「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年07月09日

私はもう、「ナチ」とか「ナチス」という単語をツイートしてはならないのだ。

今日は、やりかけのものを終わらせて、"Peace before justice" というものについて書こうとしていたのだが、あまりにバカにされ頭にきたし、HTMLとCSSをいじっていたので、やりかけのものはやりかけのままだし、書こうとしていたものは自分の中で形を結びつつあった言葉が永遠に失われてしまったために書けなくなった。

1件、私には何の落ち度もないツイートを消すことにする。そして、どこかの知らない人が「私がナチの話をしたいときに、nofrillsが『ナチ』って書いた!」と盛り上がって、感激して絡んでくることを防ぐため、私ははてブからのフィードを除いては、今後「ナチ」、「ナチス」という言葉を自分のTwitterに自分で書かないようにする。

削除するのは下記のツイートだ。



「北アイルランドのおかげで自分のTLがナチナチしくなってていやすぎる」と私は書いた。12thのお祭りを目前に控えた北アイルランドでナチの旗が掲げられたというとんでもないニュースについての続報が続いているので、「あとで読む」的にRTしていったら、この図のようなことになってしまったのだ。

「ナチナチしく」というふざけた言い方はわざとしたのだが(本気でこんな画像を並べて喜んでいるのではないということを言いたい)、この日本語を読んで、「北アイルランド」の話を私が追っているためにこういうことになっているということ、つまり私が話しているのは「北アイルランド」のことで「ナチ」のことではないということが読み取れない人は、おそらくいないだろう。

しかし、このツイートに「ナチ」の話をぶら下げられた上に、めちゃくちゃめんどくさいことになった。ほとほとうんざりだ。

なぜ人の書いていることを読みもせず、自分の言いたいことを一方的にぶつけてきて、しかもそれが世間的にいわゆる「陰謀論」以外の何ものでもないというのに、こちらがまともに対応すると想定するのだろう。

私は、以前述べたとおり、「Twitterで『感想』などを話しかけてくる人」は、申し訳ないがスルーすることにしている。ブログの各エントリの下にも「個別のご挨拶は控えさせていただいております」と明示してある。また、Twitterのリプライ(メンション)は、申し訳ないけれどもほとんど見ていない。本当に心底くたびれてしまったので、今では1ヶ月に1度チェックするかどうかだ。本当に申し訳ないのだけれど、それがぎりぎりだ。個別のツイートのリプライを見たりとか、私がフォローしている方からのリプライはポップアップで通知されるとかいったことはそれとは別にあるけれども。

そういう「不人情」、「不義理」な方針をとっているのは、実際にTwitterでものすごくいやな思いを何度もしてきたからである。

2013年06月04日 私は胃液を吐きながら耐えていたが、きっと「理解のない、心の狭い、差別主義者」と思われていることだろう。
http://nofrills.seesaa.net/article/365129822.html

"私は「陰謀論者」ではない" というエントリの末尾に追記したときに、私はさらに異様な一段を付け加えた。文中での「たとえ話」について、「単に思いついただけでそれについて別に関心はない。思いついたということは関心がゼロではないのだが、そういう話はするつもりはないので、Twitterなどでもこの項をネタにそういう話をふってこないでほしい」という内容だ。

なぜこのようなことを付け加えたかというと、そのような「たとえ話」がきっかけで勝手に「雑談の相手」にされ、挙句、こちらが消耗するということが、過去において何度かあったからである。それも知り合いでも何でもない人から。


2014年08月07日 【お知らせ】なぜ私はTwitterでリプライを基本的に見ないことにしたか。
http://nofrills.seesaa.net/article/403313665.html



かつて、Twitterというところでは、「いきなり話しかけてくる見ず知らずの人」と「まともな会話」が成立するのが当たり前だった。そのおかげでいろんなことを知った。読むべき記事、読むべき本、言葉の使い方、私の知らないある「時代」のムード、知らない土地での旬の果物……。間違いもたくさん指摘してもらった。私はTwitterに感謝している。

だがさびしいことに、最近、どうもそうではない。「いきなり話しかけてくる見ず知らずの人」が、その分野についてのこっちの無知をいいことにプロパガンダ吹きまくりだったり(そういう人は前からいたことはいた)、一度会話をするとそれだけで「知り合い」になった気にでもなるのか急にべたべたと(知的に)甘えた態度を取りはじめ、「な、俺の言ってること、わかるだろ?」的に言ってることをころころと変えるようになったり……


というわけで、リプライは原則として見ていない(画面に表示させない)ようにしていたのだが、「北アイルランドのおかげで自分のTLがナチナチしくなってていやすぎる」のツイートについては、「それについての追記をブログにする」と自分で自分にリプライをつけようとして、展開したのだ。それに、誰かがFAVしていて【訂正】それを、誰かがRTしていて、それも気になった。北アイルランド情勢に興味のあるあの人だろうか、この人だろうか、あの人だったら笑い話にできるかもな……と思ったのだ。

だが、FAVして【訂正】RTしてくれてたのは見覚えのないアバター。そしてリプライは……



I was like...


※最近Twitterでよく見かけるんだ、この写真。


きたあいるらんどのはなししてるんですけど…… (・_・)

ブログ拝見しました
http://nofrills.seesaa.net/article/159307947.html
WW2の敗戦国日本は、米国が原爆を武器特許として知的財産権を所有するための殺傷実験場だったことがわかりますよね。しかも日本がその実験に協力してたなんて驚愕!ナチスも戦後の常識とは逆だったりして?


…… (・_・) 「ぶきとっきょ」ってなに
…… (・_・) UDAの旗竿とやVTOTの連中と何か関係あるの
…… (・_・) それに、「常識とは逆」?

あんたはブレイヴィクの1500ページ文書か。

ディラン・ルーフの「最後のローデシア人」の声明文か。

でも「ブログ拝読しました」と言われて無碍にはできないよなあ……。

……と、さらにもう1件ツイートがあるので見てみると……



…… (・_・)
…… (・_・)
…… (・_・)



しかも「ホロコースト」板だよ、ママン。

阿修羅の「ホロコースト」板だよ。

で、これのどこにいったい、「北アイルランドの旗」と関係が?

で、この人が読んで感激したという私のブログはこれ。5年も前のもので、すまん、覚えてなかったわ、マジで。(報道内容は覚えてた。でも自分がブログ書いたのは覚えてなかった。)

2010年08月13日 NHKスペシャル「封印された原爆報告書」
http://nofrills.seesaa.net/article/159307947.html

で、これのどこにいったい、「北アイルランド」と関係が?





このあとどうなったか?

こうですよ。一応、発端から全部ね。



上のキャプチャでたたまれてるところのやり取り。



以下、やり取り中略する間、かわいいもの補給してください。

"What the heck are you looking at?!"

ケツ論。



アーンド:






……というわけで、1人こういうのが来ると次もまた来ると思うので、私は私の使う言葉に制限をかける。Twitterでは自分の言葉としては「ナチ」とは書かない。「ネオナチ」など他の言葉の一部であるときは別だが、とにかく、「ブログを読んで感激しました」と人をほめているふりをして(実際にはブログをちゃんと読んでもいないのに……先方は『NHKの調査報道の感想を書いたあなたのブログに感激した』的なことを言ってきたのだが、当該エントリでわたしは「内容」を書いたのであって「感想」などほとんど書いていない。「感想」とか、死ぬほどどうでもいいわ、んとに)、阿修羅掲示板のURLを送りつけてきて「読め」とかいうのに絡まれるのは、ごめんだ。

マジな話、ナチ信奉者が誰かを洗脳したいときに「ネットde真実」なサイトのURLを送りつけてくるのと、どう違うのかわからん。

ああ、くたびれた。



タグ:twitter 陰謀論

※この記事は

2015年07月09日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼