 (Signet Classics)
George Orwell Erich Fromm

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫) Animal Farm (Signet Classics) Brave New World (P.S.) Fahrenheit 451 The Great Gatsby (Wordsworth Classics)

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※たぶんいろいろあんまり、最初のキャプチャとは関係ない。
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最悪のデザイン

ヘッドラインから、「リビアで双方に戦争犯罪があった」というのをクリックしたら、Global Postの記事だった。

このメディアの記事はふだん読まないので、ここがいつもこういうふうになっているのかどうかは、単に知らない。しかし、この記事を見た限り、ここのデザインは最低最悪だ。デザインゆえに記事を読むのをやめてしまったほどだ。

どうなっているか、キャプチャで説明。(以下、画像はクリックで原寸大)

1) 最初に出てくる画面。記事の見出しと冒頭部分。何も悪くない。



これを「ふむふむ」と読み進め、最後まで来たのでスクロール・ダウンする。そうすると……

2) 右下に「この記事をお見逃しなく」というバナーが湧いて出る。



しかもこのバナー、消えない。バナーには「ばってん」のボタンがない。ひょっとしてマウスのポインターが妙なところに置かれているのかと思い、ポインターを移動させてみても消えない。リロードしたらどうかと思いやってみるが、Pd Dnするとやはりこのバナーが出てきて、そしてやはり消えない。そしてこのバナーが、このパソコンの解像度だと、記事の本文にかかっていて記事が読みづらい。

そして何より、ここでプッシュされてくる情報が、心底どうでもいい。ケイト・ミドルトン(ウィリアム王子の妻)のスカートがめくれて……だから何? これ、Don't missっつって、こういう「プッシュ型」で押し付けてくるような話?

この記事を読むのはやめてウィンドウを閉じたし、私は二度とこのサイトでニュースを読もうとは思わないだろう。
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
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