Mr Lugovoi said MI6 had recruited Mr Litvinenko and had also tried to recruit him, to collect information on Russian President Vladimir Putin.
ルゴボイは、ロシアのプーチン大統領についての情報を集めるため、MI6がリトビネンコをリクルートし、ルゴボイもまたリクルートしようとしたと語った。
UK 'behind Litvinenko poisoning'
Last Updated: Thursday, 31 May 2007, 10:56 GMT 11:56 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6706921.stm
英国での報道が「バカなこと言ってらぁ、ひゃひゃひゃ」な感じなのかどうかまで確認できるとよいのだが、体調不良のためそれは断念。
リトビネンコ殺害で英国の警察が容疑者と断定し、ロシアに対し身柄引き渡しを求めているルゴボイがモスクワで記者会見を開いたときに、上記のような発言があったそうです。
記者会見の要旨は:
Excerpts: Lugovoi news conference
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6707775.stm
で、事件当時の報道を思い出してみると(確認はしてません、記憶に頼るのみ)、リトビネンコとベレゾフスキーについては「連中は英国のイヌ(つまりMI6)」という話は出てなくはなかったと思います。ただしハード・ニューズとしては、ロシア側でも英国側でもそういうのはなかったと思います。
ルゴボイという人については過去記事参照:
アンドレイ・ルゴボイとはいかなる人物か。(2006年12月9日)
http://nofrills.seesaa.net/article/29294154.html
アンドレイ・ルゴボイのインタビュー@11月24日、モスクワ(2006年12月17日)
http://nofrills.seesaa.net/article/29804302.html
で、事件そのものに対する関心は私にはないのですが、展開がいろいろと、なんといいますか、「冷戦期のスパイ小説の大御所がボツにしたプロット」みたいで、あたかも新聞の連載小説のように気になるのです。
まあ、MI6がなんちゃらというのはそのうちに出てくるだろうとは思っていたのですが、それにしてもポロニウムなどという変な毒物で殺害する必然性はないし、第一あの毒物はロンドンのあっちこっちを汚染し、そのクリーンアップにけっこうな費用がかかるような全然プラグマティックではない毒物で、なんかなー、という気がします。
それも「いかにもロシアらしい変な毒物」をMI6がわざわざ使った、というようなことになってるんだと思いますけど。
ガーディアンの記事がいろいろ書いてありそうなんですが、すごくテンション高い写真が使われてて見ただけで疲れたので、あとで読む。
UK involved in Litvinenko death, suspect claims
Luke Harding in Moscow and Mark Oliver
Thursday May 31, 2007
http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,2091906,00.html
タグ:リトビネンコ
※この記事は
2007年05月31日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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UK 'behind Litvinenko death'
http://www.youtube.com/watch?v=fSNf6xbEqhY
ルゴボイの記者会見の様子です。会見場に到着するところも、会見場をあとにするところも入っています。護衛のみなさんがいかにも「屈強なボディーガード」っぽいです。あと、私はロシア語はカケラもわからないのですが、ルゴボイさんはすごく早口に聞こえます(プーチンなどテレビのニュースで時々聞けるロシア語との比較)。座り方が悪いです。骨盤ゆがみすぎ疑惑。
今、音声聞かずに映像だけで見てみたら、ニュースレポートなのに、カメラワークすげぇ、と思いました。
あと、1:16くらいでベレゾフスキーの映像が入るのですが、一瞬、ベレ氏の後ろにいるえんじ色のベレー帽って何の制服でしょうか。たいした疑問ではないのですが、もしお分かりの方、いらしたらコメントで教えてください。このベレ氏の映像はどこで撮影されたものかについての説明も一切なく、「資料映像」なのか、それともこの事件と関係した映像なのかがわかりません。手がかりになるのはこのベレー帽だけのように見えます。
どーもです。英国側とロシア側とでああだこうだがちがちやりあっているのは、モンティ・パイソンのargument sketchみたいなもので、中身というか情報がないですね。
個人的には、ベレゾフスキーを取り込もうとしないほどMI6はのほほんとしてないと思いますが、リトビネンコはどうかな。。。
MI6がどうこうというのとは別に、報道に「リトビネンコの友人」であるザカエフの名前が一切出てこなくなった点はかなり気になります。