英労働党党首にジェレミー・コービン、副党首にトム・ワトソン(2人そろって「トムとジェリー」か)
http://matome.naver.jp/odai/2144207286346994001
要点だけ言えば、
これで(ようやく)
労働党内のブレアライト(トニー・ブレア支持者)が一掃されましたよ。
他の話は「NAVERまとめ」のページで(転記する気力はない)。
ちなみに個人的には、アンディ・バーナムが好きなんです。ヒルズバラの悲劇の真相究明の実現の日のスピーチはぜひ聞いてほしい。"Should have been" というフレーズをこのスピーチで自分の中に刻み込みたい。
http://www.bbc.com/news/uk-politics-19567752
バーナムは25周年の記念の日にスタジアムでスピーチしたんだけど、そのときの「鳴り止まない拍手」は、本当にすごい。バーナムはリヴァプールFCではなくエヴァートンの熱狂的サポで、そういう「垣根」も乗り越えた(大変だったと思う)。「人の命」というのはそういう問題で、「国家による隠蔽」というのもそういう問題。
バーナムが党の中心で仕事をする日はきっと来ると思うし、こういう「価値観」は今の英国ではかなり広範に共有されているものなので(その一方で、まあ、いろいろありますけどね)。
個人的には、コービンのような「フリンジ」の人(この党首選の結果は「フリンジ」はもはや「フリンジ」ではないということ、あるいは最初からそもそも「フリンジ」などではなかったということを示してます)が中央に来たということで、ブレイディみかこさんがおっしゃっている通り「彼(ジェレミー・コービン)は一人のアクティヴィストから、指導者へと変貌しつつある」。
これからですね。
今のコービンには、80年代の(その後「伝説的」と呼ばれた)GLC時代のケン・リヴィングストン(彼がいかに「すごい存在」だったかを、私は複数のロンドナーから直接聞いている)のような「存在」になってほしいという期待と希望が寄せられているわけで、それがこれからどうなるか。
すでに、ケン・リヴィングストンを最後にうんざりさせたのと同じ「ネタ」(「反ユダヤ主義」のレッテル貼り)は、コービンについても用意されてます。
ちなみにジェレミー・コービンはガナサポです(地域がそうだし)。
Good day for the red north London. :D pic.twitter.com/5rNuoqchFe
— nofrills (@nofrills) September 12, 2015
ちなみに、個人的に、北アイルランドをウォッチしているのがデフォという画面で、少しオフラインにしたあとで接続して最終確定結果を知ることになったので、なぜかシン・フェイン経由で労働党党首の決定を知るという妙なことになってしまいました。
※この記事は
2015年09月13日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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