シリア: ロシアによる市街地攻撃、クラスター爆弾(無差別的な兵器)の使用について。
http://matome.naver.jp/odai/2145088945686778501
そして、これについて書くと、無視される。Twitterではフォロワーが減る。「減る」といっても5人、10人、という程度だが、この話題について連続してツイートしているとリアルタイムで減っていく。
上記の「NAVERまとめ」を利用したページも、全然閲覧数が伸びない。アップしてから48時間強が経過してなお、800件にも及ばない(キャプチャは26日23時55分ごろ)。
これが、「ロシアによる戦争犯罪」ではなく「アメリカによる誤爆」だったら、48時間もすれば、少なくとも1000は超えている。
「シリア内戦への無関心」を言うと、「あなたは(英語でニュースを読んでいて)普通の日本人とは違うから」などというばかげた反応が返ってくるのだが、そうじゃない。同じように「(英語でニュースを読んでいて)普通の日本人とは違う」はずの人たちの間で、シリア内戦は関心を呼ばないのだ。
パレスチナなら、瞬時に数百の反応がある。これは「優劣」の話をしたくて言っているのではない。同じ「非人道行為にさらされる一般市民」についてのニュースなのに、閲覧される回数が違うのだ。
その理由なんかどうでもいい。ただ、シリアの一般市民がアサド政権やロシアの爆撃の下に置かれていることは、パレスチナの一般市民がイスラエルの国家的暴力の下に置かれていることと同じように、関心を向けるべき「問題」である、ということは強調しておきたい。
で、11年前にあれだけファルージャファルージャと騒いでた人たちは、民間人の犠牲という点では、2004年11月のファルージャ包囲戦(全体)が毎週起きているような規模のシリア内戦について、本当に関心ないんですかね。だとしたら、私が疑問なのは、11年前にあれだけファルージャファルージャと騒いでいたのは、何が理由だったんですかね、っていうこと。いや、教えてくれなくていいです。知ってますから。そのことについてのシリアの人たち(在外シリア人を含む)の悲鳴は、2012年には既に、Twitter上で響き渡ってて、そのままずっと続いてますから。
暴力の行使者が米軍だろうとシリアのアサド政権軍だろうとロシアだろうとイスイス団だろうと……っていう考え方は、たぶん、「特殊」なんですね。それが21世紀。
12月13日のドゥーマ爆撃(60人死亡)、20日のHRW報告書、同日のイドリブ攻撃(70人以上死亡)、23日のアムネスティ・インターナショナル報告書>シリア: ロシアによる市街地攻撃、クラスター爆弾(無差別的な兵器)の使用について。 https://t.co/G5xC8fnrlJ
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 24, 2015
……およびアムネスティ・インターナショナル報告書を受けてのロシアのものすごい勢いでの否定について、1箇所にまとめておきます。夜にまた加筆します。>>シリア: ロシアによる市街地攻撃、クラスター爆弾(無差別的な兵器)の使用について。 https://t.co/G5xC8fnrlJ
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 24, 2015
笑える。24時間経過して429 views。これが「ロシアによる…」ではなく「アメリカの誤爆」だったらどのくらいだったかな>シリア: ロシアによる市街地攻撃、クラスター爆弾使用について https://t.co/G5xC8fnrlJ pic.twitter.com/rgcg8yDiZT
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
「戦争犯罪(を構成する可能性が高い行為)」について書くより、「ゲスい漫画家(名前覚えてない)がゲスい」とか「テロリストが残虐だ」とか書いてたほうが、ネットでの「評価」は高いようです。
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
そしてもちろん、「ロシアの戦争犯罪」について書くとフォロワーが減るんですよ。これ、ほんとです。11月下旬のこれ→のときも減ったんだけどね。>また見せかけの「反戦」が(シリアで「病院を爆撃」しているのは、誰か。知らないはずがないのに) https://t.co/FqdVzCFwvO
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
ネット上のどこかで私は「ネトウヨ」呼ばわりされてると思います。今に始まったことではないし、どうでもいいことだけど。
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
ロシアによる都市の破壊の例。1990年代のチェチェン共和国の首都、グロズヌイ。ここは図書館や資料館の類も燃やされている。via https://t.co/Iy1u47wsuE pic.twitter.com/fMM5EPbrfn
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
チェチェン やめられない戦争 アンナ・ポリトコフスカヤ https://t.co/jUYjX2WGaA
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
ロシアン・ダイアリー―暗殺された女性記者の取材手帳 アンナ・ポリトコフスカヤ https://t.co/LvSjka2lox
※クリック数を計測して、後日、ブログに書くと思います。
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
"ロシア・チェチェンの著名な人権活動家ナタリア・エステミロワさんが2009年7月15日、射殺体で発見されました。…8月2日にはチェチェンの首都グロズヌイでチェチェン紛争の被害者の子供たちを助けるNGO代表(夫妻)が殺害されました" https://t.co/Guq0l86NzC
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
ロシアについてこういうこと書くと、ほんとにフォロワー減るからおもしろいよね。
— nofrills/新着更新通知・RTのみ (@nofrills) December 25, 2015
※この下に、25日夜にツイートしたアンナ・ポリトコフスカヤの本2冊の閲覧数について書きます。現時点(本稿アップロード時)ではまだ集計されてない(下記キャプチャ参照。24日いっぱいのところまでしか集計されていない)。
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20151227003112
※ポリトコフスカヤの本は過去にもアマゾン・アソシエイトを利用してブログで言及しているはずですが、それのクリックはないということがこれでご確認いただけるかと(なお、数字は全部伏せてあるし、ポリトコフスカヤの本と関係のない本やCD, DVDは基本的にタイトルにモザイクをかけてあります)。
※この記事は
2015年12月26日
にアップロードしました。
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