「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2016年07月21日

バングラデシュの過激主義に関するニュースのメモ

Twitterでメモを取ってたんですが、閲覧数、RT数が多いので、一箇所にまとめておきます。その前に前置き。

バングラデシュは「わが国ではイスイス団やアルカイダの活動はない」といい続けてきました。「わが国で活動している武装組織は、ナショナリストの野党勢力である」と(あと、実際、バングラデシュには以前から活動している武装勢力はあります)。同国内でのイスイス団の活動を指摘したアメリカのテロ専門家には、誹謗中傷が殺到していました。ダッカのカフェ襲撃事件が起きてもしばらくは――イスイス団が犯行声明的なものを出しても――「国内の武装勢力の犯行である」といっていました。2日後には「イスイス団の可能性も視野に入れて捜査」とかいうことになっていたのですが、ダッカの事件ではイタリア人と日本人が大勢殺害されており、特に根拠はありませんが、両国の外務省などからツッコミがあったのではないかとも思います。インド亜大陸でのアルカイダやイスイス団の活動の伸張については、すでにかなり広く知られていたことでもあり、バングラデシュ政府だけがstate of denialの状態でいるわけにもいかなくなってきたのでしょう。

ダッカの事件は、日本の人々の認識・態度も変えたようです。つまり「日本人なら安全」という《神話》が崩壊した――そんな神話、エジプトのルクソールでの銃乱射(1997年……20年近く前!)のときに崩壊してたんじゃないですかね、と私は思うんですが、何か基準的なものが違うのでしょう。

それと、「日本人だからといって見逃されない」ということは、「日本人だから標的にされた」ということを意味するわけではありません。

以下、メモの本体。


















※12日にインドで報道があったことが、なぜ20日になるまで日本語圏で報道されなかったのかとも思いますが、日本語圏の報道機関が探ってたところ、ニューヨーク・タイムズが先にどかーんと「京都の大学で」と報道してしまったので……的な事情かもしれません。

【ご注意】



当方、一応、脅されてる身です。

※この記事は

2016年07月21日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:45 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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