「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2016年03月12日

ベルファスト、刑務所職員爆殺未遂事件と、「ニューIRA」

4日にベルファストの住宅街の道路で、刑務所職員の車の下に仕掛けられていた爆発物が爆発し、その刑務所職員が重傷を負った(ただし命に関わるような怪我ではない)ということがあった。

誰かが何かを言わなくても「アレでアレでアレですな」とわかるような事件だが、実際そうだという犯行声明が数日後に出た。そのことをTwitterに流しただけだったので、改めて書いておくことにする。

犯行声明を出したのは、BBCなど報道機関が「the new IRA」または「the New IRA」もしくは「the "New" IRA」あるいは「the "new" IRA」と表記しているディシデント・リパブリカン(リパブリカン非主流派)の組織である。わかりやすく言えば、かつて「Real IRA」と呼ばれていた組織などが再編した武装組織である。

Belfast bomb: Dissident republicans 'new IRA' claim prison officer attack
By Vincent Kearney
7 March 2016
http://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-35742097

※組織名について、どこを大文字にするとか引用符を使うかどうかといったことはあまり追及してもしょうがなさそうだ。下記の通り、BBCの同じ記事の中でも表記ゆれがあるのだから。そもそもこの組織自身は自分たちのことを「ニューIRA」と呼んではいない(それは「リアルIRA」も同じだったのだが)。



ともあれ、犯行声明の内容は:
In a statement to the BBC, the group said he was one of a number of prison officers on a list of "potential targets".

They claimed he was targeted because he was responsible for training prison officers who work in a wing housing dissident republicans at Maghaberry prison.

http://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-35742097


というわけで、この人を標的にした理由は、ディシデンツが「刑務所闘争」を展開してきた(数ヶ月前に終了が宣言されてると思うが、まだ続いているのかもしれない……そこまでディープにフォローしてるわけではないのでわからない)マガベリー刑務所の職員(官吏、俗語でいうscrew)の訓練・研修の担当者だからということだ。

※書きかけ以下、ブラウザのエディターで直接入力してたんですが、Enterキーを叩いたら単に全部消えてしまった……。「ブラウザの戻るボタンを押した」ことになったらしく、わけのわからない挙動を見せています。寒いので指の付け根までの手袋を装着してキーを打っているため、気づかずに別のキーに触れてEnterを押していたのかもしれません。それにしても…… orz

「5分で済むから」と、直接入力してたらこれです。Seesaaさんで提供されている自動バックアップもなぜか動作していない。

また書き直しです。。。

※この記事は

2016年03月12日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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