「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年05月28日

英政府当局は何をしていたのか……今日のBBC Panoramaで北アイルランドの「闇」を特集

今日28日(木)のBBC Panoramaがすごい内容。予告編(冒頭部分)の紹介。




北アイルランド紛争で唯一、取材・執筆活動ゆえにターゲットとされ殺されたジャーナリストのマーティン・オヘイガン(2001年9月、ロイヤリストに襲われ射殺された。当時のブレア政権は事件の捜査・真相究明にどのくらい本気で取り組んだのだろうか)が、今日のPanoramaの映像の最初に出てくる。

Britain's Secret Terror Deals

British security forces have been accused of involvement in dozens of murders during the Troubles in Northern Ireland. Reporter Darragh MacIntyre investigates allegations that the state colluded with paramilitary killers and covered up their crimes. He meets the families who have been fighting for decades to uncover the government's darkest secrets and he confronts some of those believed to be complicit.
http://www.bbc.co.uk/programmes/b05x8gzs


このPanoramaの取材を行ったダラー・マッキンタイアは、潜入取材を得意とするドナル・マッキンタイアと兄弟で、BBC NIのベテランのジャーナリストだ。2012年にはアイルランドのカトリック教会の児童虐待について優れた仕事をしている

先日、既に、英当局が武装勢力に銃を渡していた(むろん、それも「作戦」であったかもしれないが)ことが警察オンブズマンの調査対象となっていることが伝えられていた。






当局は実は何をしていたのか……北アイルランド紛争の中でも、絶対に「真相」など明らかにならなさそうな部分である。番組は、見ることができれば見たいものだ。

ケン・ローチのこの映画(日本盤なし、日本劇場未公開、ただしCSの映画専門チャンネルでやったことはあるらしい):
B000219T4UHidden agenda


by G-Tools



※この記事は

2015年05月28日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 11:31 | TrackBack(1) | todays news from uk/northern ireland | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

あの「紛争」は、誰が何のために、何をしていたのか。
Excerpt: つい先日(5月下旬)、BBCがPanoramaで北アイルランド紛争の闇の奥の奥に踏み込む報道をしたばかりだが、そのさらに奥というかピンポイントの1点を、BBC Northern IrelandのS..
Weblog: tnfuk [today's news from uk+]
Tracked: 2015-06-11 00:43

【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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