今度は「薬の副作用で、大事(だいじ)をとって入院」と病院は説明しているが、明日月曜日(21日)から国技「エクストリーム交渉」が始まるというときに、大丈夫なのだろうか(5月の入院もタイミング的に似ていたが)。
公にされている情報は、少ない。UTVもベルファスト・テレグラフもBBCも、情報としてはどこも同じである。
Peter Robinson admitted to hospital - http://t.co/DIvYc7SdNO
— Sharon O'Neill (@sharon_utv) September 20, 2015
DUP Leader Peter Robinson has been admitted to hospital as a precautionary measure, Belfast's Royal Victoria Hospital has confirmed
— RTÉ News (@rtenews) September 20, 2015
DUP say Peter Robinson was admitted to hospital after reaction to medication, is doing well and should be discharged soon
— Mark Devenport (@markdevenport) September 20, 2015
DUP leader Peter Robinson admitted to Belfast hospital
http://t.co/WicbXH9T40 pic.twitter.com/Jmn1vrz9hH
— BBC News NI (@BBCNewsNI) September 20, 2015
First Minister Peter Robinson has been admitted to hospital after what is reported to be a reaction to medication #Stormont
— The Irish News (@irish_news) September 20, 2015
.@duponline leader Peter Robinson has been admitted to hospital http://t.co/cvUDQ4Bpge pic.twitter.com/wsGsUNEByX
— The Irish News (@irish_news) September 20, 2015
マーティン・マクギネスのお見舞いの言葉。
Concerned that Peter Robinson admitted to hospital but pleased that he is comfortable & doing well.Wishing him
the best for recovery.
— Martin McGuinness (@M_McGuinness_SF) September 20, 2015
ジェリー・アダムズのお見舞いの言葉。
Mehopes Peter Robinson is ok.
— Gerry Adams (@GerryAdamsSF) September 20, 2015
(・_・)
UUPのマイク・ネスビット党首もお見舞いのメッセージ。
Ulster Unionist Leader @mikenesbittni wishes @DUPleader Peter Robinson a speedy recovery http://t.co/61Au6x7YBd
— Ulster Unionist (@uuponline) September 20, 2015
5月に倒れたときは、ピーター・ロビンソンは「仕事の関係じゃなく、生活習慣(ライフスタイル)が最悪なんで」と理由を説明していた。いわく「朝の4時までメール書いてて、6時起きで7時から仕事で、まともな食事もできず、ファストフードの脂っこいものばかり食べてて運動もできてない」状態、のような感じ。でも、そんな不健康な生活を送らねばならない原因は、やっぱ仕事ですよね、っていう。
今回は、「(IRAがまだ存在していることに、なぜか今更端を発した)ストーモントの危機」と、「NAMA問題」がダブルで来ている。5月のとき以上の激務と心労が続いていたのではなかろうか。
ジェリー・アダムズやマーティン・マクギネスがTwitterでやたらと「山に行った」とか「犬連れて海岸に来た」とかいったトレッキング系の話をしているのは、第一にはナショナリストとしての「郷土愛」アピールなのだが、二義的には「健康」アピールの目的だと思う。(アダムズは2013年に渡米したときに前立腺の手術をしている。党は「ガンではない」と言っているが、この党はこれまで次のようなことを主張してきたことに留意が必要だ。すなわち、「IRAはもう消えた」とか「ジェリー・アダムズはこれまで一度もうわなにをするやめ・・・)
追記(21日):
土曜日(19日)に入院したピーター・ロビンソンは日曜日(20日)に退院し、月曜日(21日)の「交渉」には出席する。てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃ〜♪
Peter Robinson leaves hospital for Stormont talks
By Nevin Farrell and Chris McCullough
Published 21/09/2015
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/politics/peter-robinson-leaves-hospital-for-stormont-talks-31544023.html
Belfast Telegraph front page Monday September 21, 2015 #NINews pic.twitter.com/wXM6gjyc24
— Belfast Telegraph (@BelTel) September 21, 2015
DUP MP Jeffrey Donaldson told the Belfast Telegraph "no one should underestimate" Mr Robinson's determination.
Mr Donaldson said: "Peter is planning to be with the delegation when we have the talks. We understand there was a problem with Peter's medication and hopefully that has been addressed. He is determined to lead our team in the talks that will take place this week, and he recognises the importance of the issues that need to be addressed. No one should under estimate his determination to have them resolved."
さすが、「エクストリーム交渉」にかける情熱は誰にも負けはしない。
2010年2月、「ヒルズバラ合意」のあとの会見で「交渉」にかける決意表明がなされている。3分50秒から参照。
https://youtu.be/acnIyzNFDdg?t=3m50s
※これの3分50秒から。
話は戻って、病院に運ばれたのが、単に「新しく処方された薬が合わなかった」といったことならいいんだけど(報道を見る限りではそういうようなことだったらしい)、実はしっかり休養してケアしたほうがよいような疾患を抱えているのなら、休養したほうがいいと思う。今年はDUPは党内のことだけでもいろいろあったわけで(エドウィン・プーツ、サミー・ウィルソン……)。
そういえば、この9月12日はイアン・ペイズリーの死から1年だったのだが、特に何も記事を見かけなかった。ストーモント危機の最中だったとはいえ、「あれから1年」くらいの記事は出てもよさそうだったが、何もなかった。北アイルランドで政治家の死についてそういう「回顧」の記事が出たことはほとんど記憶にないので(デイヴィッド・アーヴァインはあったと思う)、イアン・ペイズリーも普通の扱いなんだということかもしれないが、北アイルランド紛争期の影響力の大きさと声の大きさ(物理的にも、比喩的にも)からみれば、やはり、「時代が変わった」ということではないかとも思う。
※この記事は
2015年09月20日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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