「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

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2016年02月15日

英国インディー・ロックの「期待の新星」のバンドが、初の国外ツアーの最中に交通事故で全員亡くなるという悲報

英国の「期待の新人バンド」のメンバー4人とマネージャーが乗った車が、フェス出演のため訪れていたスウェーデンで橋から運河に転落し、彼ら5人全員が亡くなるという痛ましい事故があった。UKの各メディアで大きく伝えている。




事故にあったのはViola Beachという男子4人編成のバンド。マージーサイドのウォリントンという町(当ブログでは1993年3月のIRAによる爆弾攻撃について何度か言及している)の人たちだ。写真を見ると「まだ子供」に見えるが、実際、事故で亡くなった人たちは「19歳から35歳」とのことで、「35歳」の人はマネージャーで、バンドのメンバーは20歳になるかならないかという年齢だろう(→デイリー・ミラー/デイリー・レコード報道によるとメンバーはG & VoとGの2人が19歳で、ドラムが24歳、ベースが27歳)。

BBCの記事によると、このバンドが公式に活動を始めたのは2015年5月。まだ1年も経っていないが、どうやら「業界が大注目」という位置づけ、"the next big thing" になりそうな「期待の新星」だったようで、既に2015年夏のレディング&リーズ・フェスにも出ているし、BBCラジオの新人紹介番組でのメイダ・ヴェイルのスタジオでのセッションもやっていた。



事故が起きたのは13日(土)の未明で、金曜日にバンドはスウェーデンの音楽フェス、"Where is the Music?" に出演し、土曜日にはイングランドに戻ってギルフォード(ロンドン近郊)でライヴをする予定になっていた。BBC記事に埋め込まれているビリー・ブラッグ(「インディー・バンドのツアー」のことはよく知ってるだろう)のツイートによると「英国外での初のツアー」だったそうだ。バンドのFBの最後の更新が2月2日で、近々アメリカにも行くことになっていたという。TwitterにはSXSW出演の告知がある。Blossomsというバンドのサポートで回るツアーでは、リヴァプールのライヴがソールド・アウトしている。今年の夏フェスへの出演も決定していた。

断ち切られた未来は、あまりにきらきらしている。実に痛ましい。交通事故は本当に怖いと思う。報道写真にある「引き上げられた車」はぐちゃぐちゃになっている。報道記事には現地警察のコメントとして「シートベルトをしていたかどうかは関係なかっただろう」とある。

事故現場は運河にかかった橋。この橋は船が通るときは道路を通行止めにして橋を動かして船のためのスペースを確保するタイプの橋だが、跳ね橋(ロンドンのタワーブリッジのようなタイプ)ではなく、橋の部分全体が上にスライドするという。事故原因はまだ確定されていないが、バンドのメンバーとマネージャーを乗せた車は、何らかの状況で橋の手前の信号機と遮断機を越えて進み、橋と道路の隙間に落ちて、水面まで25メートルをまっさかさまにダイヴしたと見られている。
The cause of the accident on the E4 highway in Södertälje district, south-west of Stockholm, was not known. Swedish media said that at the time of the pre-dawn accident, the bridge over the Södertälje canal was closing after it had been opened to let a vessel sail through. Its warning lamps were flashing and two barriers were blocking the road.

The bridge, at the Saltskogs junction between the E4 and the E20 motorways, has a middle section that rises directly upwards without tilting, leaving a gap that the car drove into.

Insp Martin Bergholm of Stockholm police said: “For some reason, the car drove through the barriers and crashed down into the canal.”

http://www.theguardian.com/uk-news/2016/feb/14/five-british-men-die-in-car-crash-in-stockholm-sweden





地元の新聞:




音楽メディア:




BBCラジオのプレゼンターと番組のアカウント:






スウェーデンに出発する前の11日、彼らはBlossomsというバンドのサポートで、レディングでライヴをしていた。そのステージの写真(右側)。




「アナログの7インチは残りわずかです」という告知。




BBCの新人紹介番組がプッシュしている。




バンドのTwitterアカウントは、ライヴ日程をフィードしている(たぶんbandsintown.comからの自動投稿)。




悲報が入ったのはこのあと、普通に「精力的なライヴ日程をこなす新人バンド」の何の変哲もないようなフィードの中のことだ。




追悼モード:
















1月には地元(マージーサイド)のBBC地方局にも出ていたんだね。バンドの結成が、「地元の音楽学校で知り合ったGとG & Voに、G & Voの小学校時代の知り合いが加わり……」という過程だそうで、ウォリントンにとっては本当に「うちの町の子」だろう。






マネージャーのクレイグ・タリーさんはマンチェスター・シティのサポだったそうで、今日の試合でトリビュート(拍手喝采)が行われたとのこと。








車を運転していたのはタリーさんだが、事故の前の晩に彼らが出演したフェスに出たスウェーデンのバンドのメンバーは「タリーさんは自分は運転するのでということで酒は飲んでいなかった」と述べている

地元メディア:




一緒に国内を回っているバンド:




ロンドンを拠点とするフォトグラファー:




Viola Beachが遺したシングル曲、Swings & Waterslidesをチャート1位にしようという運動が自発的に出ているようだ。



マージーサイドのアクセントが耳に残る。歌詞は下記:
http://genius.com/Viola-beach-swings-and-waterslides-lyrics

合掌

※この記事は

2016年02月15日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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