Death of Enniskillen bomb widow
Page last updated at 17:36 GMT, Tuesday, 1 April 2008 18:36 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/7325347.stm
Noreen Hill(ノーリーン・ヒル)さんの夫、Ronnie Hill(ロニー・ヒル)さんは、高校の校長を務めたような人だった。1987年11月8日、彼は地元の戦没者追悼記念式典を見に出かけ、IRAの爆弾で頭に重傷を負い、無意識の状態に陥り、そしてそのまま、13年後の2000年12月に亡くなった。
妻のノーリーンさんは、13年間夫の介護を続け、そして社会から武器を根絶することを呼びかけ続けた。
Slugger O'Toole(posted by Turgon):
Noreen Hill Dies
http://sluggerotoole.com/index.php/weblog/comments/noreen-hill-dies/
As Mrs. Hill said in a previous interview: "I used to have a dream that he was walking about." I firmly believe that her dream in now a reality in heaven.
ノーリーン・ヒルさんは、以前インタビューで「夫が歩いている夢を昔はよく見たものです」と語っていた。今ごろは天国でその夢が現実になっていることだろう。
Sluggerのコメント欄を見ると、何かがあったらしい。コメントがいくつか削除されているとのこと。それが何なのか、私には知る由もない。私が知っているのは、ノーリーン・ヒルという女性が、政治的暴力によって夫を昏睡状態にされ、そしてずっと夫に付き添っていたこと、その女性が、おそらく高齢が原因の病気だろうと思うが、夫の死から7年以上経過した今、他界したということだ。
ボムから10年後の1997年11月8日、シン・フェインのジェリー・アダムズはエニスキレン爆弾事件について「遺憾に思う」旨、BBCに語った。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/25480.stm
「遺憾に思う」あるいは「謝罪する」は、非常に画期的な言葉ではあったはずだが、この記事にあるアダムズの「政治的な言葉」に、私はどうにも釈然としない思いを抱かざるを得ない。こういうふうに "root causes of the conflict" という言葉が使われているのを見て、そしてそれをそのまま受け取ることは、私にはできない。
その記事から、ノーリーン・ヒルさんのインタビューの部分を:
His devoted wife Noreen has looked after him for the past 10 years.
A devout Christian, Mrs Hill says her faith has kept her going and she does not display any bitterness or vengefulness towards those who planted the bomb.
She still hopes he will, one day, wake up. "I dream about it sometimes," she says, "I used to have a dream that he was walking about."
昨年11月、爆弾事件から20年のときに書いたエントリから:
http://nofrills.seesaa.net/article/65542069.html
エニスキレン爆弾事件は未解決である。爆弾製造者、設置者など実行犯、また計画者たちは、誰一人として、起訴されていない。
20周年当日のBBCレポート:
Enniskillen 20 years on (BBC World News, November 08, 2007):
http://youtube.com/watch?v=a4PQxxtB8YQ
宗教が違うけど、合掌。
※この記事は
2008年04月02日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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