「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年05月03日

ロンドン市長選のデータ

ロンドン市長選のデータを、選管(London Elects)で見てみた。
http://www.londonelects.org.uk/
http://results.londonelects.org.uk/Results/

以下、そのまとめ。

まず、London Electsのサイトにある選挙区ごとの地図をもとに、ジョンソンとリヴィングストンのどちらが優勢だったのかを色分けした。青がジョンソン(保守党)、赤がリヴィングストン(労働党)。ついでなので、各選挙区ごとのBNP候補(リチャード・バーンブルック)の得票数をグレイの文字で書き加えてみた。

ロンドン市長選結果図解

西、東、南の外周部の選挙区と、どちらかというとインナーシティの西の2選挙区(West CentralとMerton and Wandsworth)が青なのは別に驚きはしないが、カムデン (Barnet and Camden) が青!!

赤は予想通りというか、Brent and Harrowを除いては、「ここが赤じゃなくなったら私は気絶する」というか、順当というか。

で、BNPについては、テムズの北の東西の端、テムズの南の東の端は「なるほどなあ」というだけなのですが、お茶どころか、さっきさした目薬をふきそうになったのはCity and East!! 5.45パーセントって、なにこの大票田。しかもこの選挙、「ボリスかケンか」の選択の選挙で。

以下、区ごとに詳細。。。の前に投票率など。
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralTechnicalTurnout.aspx

投票率は45.33% (2,456,990) で前回(2004年、36.95%)比+8.38%、有効投票は98.33% (2,415,958)、無効票は1.67% (41,032)、白票は0.53% (13,034) だそうです。

では詳細。いずれも1st preferenceの票数で。

まず、区分についての詳細は:
http://en.wikipedia.org/wiki/London_Assembly_constituencies
ここで、Boroughsのところにある名称をクリックした先のページの基本情報の表(右側の枠)のPoliticsのところで、そのバラのMPが確認できます。MPを見ればだいたい、保守党な地域なのか労働党な地域なのか見当はつきます。

Ealing and Hillingdon
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=6
  ジョンソン:80,368 45.41%
  リヴィングストン:59,920 33.85%
どちらも50パーセントを超えず。

Brent and Harrow
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=3
  ジョンソン: 61,825 39.00%
  リヴィングストン: 65,862 41.55%
どちらも50パーセントを超えず。っていうかかなり僅差。

Barnet and Camden
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=1
  ジョンソン: 81,718 45.29%
  リヴィングストン: 63,912 35.42%
どちらも50パーセントを超えず。しかし大差。バーネット&カムデンがこれか……。たぶん、リヴィングストンの「お前は看守か」発言の影響があるような気がする。(要検証!)

Enfield and Haringey
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=7
  ジョンソン: 60,239 37.19%
  リヴィングストン: 66,683 41.17%
ここもどちらも50パーセントを超えず。地域性(伝統的に労働党の地盤)を考えると「僅差」だと思う。

North East (Islington, Hackney and Walthamforest)
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=12
  ジョンソン: 57,394 28.94%
  リヴィングストン: 96,402 48.60%
ここが僅差だったらどうしよう、という地域(イズリントン、ハックニー、ウォルサムフォレスト)。大差でほっとした。(笑)

City and East (Barking and Dagenham, City, Newham and Tower Hamlets)
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=4
  ジョンソン: 49,666 26.48%
  リヴィングストン: 94,921 50.61%
ここはさすがにリヴィングストンで50パーセント超えてますが、ここ、BNPが…… (^^;)

Havering and Redbridge
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=9
  ジョンソン: 87,302 51.93%
  リヴィングストン: 45,915 27.31%
こっちはジョンソンで50パーセント超え。で、BNPの大票田であることに変化なし。

Greenwich and Lewisham
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=8
  ジョンソン: 51,151 34.22%
  リヴィングストン: 63,043 42.18%
ここは労働党だけで半数行っても何も不思議ではない地域なのだけど。

Lambeth and Southwark
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=10
  ジョンソン: 47,754 28.65%
  リヴィングストン: 80,172 48.10%
半数行かなかったのか! ケン・リヴィングストンの地元(ランベス在住)なのに……。Lib Demに 20,530票 (12.32%)、これはたぶん、今回の選挙でケンが優勢だった区のなかで、Lib Dem最多得票区じゃなかろうか。→確認したらそのとおりだ。

West Central (Hammersmith and Fulham, Kensington and Chelsea, Westminster)
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=14
  ジョンソン: 91,515 54.83%
  リヴィングストン: 47,705 28.58%
ここは、保守党が50パーセント超えなかったら変だというエリア。

Merton and Wandsworth
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=11
  ジョンソン: 77,236 45.39%
  リヴィングストン: 60,636 35.64%
ここは保守党と労働党が拮抗していて、何となくLibDem傾向なエリアなのだけど、パディックもそれほどでもなかった(16,167で9.50%)。

しかしこのあたり(West CentralとかMertonとか)を見てると、BNPが穏当に1,000票台とか2,000票台で安心するなあ。(泣き笑い)

South West (Hounslow, Kingston, Richmond)
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=13
  ジョンソン: 90,061 46.93%
  リヴィングストン: 57,938 30.19%
ここもLibDemなエリアで(Houslowは保守党だけど、ほかはLibDemがMP)、パディックが25,009票、13.03%を取った。にしても、この地域で保守党支持が労働党支持に比べてこれだけ高いのはちょっと意外な気がする。今、あのあたりのインテリな皆さんは労働党に票を投じるのが恥ずかしいのだろうか。そうだとしても無理もないけど。「国民の皆さんに説明しご理解いただく」ってやって、結果総スカンを食らう、という点でどっかの万年与党並みだもん。それならバフーン(を演じているが、ほんとは頭のよい人)のほうがまし。

Croydon and Sutton
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=5
  ジョンソン: 90,061 46.93%
  リヴィングストン: 57,938 30.19%
保守党で50パーセント行かなかったのか。パディックが 20,811票で 11.77%をおさえている。

Bexley and Bromley
http://results.londonelects.org.uk/Results/MayoralResultConstituency.aspx?id=2
  ジョンソン: 122,052 60.08%
  リヴィングストン: 40,670 20.02%
これはすごい(笑)。トリプルスコアで圧勝。

※この記事は

2008年05月03日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 13:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
※すみませんが、情報整理の観点から、ここにいただいたコメントは下記URLに移動しました。
http://nofrills.seesaa.net/article/95454904.html
Posted by 在英のチコ at 2008年05月03日 17:31
>チコさん
どもです。受諾演説については次のポストに書きました。落ち着きのなさといい(例の小説の主人公の議員そのままじゃん!)、髪の毛といい、映像って残酷よね。(笑)リヴィングストンの演説がとてもよかったですね。
http://nofrills.seesaa.net/article/95521001.html

で、私がいろいろと分散してポストしているのがいけないのですが、コメントの内容が前の記事に対するものなので、情報整理の観点から、コメントを移動させていただきます。あしからず。レスは移動先にて!
http://nofrills.seesaa.net/article/95454904.html
Posted by nofrills at 2008年05月03日 19:57

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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