煽るだけ煽って、火をつけて、爆発させといて…ナイジェル、UKIP党首辞めるってよ #Brexit
http://matome.naver.jp/odai/2146762573154992501
一応、全部ここ↑に書いてある。英国では「ボリス・ジョンソンに続き、ナイジェル・ファラージも」ということで呆れ返っている人々の反応が多い。UKIP支持者の間ではファラージは個人崇拝の対象なので(周知の通り、「UKIP支持者」というより「ファラージ信者」といったほうがよいような人が大勢いる)、ショックで呼吸が止まってる人がいなければよいのだがと思う(冗談ではなく。高齢者多いし、「伝統的」な脂っこい食事で動脈とかやばくなってる人も多いだろうし)。
あと、EUレファレンダムの前に「移民ガー」という煽動が行われていたのだが(日本社会で最も的確にそのニュアンスを伝えるためには「外国人ガー」と訳すべきだろう。実際「外国人」の悪魔化による煽動は、石原都知事がやっていた)、それについて誰でもいつでも簡単に一覧できるように、6月11日(土)以降の英国の新聞1面のフィード(BBC記者)も全部アーカイヴしてある(スポーツ面も入れてある)。
http://chirpstory.com/li/321110
印刷メディアがこのようなムードだったときに、ナイジェル・ファラージはテレビやラジオに頻繁に出演し、人々が「これまであまり聞いてこなかったようなこと」を(あの「いい声」で)発言しまくっていた。対するEU残留派は、首相だの財務相だの元首相だのといった「見飽きた顔」ばかりで、しかも話す内容には何も新鮮味はなかった。「残留派」の面々がテレビに映っただけでトイレに立つ人や、テレビを消してしまう人も、きっと多かったに違いない。
これがポピュリズムの実相か、と、私など、あんぐりと口をあけたままになってしまうが。
※この記事は
2016年07月04日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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