英国のEUレファレンダムの結果が出て、キャメロン首相が辞意を表明して、EUの偉い人は、ありていに言って、「激怒している」状態……ということが伝えられている。左図は6月25日(土)午前7時ごろ(日本時間)のガーディアンのUK Editionのトップページのトップ記事より。そのときのページ全体のキャプチャはこちらにアップしてある。「激怒」するのも無理はない。UKIPが保守党の票を食うという事態が進行するなか、キャメロンが保守党内からの突き上げによって実施したEUレファレンダムだが、その前にキャメロンはブリュッセルで、EU加盟国首脳を巻き込んで、「英国はEUに対し、物を言えるのだ」ということを示すため、「エクストリーム交渉」のようなことをしていた。そのことについて、当ブログでも少し書いている。(あとでリンクする。)
EUにしてみれば、英国の保守党の党内事情につき合わされ、巻き込まれ、振り回されたわけだ。それだけではない。今回の結果によって、英国以外のEU加盟国(フランス、オランダのような「西欧」も、ハンガリーのような「東欧」も)が「われわれも英国のようにレファレンダムを行なえば、EUというくびきから解き放たれる」という主張をする政治勢力が台頭するという脅威に立ち向かわねばならない。
現在、同じく25日の午後11時半を回ったところだが、BBC Newsのトップページは「見渡す限り、Brexit」の様相だ。
以上、取り急ぎ。今日は、主要紙すべてコンビニで買ってきた。どこもかしこも「怒れる大衆&ポピュリズム対エスタブリッシュメント」というトーンの分析が出ていた。それはそれで正しい。私もそう思う。でも、それだけではない。
6月15日、ジョー・コックス議員が殺される前の日に、ガーディアンに長文記事が出ていた。この結果が出た今だからこそ、いっそう「必読」と言える記事である。「怒れる大衆」だけなら、こういう結果にはなっていないはずである。
Brexit: how a fringe idea took hold of the Tory party
http://www.theguardian.com/politics/2016/jun/15/brexit-how-a-fringe-idea-took-hold-tory-party
※この記事は
2016年06月25日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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