kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年10月22日

本日のBBC NIトップページに見える、「蜜月」の終わり。

本日のBBC Northern Irelandのトップページ:
bbcni-21oct2007.png
※画像クリックで原寸表示。

トップニュースが「ボーダー地帯での殺人にIRAが関与説、否定される」。2番目のニュースが「トマス・デヴリン事件で逮捕されていたロイヤリストが釈放される」(←これは、先のエントリの件の続報)、および「アーマーの騒乱は2晩連続」ラーガンで若者20人ほどがペトロル・ボムを投げるなど。ロイヤリストなのかリパブリカンなのかは記事には書かれていない)。右側のセクションには、「マーティン・マクギネス、IRAによって殺された人々の遺族と対面へ」(これは「真実と和解」の点で重要な動き)、「エドウィン・プーツ大臣、GAAの会議に出席」(DUPのプーツ文化大臣がGAAの会議で「アイルランド語」について話をした)。

トップニュース3項目の下のセクション(ピックアップ・ニュース、みたいなところ)には、UDAへの資金の凍結という判断をしたマーガレット・リッチー大臣の苦境をめぐる記事が出ている。

2005年の春まではいつもこんな感じだったなあ。。。2007年5月以降は、「水道料金」とか「交通事故」とか「水難事故」とか、ものすごく一般的な「地域ニュース」になっていたけれども、今日のBBC NIトップページでは、17日のエントリで少し書いたように、「蜜月が終わった」ことが示されているような気がしてならない。

ちなみに右側コラムのAlso In The News(「面白ニュース」)のところにあるのは、イングランドでチャリティショップに持ち込まれたカバンの中に、超貴重なオスカー・ワイルドの初版本が入っていた、という記事。ワイルドはIrishだから、このネタをNIのトップページに持ってきたのだろうけれども、BBC NIのこの欄は、北アイルランドの地域ニュースでちょっと笑えるもの(「リスに避妊が必要?」とか、「市長がはしゃぎすぎて人の頭を蹴る」とか)や、エンタメ・文化系のニュース(「ハリウッドの映画俳優だれそれがベルファストで撮影」とか、「タイタニックの資料の特別公開」とか、「C. S. ルイスの原稿発見」とか)が入るのが通例だ。ときどきアイルランド(南)の面白ニュースが来ることもあるが、オスカー・ワイルドはNIには特に関係はないのだし、ちょっとあまりに無理がある。今はNIに「ちょっと笑える面白ニュース」がないのかもしれない。リッチー大臣の判断の件でおおごとになっているのを考え合わせると、気分が少しどよーんとする。

※この記事は

2007年10月22日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 13:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | todays news from uk/northern ireland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 テロFAQなるページを持っている手前,IRA関連も色々収録したいものの,根が深すぎて,どこから手をつけていいのか,分からない…

 助けて,アンパンマーン!
Posted by 消印北所沢 at 2007年10月22日 20:24
うわあ、四次元ポケットがブラックホールになってるよ、困ったなぁ。(<キャラが違います。)

NI紛争については、いつか基本的なことについての説明記事を書きたいと思っていたので、この機会にまとめたいと思います。

いずれにせよ、北アイルランドはまず「アルファベット・スープ」(UDA, UVF, LVF, UFF, RHD, IRA, INLA, etc etc)の対処から始めないと資料すら読めないし探せないので、まずは一覧(知らなくてもよさそうな名称も含まれていますが):
http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Proscribed_paramilitary_organizations_in_Northern_Ireland

※何年か前のことですが、上記ページにある組織名のいくつかを書いたエントリを立てたところ、Nortonなどセキュリティソフトが反応してしまうという報告をいただいたことがあるので(基本的にテロ組織の名称のリストであり、これらの組織の中にネットでリクルート活動を行なっているところがあることが原因と思われます)、環境によっては閲覧できない場合もあるかもしれません。文字列はヤバいにしてもページそのものはただのwikipediaで安全です。

日本語版WikipediaのIRAの項目もご参照ください。けっこうがんばったつもり(ですが、「わかりやすく書く」ことが不可能に近いし、日本語では「共和軍」か「共和国軍」かをはっきり区別しないからますますややこしいことに)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%85%B1%E5%92%8C%E8%BB%8D

書籍なら、2007年4月に法政大学出版局から出た『暴力と和解のあいだ 北アイルランド紛争を生きる人々』。入手のしやすさからも内容の点からも、この本がベストだと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/458836605X/nofrills-22/ref=nosim/

あと、鈴木良平さんという(北)アイルランドがご専門のベテランの先生が書いておられる丸善ライブラリーの本(品切れで書店では見つかりません。私も持っていないのですが、この先生のほかの著作を拝読しています)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4621053159/nofrills-22/ref=nosim/
お、マーケットプレイスで何点か安く出てますね。前に見たときはプレミアついた値段で買えなかったのですが(新書に2000円は出せない)、注文しよう。

英語の本ならリストは:
http://nofrills.seesaa.net/article/27140709.html
Posted by 北nofrills at 2007年10月23日 08:46
>北アイルランドはまず「アルファベット・スープ」(UDA, UVF, LVF, UFF, RHD, IRA, INLA, etc etc)の対処から始めないと

 似たようなことを現在,日本の極左テロ組織について取り組んでいるのですが,早くも頭痛.

 一休どの,どうすればよいでござる?

(ポク,ポク,ポク,チーン)
「このやりとり,そのまま載せて,とりあえずお茶を濁しておけば?」

 そんなわけで,貴氏の
「うわあ、四次元ポケットが〜〜」
以降の文章を丸ごと転載させてもろてもええですか?
Posted by 消印所沢ふうの4次元生物 at 2007年10月23日 21:41
> そんなわけで,貴氏の
> 「うわあ、四次元ポケットが〜〜」
> 以降の文章を丸ごと転載させてもろてもええですか?

よきにはからえ。(<ここは四次元なので、なぜか将軍様になる。)

それはそうと新右衛門さん、いずれにせよこの機会にまとめたいというのはあるので(ほんとは5月にやっておきたかったことなのですが)、それはまた追々、「連載」みたいな形で細切れに出します。

> 似たようなことを現在,日本の極左テロ組織について取り組んでいるのですが

極左は北アイルランドよりさらに細かいような気がします。。。北アイルランドはまだ、人口が少なくて面積も狭いうえに、「ロイヤリスト」と「リパブリカン」という大枠があるので、無視できる組織(メンバーがかぶっていて実態は大組織の別働隊だったり)がけっこうあるし。
Posted by nofrills@エントロピー増大 at 2007年10月23日 23:50

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼