kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2008年02月26日

サルコジ、「われわれの料理は世界一」発言

フランス料理は「無形遺産」=ユネスコに登録申請へ−サルコジ大統領
2月23日15時1分配信 時事通信

 【パリ23日時事】世界の美食の代名詞であるフランス料理を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「無形文化遺産」に−。サルコジ仏大統領は23日、パリ農業見本市で、ユネスコに登録申請を行うと宣言した。
 同大統領は見本市会場で演説し、「われわれの料理は世界一だ」と強調した。……
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000076-jij-int


この件に関し、「ブリスタ」さんの25日エントリのコメント欄で加藤さんと楽しくお茶を飲み吹きながら「そのようなことがあれば、もちろんあちらも絡んできますわね」などと優雅に会話をし、おほほほ、それでは失礼しますわ、ってなもんだったのだが、いろいろと、あまりにできすぎているのでもっと詳しいことを調べたくなった。

で、「フランスの話(を英語で読む)ならIHTだろう」ということでIHTに行ったら、APの記事がある。
http://www.iht.com/articles/ap/2008/02/23/europe/EU-GEN-France-Cuisine-UNESCO.php

ここに、時事通信記事にある「われわれの料理は世界一だ」発言の詳細が英文で表示されているのを見て(記事全体は、時事通信のよりはるかに論点が明確なのだが。つまり「農業国フランス」という点)、あまりのばかばかしさに私はお茶を(略
"We have the best gastronomy in the world - at least in our point of view," Sarkozy said in an inaugural day kickoff of an annual agricultural fair in Paris.

"We want it to be recognized among world heritage."


しかもソースは脳内か!(←太字部分参照)まさか!

なお、サルコさんは個人的に英語は不得意であらせられるし、英語を使うなどというフランス人らしくない行為を率先してとられるはずもなく、発言の場がパリ農業見本市とのことで、元の発言はもちろんフランス語である。

というわけで、Google News Franceに行ったのだが、さて、何を手がかりに記事を探そうか。Sarkozyではヒットする記事が多すぎるだろうし、UNESCOがそのままで通るかどうかわからない(多分大丈夫なのだけど、語順が違っているのが頭文字略語になっている場合も珍しくないから)。という目でIHT掲載のAP記事を見ると、ははぁん、gastronomy があるじゃん。これをおフランス式の gastronomie という綴りに直して、Sarkozyというワードと一緒に検索したら、voila!
http://news.google.co.uk/news?ned=fr&hl=fr&ned=fr&q=gastronomie+sarkozy&btnG=Rechercher

……この中から探すのか……orz

we have → nous avons だから、それも加えて……voila!
http://news.google.co.uk/news?ned=fr&hl=fr&ned=fr&q=gastronomie+sarkozy+%22nous+avons%22&btnG=Rechercher

何となくリベラシオンで。
http://voyages.liberation.fr/actualite/la-gastronomie-francaise-au-quot-patrimoine-mondial-de-l-039-humanite-quot
Samedi au Salon de l'agriculture, entre deux bordées d'injures, Nicolas Sarkozy a annoncé que la France allait demander à l'Unesco que la gastronomie française soit reconnue « patrimoine immatériel de l'Humanité ».
« C'est un élément essentiel de notre patrimoine. C'est pourquoi je souhaite que la France soit le premier pays à déposer dès 2009 une candidature pour permettre la reconnaissance de notre patrimoine gastronomique au patrimoine mondial », a déclaré le président de la République avant de s'exclamer: "Nous avons la meilleure gastronomie du monde".

「ソースは脳内」(超訳)って記述がないなぁ。。。

お、APのフランス語ニュースを使った記事があるじゃん。
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualites/culture/20080223.OBS1934/sarkozy_veut_voir_la_gastronomie_francaise_inscrite_au_.html
"Nous avons la meilleure gastronomie du monde, enfin de notre point de vue. Nous voulons que ce soit reconnu au patrimoine mondial", a-t-il ajouté.

"L'agriculture et les métiers qui la façonnent chaque jour sont à l'origine de la diversité gastronomique de notre pays", a-t-il souligné. (avec AP)

うは、enfinか。。。これが "at least" かぁ。(オンラインの仏英辞典を参照すると、"at last, finally, ultimately" などとあるが、確かに、英語ではこういう場面でfinallyとか言わない。)

で、UNESCOはフランス語でもUNESCO(冠詞をつけるとl'UNESCO)だということはわかりました。(←どんだけバカなんだ、自分。)

ともあれ、「何でも茹でてマッシュして塩かけて食う」英国式料理のあの味はミルキィはママの味的な意味でブリティッシュネスであり、かの地のナショナル・プライドである、という演説をブラウンが行なう、という妄想が現実になったら、そのとき現実はモンティ・パイソンを超えるだろう、と予言しておきます。(意味不明)

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追記。

Here's one old joke. (WARNING: This is supposed to be an insult, not a statement of facts.)
In Heaven the French are the cooks. In Hell, the British are the cooks.
http://www.insultfinder.com/showinsults.php?cat=11&subcat=ABC619024R&dirty=N
タグ:フランス

※この記事は

2008年02月26日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 19:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うはあ、at least in our point of view! って、すごい留保条件ですね(^^;
時事通信もそこはちゃんと書いて欲しいですw

しかしサルコジ図々しい。対フランスで火を噴くブラウン砲に期待します(弱そう……)。
Posted by britishstudies at 2008年02月26日 23:35
フランス語だと、enfin de notre point de vue らしいんですけどね。いずれにせよ、「フランスの農産物は最高。みんながんばってね、僕もがんばります」という国内向けの発言でしかないと思うのですが、政権基盤を固めておきたいだけなのなら、「国際社会」を巻き込むのはやめてほしいものです。(まったく、GWBの劣化コピーみたいだなあと個人的には。)

> 対フランスで火を噴くブラウン砲に期待します(弱そう……)。

インマイヘッドでイマジンしてみましたが、やっぱり弱そうです。ブレアのうざったいほどの「労働党だけどほんとは上流階級でディプロマシーは身につけているの、ボクってば」という自己主張がブラウンにはないので。前任がブレアではなくメイジャーだったらブラウンも少しは強そうに思えたのかもしれません。

というかそもそも「英国の料理」が根本的に(以下略 (自炊すれば安くておいしいんですけどね。)
Posted by nofrills at 2008年02月27日 19:06

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼