「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年08月27日

「Twitterの変なスパム」が止まらない。(はてブの画面に表示されるツイートは非表示にできることを今知った)

8月24日に書いた件。何語圏に拠点があるのかも判然としないTwitterのbotアカウント(としか思えないもの)が、英語やフランス語、アラビア語、日本語などで書かれた他人のツイートをコピペし、まったく何の脈絡もなく、YouTubeにアップされているCGの映像のURL(短縮URL)を付け加えているという問題。(この「YouTubeのCGの映像を広めるためのスパム」と思われる。)

前回のエントリを書いたときには既に、当該のユーザー(私のツイートをコピペしていくパクリ屋のスパマー)はブロックしてあったのだが、同じユーザーによるパクリがまた発生した。今回、この手のスパムに最初に気づいたときと同じパクリ屋(Lilly)(リンク先の図を参照)が、またやってきたのだ。

twspm-au15f.png


twspm-au15f2.png


もう1件、Lillyとは別のスパマーも来ていた。

twspm-au15g.png


「ふざけんな!」と腹を立てながら、はてブの画面上にマウスを走らせると、あら、不思議。今まで気づかなかった機能が。(単に本当に私が気づかなかっただけです。)

twspm-au15g2.png


Twitterユーザーのアバターの上にカーソルを置くと、Twitterのアカウント名と下向きの矢印が表示されるので(上図の上半分)、その矢印をクリックすると「@userのツイートを非表示にしますか? 他ユーザーからも見えなくなります」というメッセージが表示され、「はてブ」の「非表示に追加」のボタンが。




これで私に見えるところからは、これらのスパマーが放逐された。

だが、「私に見えるところからは」というだけで、今後も変わらず盗まれ続けていくのだろう。Twitterでブロックしてあっても効果はなかったのだ。私を含む何人かのTwitterのフィードをRSSか何かで読んで、ランダムに拾ってコピペしているbotだろう。

これが「おなかすいた」とか「かわいいもの補給」のツイートならここまで腹も立たないのかもしれないが、こいつはシリアとかパレスチナとか、英国の児童虐待とかの話題ばかりを盗んでいくのだから、余計に腹立たしい。

私の場合はニュースのメモだから被害らしい被害はなく、単に感情の問題(イライラする、腹立たしい)だが、写真や絵で生計を立てている人が同じことをやられたら、「感情の問題」ではすまなくなるかもしれない。

といって、パクられた側にたいしたことができるわけではない。

TwitterのSupportへの著作権侵害の届出は米国の流儀によるもので、日本から気軽に使えるものとは言いがたいフォームから届出(日本語版ではまだ「お問い合わせ」って表記のままなんですね……Twitterの日本法人は何やってんでしょう)をすることで、フォームに記した内容(氏名、住所など)が、パクリ屋にそっくり流されてしまう(なので通常は、こういうときは代理人を立てる)。本当に「パクり」が目的の著作権侵害者ならともかく、たかがスパマーの素材文に使われたくらいでこっちの名前などを渡すわけにはいかない。実際に、こういうのあるし



スパマーのLillyのような「他人のツイートを脈絡なく勝手にコピペするスパマー」は以前から存在していた。@endBooksさんの2014年8月のブログ記事、「スパムコレクション2014秋」の少し下のほう、「普通の人の普通のつぶやきをパクって隠れ蓑にするタイプ」のセクションにも報告がある。

これは日本語圏での例だが、英語圏でももっと前から同じようなのは存在していた。

また、政治的な意図のある妨害のためのコピペみたいなのもあって、私自身2009年にその被害にあっている(昔、はてなダイアリーに記事をアップしてあったが、今はダイアリー自体を非表示にしてしまっている)。「リプライ」がそういうスパマー(?)によって埋められてしまったことや、いきなり何の脈絡もなく「nofrillsにお見舞い申し上げます」という英文メッセージ(同一の文面)が数百件、一度に送られてきたことがある。(これらは「スパマー」ではなく「サイバー部隊」のお仕事だろうと思います。当時、某国の民主化運動をTwitterでフォローしていたので、目立ったユーザーにはもれなく何かが貼り付いていたはず。)



追記。また来たよ。今度はスコットランドの話題だけを勝手にコピペしていくbotらしい。





※この記事は

2015年08月27日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:30 | TrackBack(2) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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Twitterでの「人名 (はぁと)」のスパム(URLの宣伝)
Excerpt: Twitterで、自分のツイートが勝手にコピペされて、URLを広めるためのスパムに利用されるという例について、またそれらをなるべく見ないようにする方法について、8月24日と、8月27日に書いた。 こ..
Weblog: tnfuk [today's news from uk+]
Tracked: 2015-09-09 21:31

だから、私はスパムは嫌いだと何度言えば(怒)
Excerpt: 怒ってもしょうがないんだけどね。相手はbotだから。(諦) 2ヶ月前にちょっと書いた「Twitterの変なスパム」と同じパターンのものが、またやってきた。何語圏に拠点があるのかも判然としないTwit..
Weblog: tnfuk [today's news from uk+]
Tracked: 2015-10-24 23:41

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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