kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年06月22日

元スピンドクター、語り倒す。

アレスター(アリスター)・キャンベルがスピンドクター時代の日記やメモを本として出版する(7月予定)ってことで、AFPのインタビュー取材に応じている。いかにも「英国」な庭で、4分42秒、語り倒してます。

http://nofrills.seesaa.net/article/45613342.html?1463633793

元スピンドクター、語り倒す。: tnfuk [today's news from uk ] via kwout
[コード消去・代替画面挿入/2016年5月]


↑たまたまのタイミングなのだろうが、この写真の、いかにもキャンベルっぽい「斜め」な感じといったら。(笑)

野次馬的には必見。で、見れば心底ムカムカすることうけあい。

AFPさんでは「元側近が語るブレア首相」という見出しをつけているけれども、このインタビューはその見出しの通り、「ブレアについて」であると同時に、「ブレアについて語る私(キャンベル)について」でもある。

0:55あたりから「イラク」について話しているところは、見ながら憤死しないよう警告しておきます。long termとか言ってやんの。経済制裁と戦争であれだけの破壊を行なっておいて、「長期的には、将来必ず、あのときによい方向に向かい始めたと思うときが来る」ってよく真顔で言えるよね。

「戦後日本の繁栄」について「東京などへの大空襲や原爆は古いものを破壊した、それによって日本は生まれ変わった」という言い方がされることがあるけれど、それと同種の言説だよね。われわれは悪の国を「ボーン・アゲイン」させたのだ、ということを心底から信じているところにこういう言説が存在するのだけれど。

イラクの話の次は「メディア」についての話で、これは、先日のロイターでのブレアのスピーチと基本のところがまったく同じ。キャンベルとブレアは同じ思考の上に立っている、などということは今さらの話だけども、あまりに同じなので気持ちが悪いくらい。

そのあとはブレアをほめて、それから今度出す本の話。この人が「真実を示す」ってどれだけ語ろうともまるで説得力がないし、彼のレトリックはほとんどギャグの域に達している。"a more complete truth than the truths always told" ってねぇ。

3:30あたりでゴードン・ブラウンのことが出てくるのだけど、正直「話したくない」のかな、という感じ。ほんのちょっとだけだし。その後は「ブレアの今後」について、クリントンやゴアを引き合いに出しつつ「ブレアは彼らとは違ったふうに、気候変動やアフリカに関わっていくだろうし、インター・フェイス(宗教間)の対話にも乗り気」といったことをしゃべっているけれど、キャンベルやブレアが嫌いな「マスメディア」のひとつであるガーディアンの今日の報道によると、首相を退いたらトニー・ブレアはカトリックに改宗するらしい。改宗ってのがほんとかどうかは知らないけど、これまで常に親カトリックであったこと(ミサに出たり。マドリッドでの列車爆破事件のあとにミサに出ていたのは大きく報道された)や、家族(妻子)が全員カトリックであることは事実。

AFPの映像の最後は顔の表情だけをとらえた映像。記者がフランス語で何かを言ったのに大笑いしている。(キャンベルはフランス語は堪能。)



キャンベルは「イラクの大量破壊兵器は45分で配備可能」とかいうあのナンセンス劇の主役。詳細については:
http://en.wikipedia.org/wiki/Alastair_Campbell

映画『クイーン』をご覧になった方には、ブレアのスピーチ原稿に "people's princess" という必殺のキメ台詞を入れることを思いついてニヤついていた側近、ということでおわかりかと思います。(キャンベル役の俳優さんが、外見があまりによく似ていて、私は映画館のふかふかの椅子の中でのた打ち回った。)

で、今回のAFPさんのインタビューの冒頭を見れば、ブレア政権でmodernise/modernisationというものがいかなる位置を占めていたか、映画『クイーン』の残念な字幕を見るより、ずっとリアルに伝わると思います。(ブレアの労働党のmoderniseというメッセージは、フランスでサルコジが大統領選でメッセージとして打ち出したものの元ネタだと私は確信しています。)

『クイーン』についてはまた改めて。



キャンベルの本は7月9日に出るそうです。
0091920639Blair Years, The
Alastair Campbell
Hutchinson 2007-07-09

by G-Tools

※この記事は

2007年06月22日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼