kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年02月28日

マークス&スペンサーがレジ袋の有料化を開始(5月から)

マークス&スペンサーが、食品販売部門で、いわゆる「レジ袋」の有料化を開始するそうです。既に試験的に北アイルランドとイングランド南西部の50店舗で有料化されているのが、この5月6日から全店で導入されるとのこと。袋の値段は1枚5ペンス。(換算してみると今日の時点で約「10.627円」だから、日本のスーパーの有料レジ袋の倍額、うむー、こんなところでも「£1=100円」の換算か。)

M&S to charge 5p for carrier bags
Last Updated: Thursday, 28 February 2008, 14:34 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7268283.stm

このBBC記事には、Chief Executive (CEO) のサー・ステュアート・ローズの方針説明やら他の大手スーパーマーケットの現状の説明やら、かなり丁寧に詳しく紹介されています。

で、記事の中に、アイルランド共和国について次のように書かれているパラグラフがあります。
Ireland introduced a tax on plastic bags in 2002, which currently stands at 22 cents - about 17p - and led to a reduction in their use - but, according to the British Retail Consortium, sales of bin liners across the country subsequently rose.

アイルランドでは2002年にレジ袋税を導入した(22セント、約17ペンス)。これによりレジ袋の利用は激減したが、英小売業コンソーシアムによると、その後ゴミ袋の売り上げが伸びているという。


レジ袋がなかったらゴミ袋を買えばよろしくってよ買うしかない、なんて当たり前のことをわざわざ言っているのは、この記事が「環境問題」というか、廃棄物の量の削減の話をしているからなのだろうけれども、全体を通して読むとこのパラグラフだけ浮いているように見えます。(私の読解力の問題かも。)

ともあれ、アイルランド共和国の「レジ袋」事情については、この1月末にIHTにかなり詳しいレポートが出ていました(たぶんNYTと共通の記事)。

By 'bagging it,' Ireland rids itself of a plastic nuisance
By Elisabeth Rosenthal
Published: January 31, 2008
http://www.iht.com/articles/2008/01/31/europe/bags.php

「レジ袋税 (plas tax)」はたいした額ではないけれども、たぶん「わざわざ買わなければならない」ことが影響したのか、生活スタイルががらっと変わってしまい、「レジ袋」というものが日常生活から消えてしまっているのだそうです。「ルームメートがレジ袋を持って帰宅すると、えええーと思う」という人がいたり、スーパーで売っている大きな買い物袋(いわゆる「エコバッグ」)を使っているのだが、それをうっかり忘れて買い物に来た場合は「カートに買ったものを入れて車まで運んで、車にそのまま積み込めばいいのよ」という人がいたり、さすがに5年以上経過しているだけあるなあ、という感じ。

で、この記事の2ページ目には「一方で英国では」という部分があって、それと照らし合わせると上のBBCの唐突なパラグラフの「意味」がわかったり。
Attempts at taxing plastic bags have failed in many places because of opposition from manufacturers and merchants, who felt it would be bad for business. In Britain as well as Los Angeles and San Francisco, proposed taxes failed to gain political approval, although San Francisco passed a ban last year. Countries like Italy have settled for voluntary participation.

(^^;)

アイルランドでもplas tax導入には小売業界から反発があったそうです。(袋自体は中国製で、アイルランド国内に製造業者はいないから、製造業からの反発はなかったとのこと。)しかし環境大臣が強硬姿勢をとって、店が客への「サービス」としてレジ袋を提供することを法律で禁止してしまい(スゴい)、さらには、「ビニール袋がダメなのなら紙袋を使えばいいんじゃない」という道もふさいでしまった(スゴすぎる)――というわけで、アイルランドの「ビニール袋は使わない」というライフスタイルが定着したようです。そして当初は税の導入に反対していた小売業者も、今では熱心な賛成論者になっているとか。
"I spent many months arguing against this tax with the minister, I thought customers wouldn't accept it," said Feargal Quinn, a senator and founder of Ireland's largest chain of supermarkets. "But I have become a big, big enthusiast."

Quinn, nicknamed Ireland's "pope of customer service" for his meticulous attention to detail at his stores, added: "We were using millions of plastic bags a year and they were all being imported and only used once.

"Now we're saving the environment, we're reducing litter and since we're not paying for bags it ultimately save money for us and that reduces the price of food for our customers."


実際、「消費者が望んでいるから」というのがほんとにそうなのかどうか、という点でもちょっと考えさせられる記事です。

とか書きつつ、自分も、完全にレジ袋を使わないようにすることはまだできないのだけれど。そもそもゴミを捨てるためにしか使わないゴミ袋と、スーパーのレジ袋と、どっちが「環境に優しい」のだろうとか考え出すと止まらないし。

※この記事は

2008年02月28日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もう10年近く前かな、ドイツの友達のところに遊びに行ったところ、でっかいリュックを持って買い物に出かけて勿論レジ袋はなし、というのを見て大層びっくりしました。
その後日本の地元のスーパー(というか、神戸は生協が強い)でもレジ袋が有料になり、大きな袋を持参で買い物するのがすっかり普通になった頃に、ロンドンに越しました。
いやー、タイムトリップしたかと思いましたよ。レジ袋の氾濫に ^_^;

まあ、あの袋もいろいろと便利ではあるんですが。
Posted by ぴこりん at 2008年02月29日 01:13
東京に来たロンドナーが、「街路樹にビニール袋がひっかかってない There's no plastic bag in the tree!」とわざわざことばにしていましたが、風に舞っているのは「答え」じゃなくて「レジ袋」だ、というジョークも聞いたことが。>ロンドン

日本でも「レジ袋有料」は進んではいます。私のいるあたりではまだなんですが。あの袋って、なければないで何とかなりそうなものではあるんですが、まわりにふんだんにあると「それがない生活」が想像しづらいんですよね。それが壁なのかも。逆に、それが周りから消えてしまうと「あるのが不自然」になるんだろうなあ。
Posted by nofrills at 2008年02月29日 01:58

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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