kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年05月24日

ストーンヘンジは永遠に(話題2つ)

先週、ストーンヘンジが不届き者によって意図的に傷つけられるという出来事が発生した。非常に多くの記事が出ているけれど、コンパクトで読みやすい昨日のAFP記事:
Vandals damage Stonehenge
http://afp.google.com/article/ALeqM5i_fwjV5VNb6tXO2ZgRZKlP3RosmQ

夜間に敷地内に侵入した男2人が、とんかちとドライバーで、Heel Stoneを削り取った。ストーンヘンジは24時間体制でがっつり警備されていて、このときも警備員が気付いたので、不届き者はダッシュでフェンスの外に逃げ出し、車で逃走したたそうだが、ヒールストーンからは大きめのコイン大(BBC記事によると10ペンスの大きさ、日本だと500円玉くらい)が削り取られ、2.5インチ(6センチくらい)の傷が残ってしまった。ストーンヘンジを管理するイングリッシュ・ヘリテージでは、削り取って記念品にしたかったのではと話している。

この事件については警察に届けられており、地元ウィルトシャーの警察では「以前にも不審な行動をとる男2人が目撃されていたが、その2人が今回の犯行を行なったのではないか」としている。

鼠小僧のお墓じゃないんだから削るなよ、と思うのだけど、BBCの解説にもあるとおり、19世紀まではストーンヘンジは「削って持ち帰る」ことが公認されていた、というか、禁止されていなかった。今残っているストーンヘンジは、そういう荒波(?)を乗り越えて、何千年もそこに立ち続けているものだ。

で、「ストーンヘンジがなぜ作られたのか、どのように作られたのか」は、英国では「ネッシーの謎」と同様に非常に多くの研究者(アマチュアを含む)の関心の対象となっているのだが、今年、40年ぶりに発掘作業が行われた。

その様子は、ナショナル・ジオグラフィックが特集番組として放送するらしい。(放映日は6月1日。)
http://channel.nationalgeographic.com/episode/stonehenge-decoded-3372/

この特集番組の宣伝に一役買ったのが……「ストーンヘンジ」といえば彼らしかいない。Where the dew drops cry and the cats meow!

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「18"」の悲劇(笑劇):
http://www.youtube.com/watch?v=A3PTVQ6UJ8U

というわけで、「Spinal Tapのナイジェル・タフネル」が、「ストーンヘンジは誰が、どのように、何のために作ったのか」について自論を展開しているのだが、これは、お茶飲みながら見るもんじゃないです。ははは。"BuilDER." が頭ぐるぐるする。
http://channel.nationalgeographic.com/channel/videos/player.html?channel=1804&category=24333&title=05392_00

※このビデオについては、Google News経由、contactmusic.comの記事から知りました。ついでにいうと、nationalgeographic.comのページではビデオが再生されず音だけになっていたので(たぶんflash playerの何かがおかしいのだと思う)、別のところから見ました。

「ナイジェル・タフネル」のインタビューは5本。それぞれ1分45秒くらいの長さで全部見ても10分もかからない。でも内容は濃い。

1本目の Nigel Tufnel's Theories は
"Do you think the builders of Stonehenge played music?"
"BuilDER."
"Builder..."
"Yeah. One man."
"... One man built Stonehenge."
"Yeah."
という調子。インタビュアーも細かいし、まったくもう。(笑)その「たった一人のビルダー」は「ダンカン」さん(「ダンカ」さんとも)だそうです。

2本目の Nigel Tufnel and Stonehenge Origins は、「ナショナル・ジオグラフィックで放映される番組では、現代では最大規模の
発掘調査が行なわれ、単なる『セオリー(仮説)』というよりはもっと実証的ななんとかかんとか」という話がメインで、あとは言葉遊びと、いかにも「ナイジェル・タフネル」らしい会話をお楽しみください(パペットショーって……真顔で言うな。)。

3本目の Nigel Tufnel's Experiments は、音しか聞けてないのだけど、だんだんニューエイジの疑似科学のパロディの感じになってきて、4本目の Nigel Tufnel in the Lab が、破壊力でかすぎ。ニューエイジの疑似科学のパロディ(「音を聞かせると土が変質する。同じように、いろいろあって木が石になったものがストーンヘンジなんだ」説)から、「あれは実はアンプだったんだよ!」に一直線に展開。ぎゃははは。

最後の Nigel Tufnel's Viewing Habits は、「今回の番組をごらんになってもまだ、自説を撤回しないのでしょうか」というインタビュアーのツッコミに「反論」するナイジェル。果ては「頼むからUFOとか言うなよ Please don't say UFO.」で、また話が地すべりを起こしたところでオチ(「UFOはちょっとイングランドは寒いなってことでエジプトに行ったんだよ!」)。

というわけで、ものすごく古典的な「CM」の手法(いちいち固有名を入れる、など)をとりつつ、「ストーンヘンジにはまったく興味はないがスパイナル・タップは好きだ」という人(そんな人はいないと思うけど)が見て楽しめる内容の「にせインタビュー」、しかし、果たしてこれで番組の宣伝になっているのだろうか……。どんな番組なのかはこれを全部見てもほとんどわからない。

個人的には、この企画に「ナイジェル・タフネル」を起用するというアイデアを出した人、そのアイデアを通した人に、スタンディング・オベーションを送りたい。すばらしい。すばらしすぎる。

なお、こんないかしたロック野郎の「ナイジェル・タフネル」ことChristopher Guestは、実際には Christopher Haden-Guest, 5th Baron Haden-Guest, つまり「男爵」であり(1996年にお父さんが亡くなって爵位を継いだ)、1999年の上院法改正で世襲貴族の大半が上院に議席を持つことができなくなるまで上院議員をつとめ、在職中もその後も「確かに世襲はおかしい。上院も議員は選挙で選ぶべき」と主張している。ロッケンロー!
http://en.wikipedia.org/wiki/Christopher_Guest

スパイナル・タップと「ストーンヘンジ」については……映画を見て感銘を受けた大学生が、後にミルウォーキーに開いたライヴハウス(映画に出てきたライヴハウスの名前を取って「シャンク・ホール」と名づけた)に、「18 x 18」のストーンヘンジが実在しているとか。
http://en.wikipedia.org/wiki/Spinal_Tap#Trivia



※この記事は

2008年05月24日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 19:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このエントリの自動挿入広告に、
Ruinsの『ストーンヘンジ』っていうのが、実に味わい深い。
味わい深すぎてむせた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005IGGG/nofrills-22/
Posted by nofrills at 2008年05月24日 23:35
ナショナル・ジオグラフィックの番組の内容はこれかな。ストーンヘンジは500年にわたって墓地として利用されていた、という調査結果。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/7426195.stm
Posted by nofrills at 2008年05月30日 08:29

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼