掲示板などを見ると「40分かかってる」とか「2時間待った」などという話があるが、そのレベルではない。Windows Updateを(手動で)開始して、「更新プログラムの確認」は、数時間かかったようだが作業(PCの重いこと重いこと)をしているうちに終わったものの、「ファイルのダウンロード」が、寝て起きても、まだ終わっていない。進捗状況が「0%」のままだ。起き抜けに、(ブラウン管でもないのに)画面が焼きついたのかと疑ったレベルの進まなさだ。何が原因なのかなどネットで調べようにも、CPUが100%上等!で、google.comを普通に開くのに1分、というレベルで重い。(ちなみにOSはWindows 7 Professional SP 1で、32bitである。)
「確認」だけはされていた「更新プログラム」は13個もあったので、いったん停止し、チェックボックスのチェックを外して数を減らして続けてみたが、お昼になっても「0%」である。
「Windows Update 進まない」といった検索ワードで、「Windows Updateが遅い、進まない、終わらない、失敗する問題の解決方法」 というfreesoft.tvbok.comさんの記事(2016年3月9日に追記されている)を拝読し、「Windows Update Client の最新版をインストール」することにしてリンクされているMicrosoft.comのページに飛んだのだが、「x86ベース バージョン」「x64ベース バージョン」のどちらなのかがわからないから(っていうとネットではバカにしたような目で見られるんだろうな)、そこでまた検索しなければならない(そのためにまた時間がかかる。Googleを開くのに1分かかる状態はまだ続いている)。こういう文書は、なぜ「32bit, 64bit」で表記されないのだろう。あるいはなぜ、一般に流通する文書(カタログ、プレスリリースなど)で「x86ベース、x64ベース」という用語を使わず「32ビット、64ビット」と言うのだろう。このような用語の不統一は、実に、煩雑なばかりである。歴史が云々という謂れがあるそうだが、そんなことは「今、自分が必要なファイルを、今すぐに選ばねばならない」という切迫したニーズを抱えている一般消費者(ここまでで、まったく非生産的な「待ち時間」を何時間も取られ、うんざりしてぐったりしている)には、正直どうでもよい。歴史への敬意云々の問題ではなく、単なるシニフィアンの問題だ。「あなたの環境に適したものを、これら2つからお選びください」と言われて、わけのわからないシニフィアンがつけられているという問題だ。「しょうゆか、ソースか」という場面で「大豆を原料とする調味料、野菜を原料とする調味料」と言われているようなものだ。
ともあれ、そうしてDLした「x86ベース バージョン」のKB3138612のファイルを「実行」したが、これがまた、全然、まったく、進まない。

この状態で1時間が経過したときに見切りをつけ、「このコンピューター上の更新プログラムを検索しています」というメッセージについてGoogle検索をしてみたところ、最初に表示されていたのが、「Windows7でWindows Updateができなくなる問題」(hebodj.net) という個人の方のブログである。
ここでは、このような場合のために:
1. Fix It
2. Windows Update Diagnostic
3. Windows 7 用のシステム更新準備ツール
4. Windows Updateマネージャを更新
5. Software Distributionフォルダをリネーム
の5つの方法が紹介されている。上の3件が「自動修復」系のツールである。
Fix Itは、「おなじみの」という言葉が添えられているが、私はそんなものの存在も忘れていた。別に不具合がなければ、こういうツールは使わないからね。
というわけで:
※本エントリは、参照している2本のブログ記事が、私と同じようにWindows Updateが進まなくなっている方の参考になれば、という主旨で書いています。「で、どうすれば」ということは、本文中の2本のブログ記事へのリンクをクリックしてご確認ください。私にはわかりません。私自身、本稿執筆時点でそこで進まなくなっている状態です。(本稿のアップロードはタイマーで設定してあります。)
アップデート: 結局どうなったか、という話。最終的には、うまくいってるようです。「システムの復元」をやらないといけないのかなと思ってたけど、そこまでしなくてもよかったのかなあと。まだ数日、様子見ないとわかりませんが。
実際、丸1日これに時間を吸い取られてしまってて、へろへろになってたのでもうよく覚えてないんだけど、利用したのは「Windows Update Diagnostic」のはず。あるいは下記の「Windows Update トラブルシューティング ツール」(Fix It)かもしれない:
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2714434
(【2016年10月追記】→kb/2714434 をもう一度やることになったので、本文下にいろいろ追記しました)
いずれにせよ、指示に従うと、次のように展開する。終わるまで30分くらいはかかってたと思う。(その間に、手元で読んでた本が1章分近く読めた。)

と、このようにエラーが検出されたんだけど、ここで「その他のオプションを参照する」をクリックすると次のようになる。

ここで、一番解決の目がありそうな「関連するトラブルシューティング ツールの検索」を見てみたんだけど、何も出てこなくて(笑)。
その後、もうぐったりしてて自分でも何をしたのか正確には覚えてないんだけど、「Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する方法」で「x86ベース バージョン」(つまり32-bit用)の「パッケージを今すぐダウンロードします」(原文ママ)からDLしたファイルを実行。
ここでエラーメッセージが出なかったので一安心。それから再起動したんだっけな……してないかもしれない(このプロセスに入ってから何度か再起動してるのでわけわかんなくなってる)。
そしてWindows Updateを走らせると……これこれ、この24時間、この画面が見たかったのだよ、という画面に。でも何かおかしい……まあ、とりあえずそのまま。
そして次が……
この謎のエラー!!!!!
これにめげていてはWindowsは使っていられないわけで、ここから更新履歴を確認すると、KB3138962が今回立て続けに「失敗」してて:
上記のエラーもこれが悪いみたい。
そこでいったんここまでで再起動したあとで、KB3138962を単独でmicrosoft.comから落とす(ググれば見つかるのよ。でも調子が悪くてGoogleを開くにも時間がかかってる人のために、リンクはここ)。
そしてこれをインストール。

これも滞りなく進み、こうなりました。
ここで再起動して、あとは先にいったんチェックを外してたパッチを、再度Windows Updateで確認してインストールし、問題なく動いています。
なお、注意点↓↓↓。
Windows Update 2016年3月度 注意事項と各KBメモ[Update:2016/03/10] - ニッチなPCゲーマーの環境構築 https://t.co/HSUdqgEZeX "KB3139929(いつものIEアップデート)にWin10関連を仕込んでたことが判明"
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) March 10, 2016
こういうのがたぶん、「Windows 10へのアップグレード無償」の期間が終わるまで続くのだろうし、その期間が終わっても続くのだろうと思います。なぜならマイクロソフトだから。(諦め)
そして約半年後、アップデート。そう、また同じことが起きたのだ。
nofrills / nofrills/新着更新通知・RTのみ
Windows Updateが、午前中から6時間以上かかって「更新の確認」のあと「0%ダウンロードしました」のままだったので、 https://t.co/SYbXeM98LT から落としてスタンドアロンで入れようとしているのだが、… https://t.co/sZsEHRA58r at 10/13 17:05
nofrills / nofrills/新着更新通知・RTのみ
MicrosoftのCatalogを開く前に、コントロールパネルから「Windows Updateのトラブルシュート」を試みて、「なんちゃらを確認しています」の画面のまま1時間くらい経過していたのでキャンセルしたのだが…。先月まで問題なかったのに。こんなことで時間を吸い取られる。 at 10/13 17:08
nofrills / nofrills/新着更新通知・RTのみ
今の状況、半年前のと同じかもしれない。>Windows Updateが全然進まない場合。(2016年3月) https://t.co/62TUSXYCxc この手順を踏んでやってみるか。メモっててよかった。 at 10/13 17:29
nofrills / nofrills/新着更新通知・RTのみ
なお、各種注意事項と直リンクについてはこちらさん参照。>【アプデ】 Windows Update 2016年10月度 注意事項と各KBメモと直リンク [Update:2] - ニッチなPCゲーマーの環境構築 https://t.co/ItdEOzOZeK at 10/13 17:30
nofrills / nofrills/新着更新通知・RTのみ
3月の拙ブログでのメモにある https://t.co/RBt99luUpx Open the Windows Update Troubleshooterのリンクが死亡。Windows Update FAQというページにリダイレクトされる。役に立たなさすぎるヘルプ。 at 10/13 17:36
nofrills / nofrills/新着更新通知・RTのみ
「Windows Update トラブルシューティング ツール」(Fix It):
https://t.co/fndUO6qO8I ←こちらのリンクは生きている。こっちで何とかなるかな。 at 10/13 17:39
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2714434 の画面がこう。まずはここで、変に崩れたボタンをクリックして、必要なものを落とす。

落としたものがこちら。これをダブルクリックで実行すると、本文上ですでに述べたようになります。

↓↓↓↓↓↓(最後の1つの画像は、今回の結果とは違う)

で、これ使ってチェックした結果が:

(Windows 7の場合、"service registration is missing or corrupt" については、こういうふうにするみたいです)
このあと、このブログを見ながら、「Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する方法」で「x86ベース バージョン」(つまり32-bit用)をDL(下記URL)。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/949104
DLしたWindows Update Agentというものをダブルクリックして実行。これに数分たっぷりかかった挙句、表示されたのが:

めんどくせー。とぼやいてから言われたとおりにして、Windows Update Agentのインストールを続行。


こうしてWindows Update Agentがインストールされたところで……見てわかるようなことは何も起きてなかったと思うんだけど、ここでWindows Updateを立ち上げたんだっけな(もういいかげんくたびれていたので何がどうなってたかよく覚えていない)。そしたら:
というわけで「更新プログラムの確認」へ……WU Agentを入れたあとは、「最終確認日時」などがリセットされてる。
そして、この状態のまま、また進まない。
ごはん食べたりして1時間以上放置していたけど、全然進んでいなかった。
タスクマネージャーを立ち上げると、どうもWindows Updateがまともに動いている様子はなく:
「よけいに面倒なことになるかもしれない」と危惧しながら、再起動をかける。
シャットダウンに異様に長い時間がかかることもなく、無事に再起動された。(ほっ)
ここでまた、http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/ScopedViewRedirect.aspx?updateid=bc4fc430-38b5-4ef5-ba85-fb8254ac9be9 から落としたKB3192391のスタンドアロン・インストーラーをダブルクリックすると……今度は問題なし。

これでKB3192391は入ったんだけど、この先が……WUのクライアントを立ち上げてみても、また応答がない……。
解説をnichepcgamerさんから拝借:
2016/10/12に配信されたKBザックリまとめです。大きな注意事項として、2016年10月度からWin7/8.1もセキュリティパッチが1本化されるという劣化仕様になりました。
その月のOSのセキュリティアップデートのみを当てたい方はMicrosoft Update Catalogに配信分の「セキュリティのみの品質更新プログラム」をダウンロードしてきて手動で適用してください。(記事内に直リンク有)
WindowsUpdateクライアントに配信される「セキュリティマンスリー品質ロールアップ」は、その月のセキュリティアップデートだけでなく過去の非セキュリティアップデートも付加されます。(2016年10月分は9月の非セキュリティアップデートがくっついてくるそうです。今後、過去どこまで遡ってくっついてくるようになるかは不明)
つまり、適用したくない非セキュリティアップデート(例:テレメトリ等)が出てきた場合、WindowsUpdateクライアントに配信分のOSのセキュリティアップデート(セキュリティマンスリー品質ロールアップ)は糞パッチの抱き合わせ確率が高くなります。
http://blog.livedoor.jp/nichepcgamer/archives/1061666005.html
KB3192391は "Microsoft Update Catalogに配信分の「セキュリティのみの品質更新プログラム」"。
もうひとつのは、WUクライアントに配信される "「セキュリティマンスリー品質ロールアップ」"。これが、先月までのパッチで私のマシンに何を入れてて何を入れてないかをチェックするために、「更新の確認」で止まってしまうのかもしれない。私はWindows 10へのThanks, but no thanksとしか言いようのない「無料でお得なアップグレード」は積極的に避けていたので、入れていないKBもあるし。
まあ、とりあえずはここではこれらと関係のない、KB890830(毎月くる「悪意のあるソフトウエアの除去」のツール)をダウンロードして走らせて、マルウェアのチェックを済ませようっと。
(以下、略)
※この記事は
2016年03月10日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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