kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年08月11日

【訃報】トニー・ウィルソン

24 hour party people trailer (a film by Michael Winterbottom)

# US版のトレイラー。もっとまともな画質・音質で見たければIMDBから。映画を見たい人はこれ。レンタル屋さんにもあると思います。

Anthony Wilson, というより「トニー・ウィルソン」が、10日に亡くなった。ウィンターボトムの映画『24 Hour Party People』の主人公のトニー・ウィルソン、というかファクトリー・レコードのトニー・ウィルソン、マンチェスターのトニー・ウィルソンが57歳で死んでしまった。

先日、New Orderが「解散」したのしてないのの記事に書き添えるかたちで「癌摘出手術と化学療法で効果がなく、Sutentという薬(新薬ではあるが特別な薬ではない)の投与を受けるよう医師の指示があったにも関わらず、NHS(国民健康保健)はウィルソンの申請を却下、マンチェスター・シーンの関係者らが薬代のために募金」とのBBC報道記事を見ていたが、それからまだ1ヶ月だ。

Anthony Wilson dies from cancer
Last Updated: Friday, 10 August 2007, 21:36 GMT 22:36 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/manchester/6941392.stm
He passed away on Friday evening at the Christie Hospital surrounded by family.


BBCのオビチュアリ:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/manchester/6941105.stm

マンチェスターの地域新聞、Manchester Evening News:
Tony Wilson's battle is over
Paul Taylor
10/ 8/2007
http://www.manchestereveningnews.co.uk/news/s/1013/1013299_tony_wilsons_battle_is_over.html
木曜日に心臓発作を起こしてそれきりだったそうだ。入院していた病院の医師は、「(闘病していた)腎臓癌とは無関係の心臓発作で亡くなってしまい、残念です。癌の治療はうまく進んでいたのですが、それでも、そのために身体が弱っていたことは確かでしょう。治療薬の代金を集める友人たちの運動が軌道に乗ってきたところでこんなことになるとは」とコメントしている。

トニー・ウィルソンの薬代がNHSでカヴァーされなかったことは彼ひとりの問題ではなく、このキャンペーンは今後も続けられることになりそうな感じもする。

記事リンク集@Google news:
http://news.google.co.uk/news?ned=uk&ncl=1119245295&hl=en&topic=e
→時間がたって内容が変わっていたら、ウェブ魚拓@8月11日午前8時ごろ(日本時間)をご参照ください。

マンチェスターの人だから、全国紙なら何はさておきガーディアンだろうと思うのだが、珍しくガーディアンのサイトが落ちているようで、接続できない。数分も待てばいいのかもしれないが。

NME:
http://www.nme.com/news/tony-wilson/30262

この人は、間接的にいろいろ聞く限り、たぶんとても「イヤな奴」だったのだろうと思うが、それでも、いろんな音楽とか考え方とか、その「時代」の空気とか、本当にたくさんのものを与えてもらっている。私より上の世代の、英国の、インテリで政治的な音楽関係の人たちの中でも最も大きな業績を残した人のひとりであり、音楽に「何か」を変えさせようとした人であったと思う。それがいかほどにぐだぐだなものになろうとも。

The Happy Mondays: 24 Hour Party People

# しかしこれはほんとに、いつ聞いても革命的にひどい歌唱だ。

合掌。



en.wikipediaではもう亡くなったことが書き込まれている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tony_Wilson



2002年のカンヌでの記者会見の映像もあった。フランス語でボイスオーヴァーになっているから、フランス語がわからなければ言っていることはほとんどわからないのだが、監督のマイケル・ウィンターボトムやキャストのほか、トニー・ウィルソン本人も会見でかなりしゃべっている。


今年4月のコーチェラでハッピー・マンデーズの紹介をするトニー・ウィルソン。
Tony Wilson Introduces Happy Mondays Coachella 2007


同じくコーチェラのときのインタビュー。
grooveradio.tv ft. Tony Wilson (Factory Records)


たぶん1988年のインタビュー。Joy Divisionのライヴ映像(曲はTransmission)とプロモもあり。マーティン・ハネット(彼もずいぶん前に鬼籍入りした)の例の件も少し。
Tony Wilson Interview In Hulme, Manchester


2002年の映画のときのドキュメンタリー。スティーヴン・モリスのコメントが最高。
'That Tony Wilson'





タグ:音楽 訃報

※この記事は

2007年08月11日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 08:11 | Comment(3) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トニー・ウィルソン追悼文、追悼コメントをいくつか。

「マンチェスターのミュージシャン」のひとり、Maniのコメント。ウィルソンが「マンチェスター」にどういう態度を取っていたかについて当事者の証言のひとつとして。またNHSの投薬についての判断のひどさについて。
Mani: 'We owe Tony Wilson a debt of gratitude' | News | NME.COM
http://www.nme.com/news/tony-wilson/30295

Creation Recordsのアラン・マッギー(この人はガーディアンでブログを書いているので、今回特別にというわけではないです)。
Tony Wilson was a true believer
http://blogs.guardian.co.uk/music/2007/08/tony_wilson_was_a_true_believe.html

ニコラス・ブリンコウ:
Manchester owes you one
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/story/0,,2147611,00.html

ジョン・ハリス(元Soundsライターで、音楽評論記事、政治記事などけっこういい仕事が多数。バックグラウンドはちょっとウィルソンと共通しているが2世代下):
Tony Wilson 1950-2007
http://blogs.guardian.co.uk/music/2007/08/tony_wilson_19502007.html

バーナード・バトラーとTim Vigon (The Streetsのマネージャー)@NMEのまとめ:
More music innovators pay tribute to Tony Wilson
http://www.nme.com/news/tony-wilson/30275

ティム・バージェス:
Charlatans frontman remembers Tony Wilson
http://www.nme.com/news/tony-wilson/30276

スティーヴン・モリス、ポール・ライダーほか:
Tributes paid to 'Mr Manchester'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/manchester/6941716.stm

参照:
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/ さんの「YAMDAS現更新履歴」、13日エントリ。
http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20070813/tonywilson

おまけ:
アントン・コービンによる映画について:
Closer to the birth of a music legend, Sunday August 12, 2007
http://observer.guardian.co.uk/review/story/0,,2146781,00.html

# 以上、いったんはてなダイアリーにメモしておいたものに加筆・再掲。
http://d.hatena.ne.jp/nofrills/20070813/p2
Posted by nofrills at 2007年08月14日 14:15
葬儀日程:
8月20日(月)、マンチェスターのHidden Gem Churchにて。参列者は招待された人のみ。
http://www.bbc.co.uk/6music/news/20070815_wilsonfuneral.shtml

「隠れた宝石(眠れる原石)教会」については:
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Hidden_Gem

一般のファンは葬儀には参列できないので、代わりに花を贈るか、クリスティー病院(ウィルソンが入院していた病院)のトラスト(the Christie Hospital Trust)に寄付を、とのこと。
Posted by nofrills at 2007年08月16日 15:11
トニー・ウィルソンへのトリビュートで、マンチェスターに銅像を、というプランがあるそうです。(ここで罵倒を省略)ソヴィエト・ロシアじゃあるまいし。
http://blogs.guardian.co.uk/music/2007/09/is_a_statue_the_right_way_to_h.html
http://www.petitiononline.com/ahwsc/

ガーディアン・ブログのコメント欄の706484や706680の人が私と同じことを考えていてうれしい(おそらく反射的にそう思ったのだろう)。つまり「ハシエンダを再建する」。(笑)それと、707656のコメントには爆笑。

いや、マジで銅像とか作るカネがあるんなら、若いバンドの音源リリースをサポートするようなことをすべきだと思うけどね、ウィルソンのトリビュートなら。

Even if he's worth a statue or two, who wants it when the money can clearly be used in a more creative way? ってことです。

Posted by nofrills at 2007年09月27日 09:33

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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