そして、ホームズさんはネス湖のあいつの姿の撮影に成功した・・・というわけでみなさん、そもそもの発端になった写真がニセモノだと判明しているあのネッシーが帰ってきましたよ!
BBCに届けられたホームズさんの映像:
BBCでnessieで検索したページで、31 May 2007をご覧ください。
BBCのスタジオに招かれたホームズさんの映像(Gordon Holmes thinks it could be 45 feet long)も、上のリンクのrelatedのところで見られます。「アザラシの可能性もありますし、カワウソかもしれないんですが、でも身長が45フィートもあったんですよね、黒くて。イルカですかね。それもものすごい高速、6ノットくらいで動いていまして」とかいう感じ。女性キャスターの「でもネッシーって首がありませんでしたっけ。水中にもぐってるんですかね」という質問が真面目すぎて、笑、笑、笑、おなかがいたい。
アナウンサーのアクセントから判断してスコットランドでのニュースかな?と思ったら、STVの報道だ。
http://www.youtube.com/watch?v=aB_c2RwpbXU
2:00くらいで出てくる「ネス湖センター」のエイドリアン・シャインさんがステキすぎるのと、英語が聞き取れなさすぎる(ヨークシャーとスコットランド、(^^;)ので笑、笑、笑。
「ネス湖センター」のエイドリアン・シャインさんは「生き物であることは確実ですが、では何かということになると、もう少し調べてみないと」ということをおっしゃっています。
ヨークシャーでの報道記事:
I've caught Nessie on camera
http://www.yorkshiretoday.co.uk/news?articleid=2913523
撮影したときの状況を、ホームズさんは次のように説明している。
「湖面から70フィートくらいのところで座っていたんですがね、夜の10時でしたがまだ陽は沈んでおらず、向こうの山腹を照らしていました。そろそろ引き上げようとしていたんですよ。最後にちょっとあの高台でのんびり景色でも眺めていこうかということで行ったんですがね、そのときに湖面を何かが動いたんです。ダッシュしてカメラを持ってきました。」
「波とは反対の方向に動いていますから、波ではありません。(その生き物の)上半分は黒く見えましたし。ビデオは白黒の設定になっていまして、(その生き物を)もう一度見つけるのにしばらくかかったのですが、2分半の映像の撮影に成功したんですよ。専門家に見てもらったところ、間違いなく生き物であると。」
で、BBCのスタジオでは「カワウソかもしれない、アザラシかもしれない」とはいえ「45フィートもあった」と嬉しそうに語っておられるホームズさん、なんでもこの6年の間に6度、ネス湖の怪獣を調査するために現地に足を運んでおられるそうで、ということはあの1930年代の写真が「ニセモノ」であることが判明したあとに熱心なマニアとしての活動を開始されているということになり、こりゃ相当気合の入った人ですな。。。
ご本人いわく、「私はいつも科学や天文学や未知のものに興味を持ってきました」とのことで、ネッシーについては「広い心を持っている (I have an open mind about the monster)」、つまり「いないと断定はしていない」。なぜなら、「1600件も目撃証言があり、誰もそれまでに見たことのないようなものだったからそれがどのようなものかを説明できない」のだから、と。
『ムー』だ、一言でいえば。
さらにホームズさん、撮影したテープを地元(インヴァネス)の店に持ち込んでテレビの画面で再生してもらったそうだが、そのときに店に居合わせた人は「ひれが見えたような気がする」(<ネッシー目撃情報でお約束だよね、これ)とさえ言っていたそうだ。
で、ネッシーネタならMuseum of Hoaxesを見ておかねばと思ったわけだが、ちょっくら見てみたら早速上がっている。AP記事。
http://www.museumofhoaxes.com/hoax/forums/viewthread/4086/
ネッシーは代名詞で受けるときは女性扱いのようです。勉強になるなあ。(なってない、なってない。)
But Nessie isn't just an icon of the paranormal―she's also an emblem of Scottish tourism. She has been the muse for cuddly toys and immortalized on T-shirts and posters showing her classic three-humped image.
Museum of Hoaxesのネッシー資料館:
http://www.museumofhoaxes.com/nessie.html
なお、BBCは2003年に「ネッシーなどいない」とこれ以上は無理なほど断言しています。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/3096839.stm
私が一番好きなネッシーねたは:
Elephant theory in Nessie search
Last Updated: Monday, 6 March 2006, 15:12 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/scotland/4779248.stm
※この記事は
2007年06月01日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【todays news from ukの最新記事】
- 英国での新型コロナワクチン認可と接種開始、そして誤情報・偽情報について。おまけに..
- 英ボリス・ジョンソン首相、集中治療室へ #新型コロナウイルス
- "Come together as a nation by staying ap..
- 欧州議会の議場で歌われたのは「別れの歌」ではない。「友情の歌」である―−Auld..
- 【訃報】テリー・ジョーンズ
- 英国の「二大政党制」の終わりは、「第三極の台頭」ではなく「一党優位政党制」を意味..
- ロンドン・ブリッジでまたテロ攻撃――テロリストとして有罪になっている人物が、なぜ..
- 「ハロルド・ウィルソンは欧州について中立だった」という言説
- 欧州大陸から来たコンテナと、39人の中国人とされた人々と、アイルランドのトラック..
- 英国で学位を取得した人の残留許可期間が2年になる(テリーザ・メイ内相の「改革」で..