kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年05月07日

「ニコラ・サルコジ大統領」と、英メディアの論調

これがあったから起きてたんだけどね。サルコジ53:ロワイヤル47。投票前予想よりロワイヤルが得票したけどね。下記BBC記事にConceding defeat, she thanked 17m French people for their votes, saying she could measure their sadness and their pain. ってあるから、記事にはaccording to projections made from partial resultsではあるけれど、確定だね。ううう。

Sarkozy 'wins French presidency'
Last Updated: Sunday, 6 May 2007, 18:08 GMT 19:08 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6630797.stm
Conservative Nicolas Sarkozy has won the French presidential election, according to projections made from partial results.

Mr Sarkozy is estimated to have won 53% of the vote, compared to 47% for socialist Segolene Royal.

The turnout was the highest in decades at 85.5%.


べーべーせーのトップページのキャプチャ:
sarko.png

今の私はテュラムお兄さんのコメントが聞きたい。いや、フランス語は聞いてもわからないから読みたい。

【追記:7日午後】
※英国のメディアの報道について追記。まずはAFPの日本語の記事、それからタイムズとガーディアンを見てみました。追記の際にエントリのタイトルもちょっと変更(長くした)。

[コード消去・代替画面挿入/2016年5月]


上記AFPさん記事には、以下の「欧州メディア」の報道が紹介されています。

欧州に行く前に、朝日新聞の「野心と能力、サルコジ氏、劣等感ばねに頂点へ」という記事@2007年05月07日13時11分
 自らがサクセスストーリーの主人公だけに、失敗したと映る者への目は厳しい。05年秋に暴動を起こした若者を「クズ」と呼んだのもそのような意識の表れだ。

これは非常によくわかるのだけれども(上流階級の子ばかりの中で揉まれたミドルクラスの女子、マギー・サッチャーとよく似ている)、次が意味がわかりません。
 大胆さとともに、意外な繊細さも。「コーヒーがぬるい」「いすの列が曲がっている」など、部下に対して神経質な指示も多いという。この細かさで政界随一の人脈を築き、成功の足がかりにしたといわれる。


AFP記事に紹介されている「欧州メディア」の論調:
http://www.afpbb.com/article/1574347

■ドイツ
- ベルリナー・ツァイトゥング(Berliner Zeitung)
※中道左派だそうです。

- ハンデルスブラット(Handelsblatt)
※経済紙。

■英
- タイムズ(The Times)→後述
※「法と秩序の維持に強硬姿勢で臨むことを公言するサルコジ氏」についてそのものズバリのことを書いている模様。AFPが言うにはタイムズは「中道右派」だそうです。

- テレグラフ(The Daily Telegraph)
※うん、テレグラフはフランス嫌いなのね。EUも嫌いだしね。ユーロ推進派のブラウンにガツンとやっておかないとね。

■オランダ
- フォルクスクラント(De Volkskrant)
※「二極化」の話をしているらしい。

そうそう、英労働党は「英国は二極化などしていない」という認識を、別な表現を使って示しているが、それは英国の「二大政党」が同じことを言っているということにほかならないのよね。

■スイス
- トリビューン・ドゥ・ジュネーブ(La Tribune de Geneve)
※AFPさんの記事では話を短くしすぎで要旨がわかりにくい。

- ニュースサイト、ル・タン(Le Temps)
※フランス社会党のこれからについて、ボヤキなのかな。

テレグラフは見なくていいや、だいたい書いてあることはわかるから。(笑)

タイムズ。これは見ておかないとね。

AFPさんの記事で要旨が紹介されているのは、多分これだ。
May 7, 2007
Vote for Change
Sarkozy must move fast after a triumphant victory
http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/leading_article/article1756320.ece
最初の1パラ。太字は引用者による:
Nicolas Sarkozy's decisive victory in the French presidential election marks the most important political change in France for a generation. Although he is the first President to be elected from the same party as his predecessor since 1969, his win represents a real break - or, as he would say, rupture - in French politics. The long-standing consensus on protecting the cherished social model of generous benefits, heavy state regulation and high taxes is at an end. From now on, France must brace itself for the Gallic equivalent of Thatcherism: a liberalisation of the markets, an emphasis on enterprise, a reduction in costly state cossetting and an embrace of global opportunities. The new President's overriding aim is to get the country moving again, banish its malaise and re-establish it as a strong, confident and co-operative Western power.

助動詞のmustを使うかね。ここからだけでもわかるように「サルコ大好き」な論点から書かれている。そしてもちろん「郊外暴動のような問題の根は人種差別などではなく失業だ」といったようなことが書かれているのだけれども、サッチャリズムの英国の最大の問題のひとつが白人労働者階級の失業であったことはスルー。白人労働者階級の失業と人種暴動は、コインの裏表であったことはスルー。荒廃の意味を語りはしても、何が誰を荒廃させたのかは考えない。「スキンヘッドは極右」論の極地、スキンヘッドはマージナルな存在、社会のはみ出し者、わが英国社会とは関係ございませんのよ、という態度。典型的な英国的価値観が透けて見える。

それと、Maddoxの論説。
May 7, 2007
Reforms will still need the voters to show their thirst for change
Bronwen Maddox: World Briefing
http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/columnists/bronwen_maddox/article1756336.ece

ヘッドラインの意味を把握するのに5秒くらいかかったよ。their thirst for changeとタイムズが呼んでいるものは、「シラクの後釜はサルコ」であって、それがchangeだというところでひっかかってしまった。しかもタイムズによれば、それを求める気持ち・意思はthirstと表現されるようなものだという。投票率85パーセントのうちの53パーセントで「渇望」。(ま、この単語の選択にはフランス語のパロディみたいなのがあるのかもしれんが、そういうのがわかるほどフランス語に通じているわけではないのでわからない。)

タイムズのMaddoxは、サルコ当選について、It could (make difference), but more likely abroad than at home, and only if voters demonstrate a sustained appetite for change, which so far they have not. と書いている。つまり「国内より海外でのほうが変化はある」と予測し、変化 (difference)のためには「有権者が引き続き変革への期待 (appetite) を示す」ことが必要だと書いている。要するに「フランスの外交政策」が変わると言いたいのだろう。同時に「サルコは改革者である」と。

でその「改革」というのは:
it is just possible that Sarkozy can trigger the changes that France needs in order to restore its sense of economic potential and release it from its bewildered surliness in a Europe of 27 countries.

・・・うーん、ここまでほんの少ししか読んでいないのだが、既に何度もchangesという語を見ているので、"Values don't change. Times do." からボウイの名曲へという例のあれを思い出してゲラゲラ笑いたくなってきたよ。日本語で「改革」と書くとコイズミ節を連想するわけだが、changesはブレアかキャメロンかボウイか、だ。

タイムズの記事に戻ろう。このあとは6月の総選挙のこと。それから「フランスって」みたいな話。(ずっとあとのほうにはEUのことも出ている。特に「EU憲法」、あれはmade by the Frenchだし。)
President Chirac's use of the Iraq war to illustrate, and magnify, France's differences with the US failed to establish his country as the hub of a rival set of values and diplomatic allegiances. In the turmoil of the Middle East, France, for all its historic links, is playing a peripheral part.

フランスがUSと意見を異にする側のハブにならなかったのは、確かに、それがフランスだったからだ。ドミニク・ド=ヴィルパンは鮮やかだったけれども、フランスは中東で手を血に染めてるということは無視できなかったからだ。あのときは「フランスでもどこでもいいから」というムードだった。そこまでは同意。

だが、そのことについて「ゆえにフランスにはアメリカに対抗するのではなく、アメリカと同調するしか生き残る道はない」という方向(<カギカッコ内の日本語は私が反射的に書いたものであって、タイムズの文章ではありません)で解釈されると、beg to differってな感じだなあ。

次。これはけっこうおもしろいと思った箇所。
Sarkozy's offer to bring France back from the margins had great allure – in theory. But voters were unconvinced about the details. Many feared that his labour reforms, designed to bring down the stubbornly high rate of unemployment, would rip up the "safety net" of protections enjoyed by those in work. More broadly, many appeared to fear that he would destroy the qualities that make France distinctly French; Ségolène Royal's gibe that he was an American with a French passport proved to be one of her most successful lines.

英国のメディア、それもブレア支持のタイムズがこれを書くか。タイムズによれば、anti-Americanismというのは大陸のものであって、英国には存在すらしないものなのだろう。頭の中はケシ畑か。(暴言)

現在、英国では労働党によって「英国の価値観 British values」のpreachがさかんに行なわれている。「英国 Britain」というもののアイデンティティを、という話で、これが「あなたがたは言葉を与えればすべてのものに生命が宿るというお考えなのでしょうか」というくらいに実体がないんだが、とにかく、ゴードン・ブラウンという「スコットランド人」が政権トップにつくことは確実という中で、「スコットランドだのイングランドだのではなく、ブリテン」という枠組を設定しようと躍起になっている。そのために「他者という脅威」が利用されている。具体的には「イスラム過激派」、デイリー・メイルに言わせれば「イスラミスト」という「非英国的な者たち」が、「英国らしさ」を語るときの前提として、利用されている。

もちろん、英国内にイスラム過激派の活動拠点がある/あったことは事実であり、そのことは否定できない。ただ、労働党の発言ですごく気になるのは、「非英国的なイスラム過激派 対 英国的な私たち」という図式に完全に依存している点なのだ。つまり「イスラム過激派」を「イスラム過激派」としてみるのではなく、彼らに「非英国的」という位置づけを与えている。「非英国的」だから彼らは英国にいることはできないのだ、という理屈。

で、それが実は、「スコットランドは独立すべき」という気運が再び高まってきた(とされる)ときに、「スコットランド人」を「英国」の政権のトップに据えなければならない労働党の都合による言説なのである。英国の国際社会への影響力とかいった要素ももちろんあるんだけれども(万が一にもユニオンが解消されたら、確実に力は弱まる。特に領海と軍事拠点の問題)、それ以上に「スコットランドを手放しはしない」ということだ。ブレアのデヴォリューション開始から一貫した態度。

しかしそのことは、わかってる人にしかわからない。結果的に「イスラム過激派って怖い」という意識・雰囲気が拡大するだけだ。「連中からわが国を守らなければ」というのが前提となり「そのために何をすべきか」という話になる。ナショナリズムはそういうふうに機能する性質を持つ。

「ナショナリズム」(というとUKの場合はスコットランドとかイングランドという単位のことになってしまうから大変、「国連加盟国家のアイデンティティ」と言い換えてもいいかも)のそういう利用というのは、珍しいことではない。最も顕著な例はロシアだ。

フランスの場合は「停滞しマージナルな存在になりかねないフランス」の息を吹き返させるためにサルコジがとろうとしているのは、ある程度は英国と同じようにアメリカと仲を深めるということによって「フランス」というアイデンティティを「改革」(あるいは「否定」)し、同時に「フランスらしさ」を保とうという分裂したポリシーになる。

セゴが「サルコジはフランスのパスポートを持ったアメリカ人」と言い捨てたのは、彼女が弁論において「フランスらしさ」を頼んだからだろうが、彼女の認識する「フランス」は、タイムズのこの記事で見る限り、「アメリカに追従しない品格ある国」のことだと受け止められた、ということになる。(実際にはセゴの発言にはコンテクストがあって、そこには「外国人は脅威」というサルコの認識はいかがなものか、というベースがあったはずなのだが。)

で、タイムズの記事によると、「多くの人々が、サルコはフランスらしさを破壊するのではないかと恐れている」のだそうだが、となると次のステージでは、右も左も「フランスらしさ」を叫びつつ選挙戦を戦うということになるだろう。そのときに「フランスらしさとは何か」でまた議論が行なわれるだろう。けれどもサルコジがセットした「外国人は脅威」というのはリセットはされずにベースになったままでいるだろうし、さらには「EU諸国もみんなそうやってます」的な言説は絶対に出てくる。それもルペンの口から出るのではなく「中道」の口から出る。右からは確実に出るだろうし、左もそう言い始める可能性はある。左で「脅威論などバカなこと」と言う人たちがマージナライズされる。英国ではそういうことが起きた。(特に有名なのがケン・ローチの事例。)

そういうふうに「フランスのアイデンティティ」を探す旅が開始されたときに、英国の「British values」の言説が影響しないということはないだろう。Britanniqueという語がAnglaisとどう違うのかといったことにもよるだろうが、たぶんこの2語はたいした区別なく用いられている。そういう「曖昧さ」のあるところで語られる「英国」はまったくつかみどころがないにも関わらず、ウェストミンスターの風景とか赤いダブルデッカーといったわかりやすい視覚的シンボルを伴うがゆえに、何か実体のあるものだと受け取られがちなのだ。実はスコットランドを手放したくない、United Kingdomのunityは断固保持せねばならない、という国内事情による言説であるにも関わらず。

サルコジが、とか、ゴードン・ブラウンが、とかいった個別のことより、そういう大きな、ちょっと見えづらい流れみたいなのが、気になる。

さて、AFPさんには出てないけれども、ガーディアン。Leaderが出ている。

A sharp right turn
Leader
Monday May 7, 2007
http://www.guardian.co.uk/france/story/0,,2074041,00.html

タイムズでのセゴに対する言葉の使い方(「左翼のおばさん」的な見方)ときれいな線対称になるような言葉の使い方がサルコに対してなされていて(「右翼の単細胞」的な見方)、タイムズと続けて読むと疲れる。

論の中心はここかな:
The French have not voted in a man they particularly like. Ségolène Royal came across as a better person. But France has voted in a president it feels it needs. It has unequivocally decided that the cure for 12 years of drift is a sharp swing to the right, and this is exactly what it is going to get.

このあとは「敗戦の弁」の援護射撃みたいな話。興味深いことは興味深いし個人的にはこういう話は好きだが、右派からは生ぬるい嘲笑を浴びるだろう。

セゴについては:
Had the centrist-leaning Socialist candidate spoken her mind, she would have split her party.

つまり、中道左派のセゴが本音でやっていたら、党が分裂していただろう、と。つまり社会党が左右に割れてしまっていただろう、と。それゆえセゴはイマイチはっきりしなかった、と。

これは1997年のブレアの労働党との比較が根底にあるんだろうな。「変革」「改革」を訴えた「新しい労働党」の若きリーダーという10年前のあの姿、サッチャリズムを真っ向から否定するのではなく、批判的に受容すべきだとした(その実、キャッチフレーズを書き換えただけで本質的にはほとんど無批判に継承した)あのブレア。ブレアの雇用対策とかはすばらしく機能したように見えるし、ああいうふうなことをせずに「無駄だから切るしかない」みたいなことを言ってた保守党の頭って何よみたいなことを個人的には思っているが、それでも、ブレアという人は労働党を限界までぶっ壊してしまったことは否定のしようがない。そこらへんはデイモン・アルバーンがドキュメンタリー映画でかなり語っていたが。(あとSleeperのヴォーカルの美女も。)

ガーディアン記事は、このあと、開票結果が出るころには既にものすごい数の機動隊が要所要所に配置されていたことを、the president-elect will storm into action の例として挙げているとか、これからデモはどうなってしまうのかとかそういう感じで、最後は「左派のみなさんは党の建て直しを」という方向。
For the French left there is only one real choice: not to demonise the right, but to put its own house in order. After three successive presidential defeats it surely is time. Ms Royal has probably done enough, with a predicted 47% of the vote, to ensure that she remains the main challenger the next time round. But the Socialist party now has some painful rethinking to do. If it stays intact it will need to reform itself into a party which represents the centre-left.

個人的には、これは「ブレアの労働党」を見ろという話だと思うんだよね。サッチャリズムの受容、という点で。

読んでてガス抜きにはなるし、「アメリカ」を基準にしていないところはさすがガーディアンだが、本質的なところがちょっとぬるいなあ。せめて、ゴードン・ブラウンの減税策とサルコのそれとは結局同じものだとか、そういうのがほしい。



サルコジになったら、フランスのエスプリに満ちた発言が減るかもしれん。つまらんのー。
http://en.wikipedia.org/wiki/Nicolas_Sarkozy
Nicolas Sarkozy, like almost all French politicians, disapproved of the US-led invasion of Iraq, but was nonetheless critical of the way Jacques Chirac and his foreign minister Dominique de Villepin expressed France's opposition to the war. Talking at the French-American Foundation in Washington, D.C. on 12 September 2006, he denounced what he called the "French arrogance" and said: "It is bad manners to embarrass one's allies or sound like one is taking delight in their troubles."

エスプリとかウィットとかユーモアとか鮮やかな切り返しまでアメリカ基準にされたら、世の中つまんないって。arrogantなのはアメリカでしょう、「古いヨーロッパ」とか言ってみて「うはー、僕ちゃん、今おもしろいこと言った! ユーモアのセンスあるでしょ!」とはしゃいでいたのだから。(ラム爺だったのだが。)

ドミニク・ド=ヴィルパンが示したようなユーモアがわからず、クソ真面目に受け取って怒るのがアメリカなんだよね。さらに自分たちへの批判は大嫌いで、「自分には反論する権利がある」と鼻息荒くするのが彼らの「民主主義のあり方」の理解。とあえて乱暴な一般論をメモっておく。

ちなみにド=ヴィルパンの「私は古い国の者ですが」という国連安保理での発言のとき、英国、ジャック・ストローの対応はすばらしかった。「私も古い国の者ですが。しかもフランスによって作られた国の者ですが」とやり返したのだ。

※この記事は

2007年05月07日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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