「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年02月17日

考えられないほどガチの極右が「テロ」ではないといわれるとき。

先日、カナダの東海岸で「マス・シューティング(無差別銃撃)計画」が摘発され、容疑者が起訴された。そのとき当局は「これはテロではなく、犯罪 criminal」と言っていた。




その段階で「言ってることがおかしい」(無差別に人を大量に殺傷する計画が「テロ」でないのはおかしい)という感想みたいなのもたくさんあったのだが、そこは当該国の「テロ法」で起訴できるかどうかという定義上の問題もあることは事実だ。

しかし、こんながっつりした証拠があるときに、「これはテロではない」っていうのは、マグリット的な冗談ですか、というしかない。



Well, they were murderous misfits, Federal Justice minister Peter MacKay told reporters yesterday, adding that the “the attack does not appear to have been culturally motivated, therefore not linked to terrorism.”

Maybe MacKay is right. Maybe he isn't.

But Nova Scotia's media is not giving us the information we need to make up our minds.

Reporters quote neighbours, who assure us the kids come from nice families and friends who are in shock that the plotters could even entertain such horrendous plans, let alone follow up on them.

That at least some of the plotters were into posting Nazi paraphernalia on their facebook pages, or espousing white supremacist ideas on message boards has been downplayed by local reporters.

The Tumblr blog of James Gamble, the 19-year old found dead in Timberlea, features pictures of Adolph Hitler and marching Nazis.

You go to the Tumblr blog of Lindsay Kantha Souvannarath, the Illinois woman now in custody, and a swastika is the first thing you see.


ツイートされているノートの描きつけを描いたのがこの、イリノイの女。これで「極右」としてマークされてもいなかったとか、まさか言わないよね。アメリカは極右テロ経験してるでしょうが。ヒンズー教の宗教施設を襲撃した極右バンドの男もろくにマークされてなかった。公然と極右活動して、武装していたのに。まったく、何やってんの。






呆れてものが言えない。



追記。さらに驚愕。



まあ、「モンゴルのネオナチ」、「日本のネオナチ」のようなのもいるが、彼女の場合ラオス人の両親のもとでアメリカで生まれ育ったアメリカ人で、コロンバイン高校の銃乱射事件などに憧れてたという……。

で、アメリカ人の彼女と一緒に銃乱射するはずだったカナダ、ハリファクスの男2人のうち、1人(19歳)は警察に捕まる前に自殺したということなのだが、KMFDMのTシャツを着ていたりして、風評被害ぱねぇということになるのではないかと心配。KMFDMは元々ドイツで活動してたバンドで、anti-Nazi, anti-violenceですよ。アイロニーが読めないアメリカ人の誤読ですでに風評被害受けてるんだけど。
http://en.wikipedia.org/wiki/KMFDM#Adios_.281999.29
KMFDM are an art form−not a political party. From the beginning, our music has been a statement against war, oppression, fascism and violence against others. While some of the former band members are German as reported in the media, none of us condone any Nazi beliefs whatsoever.

※この記事は

2015年02月17日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 07:21 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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