「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2016年04月01日

4月の魚、ガーディアンにて1匹捕獲。(これから自分で探す人は、このエントリは読まないでください)

というわけで毎年恒例のお魚の日である。つまり、魚を食べると頭がよくなるのでみんなで魚を食べようという日である。
(・_・)

aprilfishcards.jpg


画像はフランスのアンティークのポストカード。出典は、上の「よく釣れますか」はこちらのブログで、下の「幸運、健康運、金運」はこちらのブログ(いずれも100年ほど前のもので、著作権保護期間からは外れている)。Googleでapril fish postcardといった検索ワードで画像検索すると、これらのほかにもたくさん、いかしたアンティークのポストカードが見られるのでトレビアンのことよ。

というわけで、英国のニュースを見る上では、今年もまた「見るものをすべて疑ってかかる12時間」(英国では正午までに終わらせるという習慣である)がやってきて、私は東京でびくびくしながらガーディアンのサイトにアクセスした。正直、目に映るものすべてがうさんくさく見える。ネタが大きければ大きいほど疑わしい……この「わしがメキシコの(超イケメン)大統領を当選させた」説はどうだろう……と見ると、署名があるのは(April Foolのアナグラムででっち上げた名前ではなく)ジョンさんだし、3月31日付だし、つまりこれは4月1日のお魚記事ではない。けど、下のほうに何か、「あれ」という気がするものがある。

aprilfoolsdoubt01.png


3Dプリント技術の医療分野への応用にはまだ先が長いとしても、生前身体の一部を失った方のご遺体に添えるのなら……なるほど。だがこの手の「最新の技術」ネタは、基本的に、この日の常連である。この日ばかりは疑ってかかるのがデフォである。

しかし、これも見てみれば、普通の(真正な)報道記事だ。書いているのは北京のフリーランス・ジャーナリストで、ガーディアンでは3月末(今週)から書き始めたようである。

aprilfoolsdoubt02.png


というわけで、ガーディアンのInternational版は下のほうまで見たが「疑わしい」のはこのくらいだ。では、UK版に切り替えて、UKのニュースを見よう。今日の魚釣りはこちらが本命だ……あ。

aprilfoolsdoubt03.png


あ。

(・_・)






というわけで、今このブログを書いてる。

UKヲチャのみなさんは、おわかりになりますよね。作りこみはものすごく細かいけど、ネタとしては小粒っちゃー小粒っていう印象、個人的には。



※「魚は自分で探す」という方は、この先は読まず、ここで引き返してください。以下、2行くらい空けて「ネタバレ」です。









こんなん読んだあと、ニヤニヤしながらおふとんに入るのか。幸せそうだ。







プリンス・フィリップからのこの流れ、すごいですよねー。 (・_・)















戸惑ってる人もいる。


どう見たってエイプリル・フールですけど。






でも、先日、日本語のポータルサイトで英王室に関するゴシップ記事を見かけて読んでみていなかったら、私も「?????」となっていたかもしれない。キーになるのはウィリアム王子が「働かない」とかいう話(デイリー・メイルとかのディス)。




……というわけで:






最後。名前だけ見せて顔を見せないのはどうかという向きもおられるはずなので:





自分のツイートから:















※この記事は

2016年04月01日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 11:55 | TrackBack(1) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

お魚の山に対峙しつつ、真顔をキープするという課題をこなす。淡々と。
Excerpt: 当方、ガーディアンのUK版で魚を1匹捕獲したことは既にお伝えしたとおりである。その後も毎年恒例エミレーツ・スタジアムからのボンジュールなど見たのだが、Twitterからログアウトしていたのでツイートも..
Weblog: tnfuk [today's news from uk+]
Tracked: 2016-04-02 00:04

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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