「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年05月08日

「トルストイカップ」で「戦争」と「平和」が激突した。

こんな英国が私は大好きです。

Peace defeats war in soccer clash
Last Updated: Monday, 7 May 2007, 07:37 GMT 08:37 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/west_yorkshire/6631449.stm
Peace overcame war in a hard-fought footballing contest between two university teams in Bradford.

ブラッドフォードで、2大学の間で競われたサッカーの試合は、激戦の末、平和が戦争に打ち勝った。

何の話かと思ったら
Bradford University's Peace Studies FC beat Kings College London's War Studies FC on penalties after the two-legged match ended in a 1-1 stalemate. Peace FC's 4-3 shoot-out win saw them lift the Tolstoy Cup at the Intersonic Stadium, Valley Parade, on Sunday.

ブラッドフォード大学平和研究FCと、キングズ・コレッジ・ロンドン戦争研究FCは、ホーム&アウェイ形式の2試合で1−1のドローの末、PK戦に突入、平和FCが4−3 (PK) で試合を制し、トルストイ・カップを獲得した。


400326181X戦争と平和〈1〉
トルストイ 藤沼 貴
岩波書店 2006-01

by G-Tools

# おや、岩波から新訳が出てるんですね。

こういうネタだからBBCもノリノリ(笑)で、Brazilian presence などという仰々しい小見出しをつけている。

ダメだ、腹いてぇ。。。写真キャプションが、"The Peace Studies team was not afraid to put in some tough tackles"(平和研究チームは激しいタックルも遠慮なく)、そして・・・下記太字参照。
David Curran, 25, a PhD student on the Peace team, said: "It was a very competitive game of football."

...

Mr Curran, who wore a football shirt bearing the name "D Lama", added: "Having Valley Parade was brilliant.

"It was great to be on a good pitch at a good ground.

Valley Paradeというのは試合会場となったスタジアム。Bradford Cityのホームだそうで、ピッチコンディションがよかったんでしょう。

ブラッドフォード大平和FCについて:
The Peace Studies side was drawn from players at all academic levels, including undergraduates, MA and PhD students.

The team boasted a mix of nationalities, including players from Japan, Angola, Germany and Brazil.

パシフィスト・ジャパーンも参加!!

ブラッドフォード大の平和研究は、BBC記事にもちょっと書かれているけれど、その筋でもその筋でなくても、超有名です。
http://en.wikipedia.org/wiki/University_of_Bradford
http://www.brad.ac.uk/university/ugpros2004/peace.php

対するキンカレの戦争研究も超名門。リドル・ハート・センターだったと思うけど、オンラインで資料参照させていただいたことがあります。
http://en.wikipedia.org/wiki/King's_College_London
http://www.kcl.ac.uk/schools/sspp/ws

※この記事は

2007年05月08日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼