kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年11月28日

また見せかけの「反戦」が(シリアで「病院を爆撃」しているのは、誰か。知らないはずがないのに)

2015年11月28日、TwitterのUK圏では#DontBombSyriaがトレンドしている。集会が行なわれているようだ。

私がログインしない状態でのスクリーンショット。



「学校や病院や一般家屋が爆撃されるのを私たちは見てきた」と言っている人がいる。なるほど、と思うが、文の後半が「この『テロとの戦い』で」だ。ちなみに「テロとの戦い」(カギカッコつき)なんて、今は米政権も言わない。この発言主は「今」を見ていない。

心底、うんざりだ。こういう「反米」のひとつ覚えのようなものには。

今、というか2011年以降、シリアで「学校や病院や一般家屋」を爆撃してきたのは誰か。

アサド政権だ。大統領が、自国民を爆撃してきたのだ。「軍用ヘリから、落とせるものは何でも落とす」レベルで。落とすものがなくなったら、「たる爆弾」(テロリストが使う「ネイルボム」を巨大にしたもので、標的に正確に命中させることなどできない手作り爆弾)を製造し始めたのだが。

アサド政権は、自分たちの軍事力だけでは足らず、隣国から武装組織を呼び(ヒズボラ)、同盟国のごっつい部隊に来てもらい(イラン)、そして今年の後半にはロシアの空爆(「ISISを標的としている」という建前で、ISISがいなくてFSAなどがいる地域をがんがん爆撃している)という加勢も得て。















#DontBombSyria のハッシュタグの画面を、私がログインした状態で見ると、こうだ。




dbs.png






ハンス・フォン・スポネックの名前は、12年前によく見た。私が日本語にした文章でも出てきていると思う。彼がよく知っているのは、イラク戦争前のことだ。国連の、偽善と欺瞞の「対イラク経済制裁」のころのことだ。

今のシリアとは、全然違う。

今のシリアは、かのサダム・フセインでもなしえなかったような規模の「自国民への暴力」の場だ。そして、国連はほとんど何もしなかった。形だけの「査察団」etc. コフィ・アナンは真剣だったのではないかと私は思っているが、国連は国連として、何かをする気はなかったし、現場に影響を及ぼすようなことをする気もなかった。




昨日、テレグラフでもタイムズでもなくガーディアンに、フランスの国防大臣の寄稿が掲載されていた。英国に参戦を呼びかけるものだ。












そして今日は、これ↓。

Hollande urges UK MPs to back Cameron on Isis airstrikes
http://www.theguardian.com/world/2015/nov/27/hollande-urges-uk-mps-to-back-cameron-on-isis-airstrikes


ちなみに、ドヴィルパンの発言というのは:




これについては下記のやりとりも。






「テロとの戦いガーーー」の絶叫は、こういうのを全部、無視している。ブッシュ政権時代の「テロとの戦い」論もあまりに雑な話だったが、イラク戦争開始から12年も経過した今になってもなお「テロとの戦い」への批判の論法で「反戦」のつもりになっている人々の言ってることも、検討にあたいしないレベルで、雑である。

まあ、でもまた日本では英国のStop the War Coalitionの受け売りで「子供を守れーーー」の絶叫が響くのだろうと思う。

実際に、子供を殺しているのは、誰ですかね。

Syrian defectors reveal horrors of life under Bashar al-Assad's regime in reminder for West to 'not just focus on fighting Isis'
Pathologists describe atrocities of chemical weapons attacks, torture and rape of women and children in state's prisons
Adam Withnall @adamwithnall Monday 17 August 2015
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/syrian-defectors-reveal-horrors-of-life-under-bashar-al-assads-regime-in-reminder-for-west-to-not-10458185.html



そして、この見せ掛けの「反戦」を「見せ掛けである」と述べて批判すると、Twitterはフォロワーが減るんだよね。

病院爆撃については:
U.N. Reports Syria Uses Hospital Attacks as a ‘Weapon of War’
By NICK CUMMING-BRUCE
Published: September 13, 2013
http://www.nytimes.com/2013/09/14/world/middleeast/un-panel-accuses-syria-of-attacking-hospitals.html
Syrian government forces are systematically attacking hospitals and medical staff members and denying treatment to the sick and wounded from areas controlled or affiliated with the opposition, United Nations investigators said Friday in a new report that also detailed the use of hospitals as torture centers by military intelligence agencies.

“The denial of medical care as a weapon of war is a distinct and chilling reality of the war in Syria,” the United Nations Commission of Inquiry, which is monitoring human rights in Syria, said in its report. The panel said pro-government forces carried out such attacks “as a matter of policy,” but it also documented instances of attacks on hospitals by opposition forces.


Syria: Barrage of barrel bombs destroys MSF health facility
Two more hospitals attacked in the last days, at least ten since May
18 June 2015
http://www.msf.org/article/syria-barrage-barrel-bombs-destroys-msf-health-facility

ロシアが来てからは:
Four Syrian hospitals bombed since Russian airstrikes began, doctors say
Martin Chulov and Shiv Malik
Thursday 22 October 2015 09.56 BST
http://www.theguardian.com/world/2015/oct/22/three-syrian-hospitals-bombed-since-russian-airstrikes-began-doctors-say

Civilians and Hospitals Repeatedly Attacked as Bombing Escalates in Northern Syria
October 29, 2015
http://www.doctorswithoutborders.org/article/civilians-and-hospitals-repeatedly-attacked-bombing-escalates-northern-syria

なお、ロシアは「病院など爆撃していない」とか、挙句の果てには「そのような病院は存在しない」などと述べているが、ファクトチェックは下記にて。(シリア内戦のことを見てて、このURLを知らない人はいないですよね)
https://www.bellingcat.com/news/2015/11/04/fact-checking-russias-claim-that-it-didnt-bomb-a-hospital-in-syria/
In summary, the Russian MoD’s claim that it did not destroy a hospital in Sarmin is accurate, but, regrettably, that’s the extent of Moscow’s truthfulness. The Russian MoD provided falsely dated aerial imagery in an attempt to disguise the destruction of the airstrikes that occurred on 20 October, which were reported to have resulted in the deaths of at least a dozen people.




※この記事は

2015年11月28日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:50 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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