kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年05月19日

今晩のNHKスペシャルがおもしろそうだ

今晩のNHKスペシャル『沸騰都市』がロンドン特集だ。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080519.html
2008年5月19日(月) 午後10時〜10時49分 総合テレビ
沸騰都市 第2回 ロンドン 世界の首都を奪還せよ

今ロンドンが、「世界の首都」の地位をニューヨークから奪い返しつつある。

数年前まで多国籍企業は、NY証券取引所で上場するのが常だったが、今や多くの企業がロンドンに押し寄せる。外国為替や外国株式の取引量もロンドンがNYを抜き去った。

ロンドン復活の大きな要因は、インド、ロシア、中国、中東など新興国との結びつきを深めたことにある。同時多発テロ以降、規制が厳しくなったアメリカを嫌った企業・資本・人材が、市場開放を売り物にするロンドンに一気に方向を変え流れ込んだのだ。

その象徴がサッカーの世界最高峰、プレミアリーグだ。ロシアやアジアの富豪が名門チームを次々と買収。莫大な資金力を背景に有名な外国人の選手や監督を獲得し、リーグを大いに沸かせている。今や、半数近くのチームが外国人のオーナーとなった。

テムズ川沿いのモスクワといわれる地区に集まる多くのロシア人富豪たち、ロンドンに次々と進出するインド系企業、なだれ込むポーランド人労働者など、ロンドンは多国籍のエネルギーに満ちている。

自前の成長エンジンをあきらめ、新興国のエンジンを使うことで復活をとげたロンドン。グローバリズムを主導しながら、その精神を失いつつあるニューヨークから主役の座を奪い返そうとしている。グローバリズム主役交代のうねりを描く。


「資本の集中」という点から今のロンドンをわかりやすく説明、というのはあまりない。これは期待したいところ。特にロシアと英国の関係というのは、リトビネンコ事件以降、外交面では冷戦の時代に戻ったみたいな感じすらしていてこのブログではそんな話ばかり書いているのだけど、経済面ではそうではない。

ところでロシア資本といえば、先週、ルシアン・フロイドとフランシス・ベーコンの絵画がものすごい高値で売れたというニュースがBBCなどにも出ていたのだが、日曜日のテレグラフをちょっと見たら、二点とも、買い手は「油様(ローマン・アブラモヴィッチ)」だそうだ

でも、番組説明を読むと、この番組にちょっと不安な面もあるんだよな……プレミアリーグについてのくだり。

その象徴がサッカーの世界最高峰、プレミアリーグだ。ロシアやアジアの富豪が名門チームを次々と買収。莫大な資金力を背景に有名な外国人の選手や監督を獲得し、リーグを大いに沸かせている。今や、半数近くのチームが外国人のオーナーとなった。

細かく見ようとするといろいろあるよね、この記述。「外資」ですごいカネかけて獲得した「スター」が、プレミアをぶいぶい言わしてるかっていうと、かなり微妙なところじゃなかろうか。

例えば今期絶好調すぎるマンチェスター・ユナイテッドは監督はずいぶん昔からあのクラブで采配ふるってるスコットランド人(イングランド的には外国人か?)で、オーナーはアメリカ人だ。主力プレイヤーも、多くは「金にものを言わせて買ったスター」っていうわけでもない。演技上手の「クライベイビー」はけっこう高かったはずだけど、それだって「様」をレアルに放出したあとだし。

2位のチェルシーFCは油様で、あそこがすごい金をつぎ込んで獲得した「有名選手」は、シェフチェンコにせよバラックにせよ、イマイチぱっとせず、「リーグを大いに沸かせて」はいないんじゃなかろうか。

3位はガナだが……うむー、確かにスポンサーはエミレーツ航空(UAE)ですけど(その前は日本のビクターだったりSEGAだったり)、監督は、ロシアやインドなどの新興富豪がイングランド・プレミアリーグに絡んでくるようになる前からフランス人だし、カネかけてスターを集めるってスタイルじゃないし(むしろ、安くて若いプレイヤーを、主に英国外からごっそりかき集めるということでおえらいさんには嫌われてる)……だいたい、うちをめぐるロシアン・マネーっていうかウズベキスタン人富豪の魔の手の一件のほとぼりも冷めんうちに、うむー……。

しかも番組ページの資料写真が、これはどう見てもうちのサポさん。orz

futtoutoshi.png

# こういう筋書きでロンドンのチームってんなら青いとこでしょ、うちじゃなくって。きーっ!

とまあ、重箱のスミを見つけたらつつかずにはいられない性分なので、こんなことを書いてますけど、上にも書いたように「資本の集中」という点からロンドンを見るというのは、英メディアではなかなかないので――出稼ぎ労働者とか難民申請者とか移民とかの文脈で「外国人」が語られることはあっても、また富豪については個別の事例や派手なライフスタイルのゴシップで語られることはあっても、「グローバリズム」の当事者としての「ロンドン」ってのはあんまり見えてこないので、NHKスペシャルには期待したいところ。

でもできれば、うちのサポさんたち(番組が言うような「グローバリズム」には、おそらく反対している人たちが多い)の写真は、「グローバルな資本で活性化するプレミアリーグ」みたいな文脈では使わないでほしいけどね。ぐちぐち。

※この記事は

2008年05月19日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 07:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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