「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年09月10日

「彼が真実を認めるかどうかです」とUUPに言われた「彼」は……

1つ前のエントリ、「北アイルランド、ストーモント体制は、本当に、もちこたえられないかもしれない」の件、象徴的なのは、これだと思うんですよ。昨日、ボビー・ストーリーの逮捕の報道があり、マーティン・マクギネスのコメントが出て、騒然としていたときの実際のタイムラインより(via https://twitter.com/nofrills/lists/ni )。



パロディ・アカウントとかじゃないですよ。本人ですよ。

本人がどういうつもりであれ(あの人は「変人」なので、どういうつもりなのかは余人にははかりしれない)、見ている立場からいえばこれは、「この事態をまじめに受け取ってません」という意思表示以外の何ものでもないわけで、私が側近や党幹部だったら「もういいから、ひっこんでてください」と言ってスマフォやPCを取り上げてたと思う。

しかもこの「でっかい羊さん(原文ママ)」のツイートの次に何をしているかというと……



アイルランド共和国の政治のトピックで、現政権の閣僚をおちょくっているシン・フェインの機関紙記事フィードのRTなんだけど、今、急を要するのはその話じゃない。

というわけで、まじめにやる気はないんだと判断せざるをえないんではと思います。

「でっかい羊さん(原文ママ)」のツイートとの正確な前後関係は確認できないのだけど、UUPのマイク・ネスビット党首がこんなことを述べています。
UUP leader Mike Nesbitt said his party's position had been vindicated.

"There is one issue here - the fact the IRA still exists and Sinn Fein are in denial," he said.

"So there is only one fix and I cannot supply it, the DUP cannot supply it, for all their bluster. The only person who can supply the fix is Gerry Adams. Gerry Adams has to admit the IRA exists, with a structure. Without that, talks of adjournments and suspensions and talks - it's all bluster. It's down to Gerry Adams to tell the truth."


これも、相手がまともに答えないということをわかっていてわざと言ってるわけで、日本語でいう「パフォーマンス」ですけどね。

Stormont crisis: Powersharing in Northern Ireland hangs by a thread as parties are split over how to resolve deadlock following fallout over Kevin McGuigan murder
By David Young and Michael McHugh
Published 09/09/2015
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/politics/stormont-crisis-powersharing-in-northern-ireland-hangs-by-a-thread-as-parties-are-split-over-how-to-resolve-deadlock-following-fallout-over-kevin-mcguigan-murder-31514937.html

ところでBTのこの記事、「も、もちついて」といわざるを得ない慌てっぷり。「やけに長い記事だな」と思ったら、かなりの部分がダブってるんですよね。一応アーカイヴ

※この記事は

2015年09月10日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼