「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2007年06月01日

Nessie is back!

ヨークシャー在住、ブラッドフォード大で研究室でテクニシャンとして仕事をしているGordon Holmesさん(55歳)は、先週末、水中録音機材を持ってスコットランドのハイランドに向かった。目的は、ネス湖のあいつの音を録音することだった。

そして、ホームズさんはネス湖のあいつの姿の撮影に成功した・・・というわけでみなさん、そもそもの発端になった写真がニセモノだと判明しているあのネッシーが帰ってきましたよ!

BBCに届けられたホームズさんの映像:
BBCでnessieで検索したページで、31 May 2007をご覧ください。

BBCのスタジオに招かれたホームズさんの映像(Gordon Holmes thinks it could be 45 feet long)も、上のリンクのrelatedのところで見られます。「アザラシの可能性もありますし、カワウソかもしれないんですが、でも身長が45フィートもあったんですよね、黒くて。イルカですかね。それもものすごい高速、6ノットくらいで動いていまして」とかいう感じ。女性キャスターの「でもネッシーって首がありませんでしたっけ。水中にもぐってるんですかね」という質問が真面目すぎて、笑、笑、笑、おなかがいたい。

アナウンサーのアクセントから判断してスコットランドでのニュースかな?と思ったら、STVの報道だ。
http://www.youtube.com/watch?v=aB_c2RwpbXU

2:00くらいで出てくる「ネス湖センター」のエイドリアン・シャインさんがステキすぎるのと、英語が聞き取れなさすぎる(ヨークシャーとスコットランド、(^^;)ので笑、笑、笑。

「ネス湖センター」のエイドリアン・シャインさんは「生き物であることは確実ですが、では何かということになると、もう少し調べてみないと」ということをおっしゃっています。

ヨークシャーでの報道記事:
I've caught Nessie on camera
http://www.yorkshiretoday.co.uk/news?articleid=2913523

撮影したときの状況を、ホームズさんは次のように説明している。
「湖面から70フィートくらいのところで座っていたんですがね、夜の10時でしたがまだ陽は沈んでおらず、向こうの山腹を照らしていました。そろそろ引き上げようとしていたんですよ。最後にちょっとあの高台でのんびり景色でも眺めていこうかということで行ったんですがね、そのときに湖面を何かが動いたんです。ダッシュしてカメラを持ってきました。」

「波とは反対の方向に動いていますから、波ではありません。(その生き物の)上半分は黒く見えましたし。ビデオは白黒の設定になっていまして、(その生き物を)もう一度見つけるのにしばらくかかったのですが、2分半の映像の撮影に成功したんですよ。専門家に見てもらったところ、間違いなく生き物であると。」

で、BBCのスタジオでは「カワウソかもしれない、アザラシかもしれない」とはいえ「45フィートもあった」と嬉しそうに語っておられるホームズさん、なんでもこの6年の間に6度、ネス湖の怪獣を調査するために現地に足を運んでおられるそうで、ということはあの1930年代の写真が「ニセモノ」であることが判明したあとに熱心なマニアとしての活動を開始されているということになり、こりゃ相当気合の入った人ですな。。。

ご本人いわく、「私はいつも科学や天文学や未知のものに興味を持ってきました」とのことで、ネッシーについては「広い心を持っている (I have an open mind about the monster)」、つまり「いないと断定はしていない」。なぜなら、「1600件も目撃証言があり、誰もそれまでに見たことのないようなものだったからそれがどのようなものかを説明できない」のだから、と。

『ムー』だ、一言でいえば。

さらにホームズさん、撮影したテープを地元(インヴァネス)の店に持ち込んでテレビの画面で再生してもらったそうだが、そのときに店に居合わせた人は「ひれが見えたような気がする」(<ネッシー目撃情報でお約束だよね、これ)とさえ言っていたそうだ。

幻覚ロマンだ。

で、ネッシーネタならMuseum of Hoaxesを見ておかねばと思ったわけだが、ちょっくら見てみたら早速上がっている。AP記事。
http://www.museumofhoaxes.com/hoax/forums/viewthread/4086/

ネッシーは代名詞で受けるときは女性扱いのようです。勉強になるなあ。(なってない、なってない。)
But Nessie isn't just an icon of the paranormal―she's also an emblem of Scottish tourism. She has been the muse for cuddly toys and immortalized on T-shirts and posters showing her classic three-humped image.


Museum of Hoaxesのネッシー資料館:
http://www.museumofhoaxes.com/nessie.html

なお、BBCは2003年に「ネッシーなどいない」とこれ以上は無理なほど断言しています。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/3096839.stm

私が一番好きなネッシーねたは:
Elephant theory in Nessie search
Last Updated: Monday, 6 March 2006, 15:12 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/scotland/4779248.stm

※この記事は

2007年06月01日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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