kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年11月22日

Euro 2008予選結果がアレなので、やけになって英語の勉強でもしませんか。

んぐー、何だこりゃ、「最後の最後で」という、イングランドにおなじみの例のアレか? 英国からはどこも本戦に出ないじゃん。イングランドもスコットランド(<最後の試合は残念すぎ)もウェールズも北アイルランドも。アイルランド共和国もグループ3位で敗退だし。

何となく「勝つだろうな」と思ってたのに。

England 2-3 Croatia
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7103110.stm

元主将様はケガから復帰してメンバーに入っていたし、17日(だっけ?)のイスラエル対ロシアで、イスラエルが最後の最後に得点してロシアを下すという「ミラクル」が起きていたので(ミリバンドも思わずイスラエル政府の人にお礼を言ったとか。中東和平がまた重要な局面にあるときに、外務大臣が)、イングランドはホームのウェンブリーでクロアチアを下すか引き分けるかすればグループ2位で本戦に出場できる、ということになって、「いやぁこれはほんとに『なんだかわからんが奇跡を呼ぶ男、ベッカム様様(さまさま)』になるかも」とちょっと思ったのだが、残念ながら、そういうことにはならなかった。「ミラクル」はほんとの最後の1つ前で起きたが、それだけだった。

やけ酒、やけ寝、やけ出勤、やけ食い、やけ紅葉狩りなどいろいろな選択肢があろうが(これを「選択肢」と言ってよいのだろうか)、「やけ読み&やけ勉強」に、BBCの解説者、フィル・マクナルティの「こらマクラーレン、のんびり傘なんかさしてんじゃねーよ」的な文を。

McClaren must go after shambles
Euro 2008 England
by Phil McNulty - BBC Sport 21 November 2007
http://www.bbc.co.uk/dna/606/A29372556

以下、やや英文解釈っぽい解説つき。

ピッチ・コンディションが悪くなるほどの雨の中(スライディングしたプレイヤーがそのままずーっと滑っていってしまうくらいの水溜り)、本戦出場は安泰のクロアチアの監督はスーツがびしょ濡れになるのも構わずベンチから指示をしていたというのに、イングランドの監督は傘をさしていた、という点へのツッコミから、記事は始まっている。「傘は雨から守ってくれただろうが、FAからクビにされることから守ってくれるものは何もない」。激しい監督批判の文章だ。

ここまで批判しなくても、というくらいに激しいのだが、それには理由がある。マクラレン監督は、先週金曜日の親善試合(対オーストリア)でキーパーに起用した若い選手を、その前に大きなミスをおかしたレギュラーのキーパーに代わって起用したのだが、クロアチア戦はその判断が責められて当然という結果になった――「1点が悔やまれる」という試合結果だ。

さらには、ベッカムが復帰してきているのに先発からは外し、ハーグリーヴズも先発から外し、という状態なのだから(おフランスの占星術師監督をしのぐ謎の采配だと思う)、ここまで激しい批判が出てもしょうがない。

マクナルティの批判が向かうのは監督だけではない。昨年のワールドカップ後に、ポルトガルのスコラーリへの監督就任の働きかけが失敗してドタバタしているときに、「補欠として考えていたような人材を監督として就任させた (appointed a second-choice coach)」FAにも厳しい批判がなされている。

文章全体の結論はこれ:
It was an awful night for McClaren, England and the FA. England's fans vented their fury in the rain and rightly so.


やけ勉強、ポイント・ピックアップ(←参考書にありそうな見出しであえて和製英語で):
There will be plenty of others - including the Football Association - who will and anyone with an ounce of sense will reach the same conclusion.

「ほんの少しでもまともな感覚がある人なら、同じ結論にたどりつくだろう」という文で、注目点は「ほんの少しでも」を「1オンス(重さの単位。約30グラム)でも」と表している点。

それと、助動詞がwouldではなくwillである点(つまり、仮定法ではない)。日本語の話し言葉調で表すとすれば、「まともな感覚なら誰でもそういう結論になるよ」(not「まともな感覚なら誰でもそういう結論になるだろうね」)。

McClaren must be shown out of Soho Square's door by the same FA hierarchy that was foolish enough to appoint him in blind panic after a move for Big Phil Scolari was botched.

これはライティングのお手本にできそうな文だ。「マクラレンはFAによって追い出されるべきだ」という主張と、「そのFAはスコラーリ監獄就任の線が消えたあとにパニック状態になってマクラレンを監督にするほどアホだった」という主張&事実のつなぎ方。the same ... that 〜 が非常に効果的である。

このthe same ... that 〜 は、例えば、《大臣は「死刑執行はベルトコンベア式でいいんではないか」という発言をして、さらに「友人の友人がアルカイダ」とも発言をしたことに示されるとおり、ことばの重さというものを知らない政治家である》、と書きたいときなどに応用可能だし、《「最後のひとりまで探し出す」と決意を示していた大臣が、「最後のひとりまでというのは実はキャッチコピー的なもので、そのくらいの気合でやるということだ」とトーンダウンした》、というような場合にも応用可能。

っていうか私がこういう the same ... that 〜 を「生きた用例」として見た最初の例が、中東での「英国の二枚舌」を説明した文だったのだけれども。:-B(←ラテン文字による「二枚舌」の顔文字。)(←うそです。)

The FA board meets early on Thursday morning. Its biggest decision should be its easiest - to dismiss the England coach.

これも効果的な修辞で、「最も〜なものは最も…である」という表現。日本の学習課程においては、中学2年で可能。

The FA appointed a second-choice coach and got a second-rate campaign. They must also take their share of the blame for a shameful failure to navigate out of a group that was hardly a major test.

これは激烈だ。second-choiceとsecond-rateの重ね方、a group that was hardly a major test(勝ち抜けるのが困難とは言いがたいグループ)を勝ち抜けることができなかったという「恥ずべき失敗(a shameful failure)」。そしてその責任は監督だけでなく、FAにもある、と。

McClaren, it should be said, has been unfortunate with injuries but nothing can disguise the fact that he has proved horribly out of his depth.

批判するときに「多少は弁護しておかねばならない点もある」というときに、it should be saidを用いている例。日本語の記事だと「確かに、ケガ人が続出したことはマクラーレンにとって不運であった。しかし……」というようなライティングになるかな。最後のout of his depthはbeyond his abilityの意味で(「能力的にまったく手に負えない」)、自分の身長より深い水にはまって溺れてしまう、というイメージで。

He took big decisions against Croatia and they all back-fired.

back-fireは、backfireと1語で表記されることもあるけれど、ここはBBCなのでハイフンで分綴。自動詞で「裏目に出る」という意味。「クロアチア戦ではマクラレン監督は思い切った判断をしたが、それらはすべて裏目に出た」という意味。

記事はこのあと、キーパーの件、ベッカムの代わりにショーン・ライト=フィリップスという選択の件、ハーグリーヴズの代わりにガレス・バリーという選択の件を列挙している。

それらについて、下記のようにahead ofが用いられている。be picked ahead of ..., get the nod ahead of ..., be chosen ahead of ... と3通りの表現だ。
Scott Carson was picked ahead of keeper Paul Robinson and made an horrendous error for Croatia's first goal.

Shaun Wright-Phillips got the nod ahead of David Beckham, and yet a former England captain way past his best proved he can still deliver a better cross than the infuriating Chelsea winger.

Gareth Barry was chosen ahead of Owen Hargreaves - and was hooked at half-time with England staring into the abyss.

で、ロビンソンの代わりに起用されたカーソンはhorrandous error、ベッカムの代わりに先発したSWPはinfuriating (<fury「激怒」の系統の語)と悪い評価が並ぶ(ハーグリーヴズの位置で先発したバリーについては評価の語はない)。この修辞法(3つのものを並べ、それぞれに同義の別表現をあてる)は、同義の表現を知っていれば知っているほど幅が広がる、という、英語を母語としない者にとっては底なし沼のような修辞法。いろんな文に接していろんな同義表現を多く覚えていくしかない。

Peter Crouch was England's best player as McClaren's lone striker, but you could sense Croatia's relish as the coach's pre-historic tactics played right into their hands.

これも激烈。クラウチをワントップにするマクラレンの戦術は「前時代的」であり、クロアチアは好きなようにやれた、と。play into their handsは「相手の思う壺だ」という意味の慣用表現で、このintoは「飛んで火に入る夏の虫」っていう感じ。

And all this with McClaren standing under his brolly, protecting his style while his team lacked substance.

受験英語/高校英語でおなじみ、「with+何か+現在分詞」! この「文」は実は「文」ではなく「フレーズ」で、何と言うか、非常に「熱い」感じのする記述だ。「チームはまったく機能していないというのに、肝心のマクラーレンはというと、服が濡れないように傘をさして立っていたわけだ」という意味。

In sharp contrast, Croatia counterpart Slaven Bilic did not mind getting his suit wet while his players got their hands dirty.

in contrastは「それとは対照的に」だが、強調するにはsharpを用いる。で、こういうときに不定冠詞のaが不要である理由(in a sharp contrastとしない理由)とか考え始めると底なし沼にはまるので、そういうのは華麗にスルーということで。(<はまったことのある経験から言う。)

McClaren's credibility was shot to pieces on and off the pitch, and once television cameras start focussing in on men like FA chief executive Brian Barwick, you know the credits are rolling.

be shot to piecesは「粉々に打ち砕かれた」の意味だが、あまり見かけない。こういう表現の「かんどころ」みたいなのを見るにはコーパスを参照するのが手っ取り早いので、BNC (the British National Corpus) を見てみよう。……おや、結果は1例だけだ。しかも明らかにフットボールの文脈(The Millwall goal was shot to pieces.)。1例だけ見てもしょうがないので、wasをトルにして、be動詞の変化にも対応できるようにすると10例出てきた。実際に「銃撃されて(shootされて)粉々になる」というコンテクストのものが多いのと、あとはやはりフットボールのコンテクストか。うむー。

あと、focusという動詞に-ingをつけるときにsを重ねてfocussingとするのは英国式。米国式ではfocusingとする。英国式綴りでは、過去形・過去分詞でもfocussedというようにsが重なる。
http://dictionary.reference.com/search?q=focussing

それを知らない米国の人とかソフトウェアとかに「間違っている」と言われても「おほほ、あなた、これは英国式でしてよ、お茶いかが?」と受け流せる、そんな人に私は(以下略

なお、似たような語にtravelがある。(英国式ではtravelling, travelledとする。)

He cannot survive after being handed the most unlikely of lifelines by Israel's win against Russia - and still failing to accept an open invitation to reach Austria and Switzerland.

ダーシ(英国式なので短いダーシというかハイフン1つと前後アキで代用)が利いている。「イスラエルがロシアを下すというまったく信じられないような形で一縷の望みを与えられたというのに――(それなのに)オーストリアとスイスへの招待状を受け取りそこねてしまって(一縷の望みを活かし損ねて)、彼がこれ以上ながらえることはありえない」という意味。

McClaren has never won the affection of the nation's football fans, and an England performance lacking embarrassingly in imagination, inspiration and drive only confirmed the lurking suspicion that he is not up to this most pressurised of jobs.

上のほうにあったout of his depthが、ここではnot up toで表されている。this most pressurised of jobs「(仕事という仕事の中で)この最もプレッシャーの強い仕事」の表現もメモメモ。

I have defended Steven Gerrard against a flurry of criticism from 606 message board inhabitants in the past.

「606」というのはBBCのフットボール関連の掲示板のこと。「606の住人」という表現をメモメモ。(「2ちゃんのどこそこ板の住人」っていうのと同じ。)

England had no leadership on and off the pitch, while the gloriously gifted Luka Modric made mugs of Gerrard, Frank Lampard and anyone else who came within passing distance of him.

mugは英語(not 米語)で「バカ」の意味 (= fool)で、make mugs of ... で「〜をバカにする、軽くあしらう」ということを表す。Googleさんにきいても60件程度しか返してくれないし、しかもこの少ない検索結果の中には「マグカップに液体を満たす」という意味で用いられているものもあるけれども。

しかしこの文章、スゴいな。むしろこのModricさんが、神から何かをを与えられたミラクルの人、みたい。
http://www.football-island.net/players3/modric.html

AFPさんの日本語の記事:

※写真はデフォー(<たぶん)にチョークスリーパーをかけられる元主将様。(うそ)



あと、こんなのも。

Tuesday's gossip column
Last Updated: Tuesday, 20 November 2007, 08:05 GMT
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/gossip_and_transfers/7103055.stm
Russian billionaire, and owner of Spartak Moscow, Leonid Fedun, has offered Croatia four Mercedes cars if they beat England to help Russia qualify for Euro 2008. (Various)

つまり、スパルタク・モスコーのオーナーでビリオネアのレオニード・フェドゥン(?読み方不明)さんが、クロアチアがイングランドに勝ったら(ロシアの本戦が確定するので)クロアチアにメルセデス・ベンツの車を4台プレゼントする、と申し出たとの話。ロイター配信@ガーディアンとかロシアの英語メディアとかも参照。

ロシアの英語メディアから:
Yury Sevidov, a columnist from the Sovetsky Sport newspaper, says Fedun is not the first to resort to such tactics.

"As far as I know, things like this have taken place in South America, in Brazil and Argentina. Teams are often stimulated by third parties so that they would fight against the leader and take his points. It’s also widespread in Russian football," Sevidov said.

Fedun's offer has surpassed the one made by English fan Fred Don last week. He said he would donate a Mercedes to the Israeli player who scored a winning goal against Russia last week.

The Israeli football association banned the player from claiming the car, whereas officials from the European equivalent say their rules do not expressly forbid such incentives.

UEFA spokesman William Gaillard thinks nothing can stop people from encouraging players to win games.

"This is not something we would investigate. It would only be if anyone tried to influence players or match officials to lose a game or to influence a game in this direction. This would be highly illegal," he said.


# ロシアのお金持ちも、イングランドのお金持ちも、自国の代表の選手になら、メルセデスだろうが何だろうがどんだけでもプレゼントしてください。本戦出場を決めたお祝いで。(南米では「敵を下した第三国の代表にお祝いで車」があるかもしれないけれども、逆に「負けたら撃つ」とかいう事件もあるわけですし、そういうのは何の基準にもなりゃしないし。)

で、ロシアでも、まさかイングランドがホームでクロアチアに負けるとは思ってなかったみたい。クロアチアもその前の試合でマケドニアに負けるなど調子はよくなかったし、ということで。

ロシアの様子:
http://sport.independent.co.uk/football/internationals/article3182371.ece
Indeed, it was almost forgotten that Russia still had a chance of qualifying for Euro 2008. In contrast to the endless media coverage before Saturday's game in Israel, both of last night's matches had been written off as foregone conclusions.

But Leonid Fedun, the owner of Spartak Moscow, offered the Croatian goalkeeper, who plays for his side, and the three best outfield players a Mercedes if they pulled off a shock win. But after the defeat in Israel, nobody really expected England to gift the Russians a passage to Austria and Switzerland.

Even the Russia manager, Guus Hiddink, said: "It's now practically impossible for us to take second place in the group."

When the unbelievable happened, there was no dancing in the streets of Moscow. With the temperature at minus six degrees and the match ending close to 1am, only the hardiest fans went to sports bars.

引用した部分の最後が、せめてもの「オチ」になってると思います。(寒い国はお祝いにも物理的制限がある。ナポレオンも寒さで負けたしね。)

※この記事は

2007年11月22日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 19:17 | Comment(5) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早々とアップデート。

McClaren sacked as England coach
Last Updated: Thursday, 22 November 2007, 10:06 GMT
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7100393.stm

FAはスティーヴ・マクラーレン監督を解任。アシスタント・コーチのテリー・ヴェナブルズ(Euro96のときのイングランド代表監督)も解任。

マクラーレンは4年契約だったので、違約金として£2mを受け取ることになる見込み。

後任として名前が挙がっているのは、賭け屋ではJose MourinhoやMartin O'Neillら。Fabio Capelloも「興味あり」と述べている。

FAのBrian Barwickは、国籍には関係なく人選を進める、としている。
Posted by nofrills at 2007年11月22日 20:12
昨日、試合終了するかしないかの段階で、外から怪しげな叫び声と車の音が聞こえて分かりました(BBCのテキスト実況は、前半終了で怖くなって読むのをやめていたので)。
ヒナキさんも書かれていましたが、FAはどうも日本の相撲協会みたいになってるのではないか、という気もします。「歴史と伝統」ばっかり言ってんじゃねーよ、と。
個人的には、各クラブが若手の育成を怠っているということ同様に、UKの若いものが外国に行って経験を積むことも必要なんではないかという気もするのですが。世界一のリーグとか言っている間に、なんだか「井の中の蛙」化しているように見えます。

しかし凄い文章だ>マクナルティさん
Posted by ぴこりん at 2007年11月22日 20:31
>ぴこりんさん
現場から臨場感あふれるご報告をありがとうございます。

> 個人的には、各クラブが若手の育成を怠っているということ同様に、UKの若いものが外国に行って経験を積むことも必要なんではないかという気もするのですが。

これはイングランドの抱える大きな問題だと思います。基本的に、イングランドFAはプレミアリーグをあまりに買いかぶりすぎ。それこそ「投資を呼び込む」とか「ファンベースを広げる」といった目的のためのキャッチコピーを真に受けてるんじゃないのかな、と思うこともあります。(ブレアやミリバンドじゃあるまいし、自分で自分のことばに酔っててどうする。)

UKでは、NIにせよスコットランドにせよ、今回はイングランドよりずっとよくやってました(BBCでテキストで読んでるだけですが。あとウェールズはまったく記事を読んでません。すみません)。スコットランドはイタリア、フランスと同組、NIはスペイン、スウェーデンと同組で、イングランドより条件は悪く、また「ワールドクラス」と呼ばれるリーグでプレイしている人もあんまりいないのだけれど。

> しかし凄い文章だ>マクナルティさん

もっとすごいのが本文に書いたのの次に出ました。

FA must change after McClaren farce
Euro 2008 England
by Phil McNulty - BBC Sport 22 November 2007
http://www.bbc.co.uk/dna/606/A29391744

書き出しの部分:
FA chief executive Brian Barwick stole his lines from Chancellor of the Exchequer Alistair Darling ...

Apologies to the nation. Concerns understood. Never happen again. Everybody hurts.

……ははは (^^;) 今のイングランドで最も非難されている2人でしょうね、これ。

マクナルティさんのこの記事では、どさくさにまぎれてFAがDavid Deinに乗っ取られる可能性についても、遠回しに警告されています。ははは。

それにしてもBBCってマゾですかね。
England's Euro 2008 campaign
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7091027.stm
(写真で振り返る、イングランド予選敗退の軌跡)

See England's Euro 2008 exit in 3D Virtual replays - England v Croatia
See England's Euro 2008 exit in 3D
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/internationals/7043871.stm?goalid=501505
(CGで再現する、イングランド予選敗退の決定的瞬間――クロアチア戦)

Review: N Ireland's qualifying campaign
http://www.bbc.co.uk/mediaselector/check/player/sol/newsid_7100000/newsid_7107000?redirect=7107042.stm&news=1&nbwm=1&bbwm=1&nbram=1&bbram=1
(映像で振り返る、NIの善戦)

※スコットランド、ウェールズはBBC Sportにおいては事実上の独立国扱い。
Posted by nofrills at 2007年11月23日 11:00
スラオさんのEuro予選終了スレ:
http://sluggerotoole.com/index.php/weblog/comments/northern-irelands-euro-dream-ends/

コメント欄がイングランドに対してやたらと猛毒はきまくり。いちいちお茶吹きつつ読む覚悟で。何しろ、NIサポ(どちらかというとプロテスタント側)もROIサポ(カトリック側)もそろって「イングランド敗退はうれしい」で、「ついに両者の一致点が見つかる、か。ニヤニヤ」という調子なので。

NIのストライカー、David Healy(イングランド、プレミアのフラム所属)は計13ゴールで予選の得点王。また、彼の13ゴールはEuro予選記録(ダボル・シュケルが12ゴールで記録保持)。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7101558.stm
http://en.wikipedia.org/wiki/UEFA_Euro_2008_qualifying#Top_goalscorers

ついでにアップデート:
Mourinho 'rules out' England post
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7107060.stm
Posted by nofrills at 2007年11月23日 11:33
アップデート:
2005年までセルティックの監督だったMartin O'Neilの線が消えました。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7108992.stm
(ところでO'Neilでもforeign扱いなのかな、北アイルランドの人だから。)

記事から、現時点でのまとめ:
Jose Mourinho → OUT
Martin O'Neil (Aston Villa) → OUT
Sam Allardyce (New Castle) → OUT
Alan Curbishley (West Ham) → OUT
Mark Hughes (Blackburn) → OUT
Marcello Lippi → OUT
Fabio Capello → "interested"
Harry Redknapp (Portsmouth) → "has not ruled himself out"

http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7096162.stm
にもいろいろ名前が挙がっていますが、いくらwish listでも、ヒディンクとかって、かなり無茶言ってると思います。(ヒディンクはロシア代表で2010年まで契約。)
Posted by nofrills at 2007年11月23日 23:37

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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