「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2016年10月21日

Twitterの地域別Trendsの精度。正直、わけがわからない。

当方、TwitterではTrendsはUK (United Kingdom) に設定してある。UKが活動時間帯なら、UKでそのときに話題になっているトピックが何なのかがまあまあよくわかると思われるが、活動時間帯でないとき(みんなが寝ている時間帯)はUK以外で話題のものが非常に多く紛れ込んでいるという印象がある。例えば英国で午前4時(夏時間の今は、日本では午前8時)に見てみると、やたらとアメリカ(北米)のプロレスの話題ばかりだったりする(そして個々のツイート主もアメリカの人だったりする)。

そうでなくても精度が低いことは多く、馴染みのない人名がUKのTrendsに入っていると思ったら、ナイジェリアの芸能人が何かをしたというニュースだったり、ナイジェリアのテレビ局の「お題募集」的なハッシュタグ・キャンペーンだったり、ということは頻発している。アフリカからはケニアの話題が入ってきていることもあったが、私が見たことがあるのはナイジェリアのが多かった。

アメリカ(北米)やナイジェリア、ケニアなどは主要な言語が英語だし、時差もそんなにあるわけではないので、Trendsが混戦するのも、まあわからなくもない。単に「おそらく、十分なツイートの数量がないときには、精度が低いのだろう」と思うだけだ。

だが、日本語の場合はどうか。

今日(2016年10月21日)の午後2時台に発生した鳥取県での大きな地震――UKでは時差8時間で午前6時台だったが――でニュース速報などがたいへんに多くツイートされたあと、UKのTrendsにその地震に関連したフレーズがたくさん並んでいた。1時間もしないうちにそれらは消えたが、そもそもなぜ、それらがUKのTrendsに表示されていたのか、謎である。

以下、記録。ちなみにアイルランドではもっとすごいことになっていた。









※なお、何でも「アイルランドの神秘」と片付けるのは、下記の書籍でヴァン・モリソンの歌詞について実際にあった現象のことを知り、最初は「ふーん。まあ、ありがちだよね」と思った程度だったのに、初読から2年ほどの歳月が経つにつれてじわじわとおかしみが増してくるということになってしまい、ついに最近、自分の中で「そーゆーことだったのかー」と納得するために使い出してしまった、ということから発生した、いわば「マイブーム」である。

4121021835アイルランド紀行 - ジョイスからU2まで (中公新書)
栩木 伸明
中央公論新社 2012-09-24

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11月22日追記:
22日の朝6時ごろ、福島県沖を震源とする大きな地震があった。私は東京ですやすやと寝ていたが、普段、普通の地震では目を覚まさないことが多い私でも目が覚めたくらいの地震だった(あとで確認すると震度3だった)。そのときは特に何かが倒れるなどしているわけではなかったのですぐに布団に戻ってまた寝たのだが、ほどなく起床して確認すると、震源は福島県沖、マグニチュードは7.4で、東北の太平洋岸は津波警報が発令されていた。
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20161122055958.html

この地震は、「日本で大地震」として世界に報道された。単に「日本で大地震」だったばかりでなく、またあの「Fukushima」(カタカナで書くと怒られるからローマ字にする)での地震ということで、世界的な注目度は一層高まった。そして、Twitterの画面を見たときにはTrendsにこの地震のことを言うワードが入っていて、その勢いは少し時間が経過しても続いていた。

以下はその点についてのメモ。なお、10月の鳥取の地震のときに書いた本エントリ本文で中心的話題としていた「UKのトレンドに日本からのTweetがカウントされている」という問題は、今回は確認できなかった。それがTwitterでの問題修正があったからなのか(最近、位置情報を無視したようなツイートがUKでトレンドに入るのは見てないので、私はそうだと思う)、単に英語圏(特に英国)でのツイート数が多くて日本語のツイートがトレンドに入るような余地がなかったのかは、ただのユーザーにはわからない。が、へんてこりんな混乱が確認されなかったことは、よいことだと思う。












数時間後、さらにアップデート:

※この記事は

2016年10月21日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 17:00 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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