「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2019年04月30日

当ブログがはてなブックマークでどうブクマされているかを追跡しなくなった理由(正確には、追跡できなくなった)

1つ前のエントリ、『2019年4月時点: Amazon Prime Videoで見られる映画にはどんなものがあるか(北アイルランド関連、シリア内戦関連など)』は、おかげさまではてなブックマーク(以下「はてブ」)で25件を超えてブクマしていただいている。Brexitに関連してアイリッシュ・ボーダー(日本のマスコミ様の表現では「国境」)への言及が増え、またグッドフライデー前夜にジャーナリスト殺害というひどいことが起きるなどしていて北アイルランドという場所について初めて関心を持ったという方も大勢おられると思うが、文字数も少なく内容も薄っぺらい報道記事から何かを語っちゃう前に、No Stone Unturnedのような作品を見て、実際にどのようなことが起きていたのかを把握するための一助となれればと思う。(もちろん、和平合意から20年以上経過しているときに「紛争」だけで北アイルランドを見てしまうのもよくないわけで、関心を持った方には、The FallやDerry Girlsなど、オンライン配信で見られる北アイルランド製の娯楽映像作品にも接していただきたい……Derry Girlsは「紛争」が背景として絡んでるけどコメディ。)

はてブでのコメント一覧を非表示にしてある当ブログで、はてブの件数が10件を超えることはまれである。そして、主観的に「いっぱいはてブがついた」と感じられるときは、以前は、妙な言いがかりをつけられること(そして「炎上」させられること)を避けるためにも、blog authorには閲覧できるコメント一覧の画面をキャプチャし、必要に応じてマスクするなどして、当該エントリの末尾に付け加えていた。例えば2016年11月5日のこのエントリや、2017年6月のこのエントリのように。

最近、一定数のブクマがついたエントリについて、この「ブコメ一覧のキャプチャ」がアップされていないことについて、疑問をお持ちの方もおられるかもしれない。よほどめんどくさがっているのだなと思われているかもしれないし、「何か都合の悪いことを隠している」とさえ疑っておられる方さえいらっしゃるかもしれない。

だが、結論から言えば、これは私の意思でやめているのではない。

いつからか、はてブでは「ブコメ一覧のキャプチャ、というか「blog authorによるブコメ一覧の表示」ができなくなったのだ。

以前、「ブコメ一覧のキャプチャ」をアップしていたころは、私がはてなにログインした状態で当ブログの特定のエントリのブクマのページを表示させると、下記画像(2016年11月)のように「nofrillsさんは上記のエントリーにつけられたブックマークの表示を変更することができます」という機能があって、そこで「ブックマーク一覧を非表示」、「特定のブックマークを非表示」の設定ができるようになっていた。当ブログの場合は「ブックマーク一覧を非表示」がデフォなので、設定によって「表示」に切り替えることができるようになっていた。

20161118181351.png


その機能が、現行のはてブでは見当たらない。

htb-30april2019a.jpg


いつからこうなっていたのかは覚えていないが、あるとき、ブコメ一覧を表示させようとしても表示させるリンクが見当たらず、困惑したことは覚えている。そのときは「一時的なものだろう」と思っていたのだが(私はよく訓練されたはてなユーザーなので)、何日か経過してもそのリンクは消えたままだったので、機能が削除されたんだなと思った。その後になってはてブの開発ブログを見てみたら2017-08-21「コメント一覧ページをリニューアルいたしました」とかいうことになっていたので、その一環なのだなと思いはしたが、この開発ブログからリンクされている「ヘルプ」は、閲覧したその時には以前のもののままでそのリニューアルとやらに対応しておらず、私は画面をそっ閉じした(私はよく訓練されたはてなユーザーなので)。今は「ヘルプ」もアップデートされているようだ。つまり「表示を変更」云々の記述がすっぱり消えている。

「ソーシャル・ブックマーク」は、そもそも、自分のブラウザのブックマークの代わりに使うもので、自分の特定のマシンを使っていないときにも読みたいページにアクセスできる、というサービスだった。基本的に私ははてブをそういうものとして使っているし、だから「コメント欄」は「わたしの考えを書くところ」ではなく、「メモ欄」に過ぎない(最初っからはてブがこの欄に「メモ欄」という的確な日本語訳を与えていれば、「コメント」なるものへの過剰反応やその暴走ももっと軽微なものだったのではないかと私はずっと思っている。シニフィアンへの敏感さは大切だよ)。つまり「コメント欄」はメインではない。(結果的に、そこで成した自分の発言にはもちろん責任を伴うけれども。)

そういう「ブコメ」というものに関して、かけることができる時間は、正直、あんまりない。

なので、「ブコメ一覧」についての「表示の変更」の機能が見当たらなくなってからは、単に放置してきた。

けれど、単に放置してあるだけだと「以前はキャプチャで紹介していたのに、なぜやらなくなったのだろう」という疑問を持たれているかもしれないので、ご説明のため、本エントリを作成した。

なお、はてブでは以前は、はてな社以外のブログでも「自分のブログ」として登録しておけば、そのブログのエントリが誰かにブクマされたときにはブクマのページの右上にある「メッセージ(あなたへのお知らせ)」のところに告知が飛んできていた(なお、「あなたへのお知らせ」欄にはこのほか、はてブのコメントに☆がついたときにも告知が飛んでくる。「idコール」が廃止される以前にはそのコールもここに飛んできていた)。

その機能もいつの間にか消えていて、現在自分が管理・運営しているブログの記事が誰かにブクマされたときに「あなたへのお知らせ」欄に通知が飛んできているのは、はてなブログからだけである。当方でいえば、下記キャプチャ画像内で告知されているのはすべて、英語実例集積用のブログのエントリである。これらがブクマされたのと同時期にこのseesaaブログのエントリもブクマされているのだが、その告知のメッセージはない。

htb-30april2019b.jpg


というわけで、現状、当ブログのどのエントリがどのように、誰によってはてブでブクマされているかは、私は知ることができない。その点、お含みおきいただければと思う。




【追記@5月10日】
このエントリが、ブクマ10件を超えているのだが、上記の理由で私には詳細を確認するすべがない。

それと、ブックマークされたときにはてブが自動で「カテゴリ」を判断してくれるという仕様になっているのだが、はてブの解析に任せておくとこの惨状である。このタイトルのどこで「暮らし」だと判断されたのか、皆目見当がつかない。しかも当ブログは、扱っている内容が北アイルランド情勢だの英国政治だのであるにもかかわらず、たいていの場合ははてブでは「テクノロジー」と判断されるのだ。このエントリのこのタイトルほどあからさまに「テクノロジー」全開バリバリ夜露死苦モードで、「テクノロジー」と判定されていないのは、「謎」の一言では言い表せない。ひょっとして誰かがそのように登録したのかもしれないが、はてブでのカテゴリーの変更は誰かが変更したからといってそれがそのまま通るわけではないようなので、ますます謎だ。

bhatenanejpentrynofrillsseesaanetarticlewhy-i-have-lost-track-of-my-own-blog-on-hatena-bookmark.jpg

なお、ブクマしてくださっている方がつけた「タグ」は右側の枠に表示されており、その「タグ」にも「暮らし」要素はゼロであるため、「タグ」によってカテゴリーが決まってくるという仮説も成り立たない。

ところでこの「タグ」に特徴的なものがあるので、そこからおひとり分のブコメは読むことができた。

はてなではブコメをエンベッドする機能という謎機能が実装されているので(そんなものより、自分の管理するブログについたブコメを自分だけ閲覧するための機能を元に戻してくださいよ)、それを利用すると:
当ブログがはてなブックマークでどうブクマされているかを追跡しなくなった理由(正確には、追跡できなくなった): tnfuk [today's news from uk+]

(これ25より伸びそう)

2019/05/03 01:33


25件には達してないんですけどね。(´・_・`)

でも、今のはてブがこういうふうであること(機能がどんどん削られていること)は、当ブログとは関係なく、なるべく多くの方に知っておいていただきたいとは思っています。なんだかんだいって、はてブがネット上日本語圏での情報流通の重要な一部であることは事実なので。

以上、追記。また、ついでに、上記最後から2番目のパラグラフにおいて記述の明確化を行なった。

※この記事は

2019年04月30日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 20:00 | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼