kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年05月18日

【メモ】ロシアのサイバー戦争(ほんとに)

※以下は未確定情報のメモです。

この3週間、ロシアがエストニアを相手にサイバー攻撃(DDoSだそうですが)をぶちかましているらしい。3週間というとエストニアがロシアというかソ連の戦没者記念碑を撤去してからずっとということか。ガーディアンによると、明日のロシア・欧州サミットで何か動きがあるかもしれないとのこと。(エストニアはEU加盟国である。)

Russia accused of unleashing cyberwar to disable Estonia
Ian Traynor in Brussels
Thursday May 17, 2007
http://www.guardian.co.uk/russia/article/0,,2081438,00.html

ガーディアン記事によると、攻撃の対象となっているのは下記の通り。大統領府、国会、政府官庁、政党、大手メディア、大手銀行。損害の規模はわかっていない。
The main targets have been the websites of:

- the Estonian presidency and its parliament
- almost all of the country's government ministries
- political parties
- three of the country's six big news organisations
- two of the biggest banks; and firms specializing in communications

It is not clear how great the damage has been.

NATOは「ロシアの攻撃だ」と断定してはいないが、エストニアでは政府関係者やメディアの人が「世界中から攻撃があるが、やってるのはロシア」と断言している。

専門家の意見いろいろ:
Experts from Nato member states and from the alliance's NCSA unit - "Nato's first line of defence against cyber-terrorism", set up five years ago - were meeting in Seattle in the US when the crisis erupted. A couple of them were rushed to Tallinn.

Another Nato official familiar with the experts' work said it was easy for them, with other organisations and internet providers, to track, trace, and identify the attackers.

But Mikko Hyppoenen, a Finnish expert, told the Helsingin Sanomat newspaper that it would be difficult to prove the Russian state's responsibility, and that the Kremlin could inflict much more serious cyber-damage if it chose to.

最後のフィンランドの専門家のコメントで「ロシアという国家がやっているということを証明するのは難しい」というのにはどうしても、リトビネンコ事件を連想してしまう。

※以下は無根拠な連想をメモしておくことが目的。

ロシアといえば、旧ブログでかなり長期にわたるスパム被害を受けたことがある。スパムってきたURLをクリックして開いたサイトが、JavaScriptで転送されるようになっていて、転送先でもまた転送されて、最後にプロザックとかの「お薬」の通販サイトに行き着くようになっていたのだが、その最後のサイトのURLをwhoisすると.ruが出てくる、という感じ。

で、その.ruなサイトに変なスクリプトが仕込まれていて、なんかこわそーと思ってそういうのをチェックしてくれるサービスで調べてみると「とても危険です」と言われたり。具体的には、「ボット」とか「ゾンビ」とかっていうのです。(だから旧ブログのときにしょっちゅう「上のコメントはスパムですから無視してください。絶対にクリックしないでください。現在対処依頼中です」ってコメントを投稿していたのだ。旧ブログは当時は自分ではコメントの管理に限界があったので、サーバさんのほうで直接まとめて削除してもらっていた。)

エストニアがこういうふうになっているということは、自分が知らないうちにDDoS攻撃をしてしまわないように、ちょっと気をつけておいたほうがいいのかもしれない。インターネットに国境はないので、何の気なく見に行った先でやばいものを踏んで、知らないうちにエストニア攻撃に参加させられるということもありえる。対策ソフトについては下記などに解説あり。
http://www.geocities.jp/primarystage/spyware.html

※この記事は

2007年05月18日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 03:41 | Comment(5) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アップデート。「サイバー攻撃」のことは特に述べられていないが(「エストニア」には触れられているにせよ)、会談前の観測を述べた記事。論点整理として参考になる。

Rows overshadow EU-Russia talks
Last Updated: Friday, 18 May 2007, 03:57 GMT 04:57 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6668111.stm

同じURLで書き換わるかもしれないので、魚拓:
http://megalodon.jp/?url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6668111.stm&date=20070518131121

Russian President Vladimir Putin is meeting EU leaders in southern Russia amid tension between the two sides.

German Chancellor Angela Merkel, whose country holds the union's rotating presidency, will lead the EU team at the summit in the city of Samara.

She warned that it would yield no concrete results, but said talks might get to the bottom of disagreements.

Disputes have arisen over the status of Kosovo, energy supplies, trade, and ties between Russia and Estonia.

Posted by nofrills at 2007年05月18日 13:13
 まあ,この手の諜報絡みの話は,何重にも裏をとらないと….
 報道自体が諜報工作なんて例がザラですので.
Posted by 消印所沢 at 2007年05月21日 00:31
>所沢さん
どうもです。それはもちろん。

この記事は一応こういう報道があったというメモです。で、その後にEU・ロシアサミットでどういうふうに展開したのかが一番重要なのですが、日程上ちょっとお留守にしていたので、そこを見ることができていません。DDoS攻撃ですから、国家の明白な関与があるというより(フィンランドの専門家がおっしゃるとおり)、個人が勝手にやっているのが大量発生しているという考え方もできると思います。
Posted by nofrills at 2007年05月21日 06:23
おっと、EU・ロシアサミットのこともちゃんと把握していないうちに、NATO事務総長からの声明が入ってきました。AFP通信さん:

NATO、エストニアに対するサイバー攻撃に懸念を表明
* 2007年05月26日 18:02 発信地:フンシャル/ポルトガル
http://www.afpbb.com/article/politics/2230158/1629724?blog=seesaa

冒頭部分:
【5月26日 AFP】北大西洋条約機構(North Altantic Treaty Organisation、NATO)のヤープ・デホープスヘッフェル(Jaap de Hoop Scheffer)事務総長は25日、NATO加盟国の1つであるエストニアで5月上旬から3週間以上にわたって続く、猛烈なサイバー攻撃に対し懸念を表明した。

・・・というわけで、NATOは専門家をエストニアに派遣し、攻撃について詳しく調べているそうです。

エストニアはNATO加盟国なので、今回の「サイバー攻撃」はNATOの集団としての安全保障(集団的自衛)の枠組で対処すべきことだと主張。NATOとしての動きは、基本的には、そうすべきかどうかを判断するための事実の調査だろうと思います。(「犯人探し」というよりも。)違うかな。。。
Posted by nofrills at 2007年05月26日 19:09
この件、結局どういうふうになっていったのかについて、BBCなどふだんの巡回先で見かけないうちに時間がたってしまいましたが、一般のニュースというより専門のニュースとして日本でも高い関心を集めているようです。mycomさんの8月14日記事(はてブのトップページ経由):

Black Hat USA 2007 - 初の"サイバー戦争"!? 狙われたIT先進国エストニア
http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/08/14/blackhat1/index.html

[quote]
エストニアは、独立時に取り残されたロシア系住民の問題を引きずっている。4月末には民族不和の原因を排除しようとした同国政府が、第二次大戦でのソ連軍の勝利を記念した銅像を首都タリンの中心部から郊外に移した。これがソ連の戦勝記念日の5月9日の直前に行われたため、ロシア系住民が強く反発し、警官隊と衝突するなど暴動騒ぎに発展した。同時に4月27日金曜日から、エストニア政府のWebサイトが攻撃を受け始めたのだ。

5月9日に向けて様々な攻撃の可能性を想定していたエストニア政府は、すぐによりセキュリティに優れたサーバにホスト先を変更した。しかし攻撃は激しさを増すばかりで、新しいサーバもストレスに耐えかねる状態になった。攻撃者を特定しようにも、攻撃元は巧みに隠され、しかもICMP ECHOフラッド、DNS攻撃、SYNフラッド、トラフィック・フラッドなど次々に新手の攻撃が加わった。トラフィックは通常の100〜1,000倍の規模だったそうだ。

翌28日土曜日になると攻撃の被害がさらに広がった。調査の結果、ロシア語のブロガー・コミュニティの中で、エストニアを口汚くののしり、攻撃手法を具体的に示しながら実行を促すWebサイトが多数見られることが明らかになった。この時点で「通常の攻撃とは異なるサイバー暴動」と認識された。

……

ロシアはエストニアへのサイバー攻撃への関与を再三にわたって否定している。"戦争"の様相を呈しながらも、実際には攻撃者の顔が見えていない。Evron氏は「サイバーテロであるが、インターネット暴動またはサイバー暴動と呼ぶのが適当だ」と指摘した。「エストニアを苦しめたのは攻撃者の群衆コントロールである。インターネットを通じてオンライン・モブを扇動した。攻撃者の戦略として、今後さらに注目されるだろう」と述べた。……
[/quote]
Posted by nofrills at 2007年08月15日 09:27

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼