kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年05月06日

BPボスの辞任をめぐるメディアの動き(メイル惨敗)

BPボス辞任騒動をめぐるガーディアン対メイル戦争、ガーディアンが「ざまあみそらせ」文体で勝ち誇っています。事実上の勝利宣言でしょう。

Broadcasters shun Chevalier story
Tara Conlan and Stephen Brook
Friday May 4, 2007
http://business.guardian.co.uk/story/0,,2072414,00.html
No UK TV network has signed a separate deal with Lord Browne's ex-partner Jeff Chevalier, although the Mail on Sunday is considering releasing extracts of its interview to broadcasters.

None of the major UK broadcasters - including the BBC, ITV, GMTV and Sky News - has moved to secure a TV interview with Mr Chevalier.

↑「ざまあみそらせ、おほほほほほ」文体。 (こんなふうに完全否定語が連続した新聞記事ってめったに見ない。)

いわく、メイルは週末に「彼氏」の独占インタビューを掲載、そのインタビューのフィルムをテレビに出したい考えだが、テレビ局は誰も乗ってこない。独自に取材しようというテレビ局はゼロである。(引用部分からは外れたところにあるのだけれど、メイル側がテレビ局に提供するフィルムもろくに放映されないだろうとの予測が為されている箇所もある。)

SKY NEWSは「彼とのインタビューの予定なし」と回答、チャンネル4もやらないと回答。BBCはさらに「なんかやたらとお金が動いているようですが、うちはそういうことはしませんので」とも言い(イランに拘束されてた海軍兵士とチャンネル4の件を意識させる)、チャンネル5とITVとGMTVも彼への取材の予定はないと断言。

さらに、PR consultant Max Cliffordという専門家を担ぎ出してトドメの一撃。クリフォードさんは、テレビがこの件に無関心なことについて「この件には魅力がないんですよ。レベッカ・ルーズとデイヴィッド・ベッカム(あったあったそういう不倫疑惑)ではないのです。ロード・ブラウンは英国の大衆の9割にとって何の意味も持たない。仮にレイディ・ブラウンでしたら新聞もテレビももっと関心を示すのでしょうが」とコメント。さらに「メディアの世界では大騒ぎしていますが、一般の世界ではだから何、ということなんです」。

ふつうこういう「専門家のコメント」はこんなに長く掲載されないものだが、この記事ではまだあるんだ。モンティ・パイソンのようなしつこさ。ガーディアン、絶好調。

"There is not much to this story now. The irony for the Mail on Sunday is that their exclusive is now just bare bones. Gay stories are just not appealing to the masses it seems - unless Jeff reveals he's had an affair with Elton John or something then I don't think his story has much legs.

"With Tracy Temple and John Prescott, she made an awful lot of money very quickly. I'd be very surprised if this one does."


つまり、メイルは「ゲイ」がニュースのネタになると思っているけれども、実際にはそうではない。仮に彼がエルトン・ジョンのような人と付き合っていたのなら別だが、という話。それから、ジョン・プレスコット副首相との関係を暴露した愛人(この2人はヘテロ・セクシュアルで不倫関係で、昨年の4月だっけな、メディア大騒ぎだった)はさくっと金を稼いでいったが、今回の件でそういうふうに展開したら驚きである、と。

要するにメイルは、「みなさーん、あの人、ゲイなんですって。しかも出会い系サイトですってよ」という話で「読者の支持」が得られると思っていたが、実際には世間の人にとっては「誰、それ?」でまったくどうでもいい、だからストーリーは売れないし、メイルが彼氏につぎ込んだ金は無駄金でしたわね、おほほほほ、とガーディアンは書いているわけだ。

英国ではSection 28が廃止(2003年)され、civil partnershipが導入(2005年)され、差別禁止法もできた。んな状況で「誰かがゲイであること」にニュースバリューはないし、そういうのを「ニュース」とすること自体が深刻に問題行為だ。だから「株主利益のため」と言いつくろって、彼氏に大枚はたいて、ボス氏の差止請求が通らなかったことで記事を印刷して、さあこれからまだまだひっぱりますわよと鼻息荒くしてみたのだが、そもそもボス氏がゲイだということは別にニュースでもなかった(隠してはいなかった)。さらにボス氏は世間一般では「誰、それ?」だった。つまり彼がゲイだろうとヘテロだろうとほんとにどうでもいい。そのうえ彼氏はそのへんの一般人。ますますどうでもいい。なのにプレスコットが秘書と不倫してたとかいうネタと同じくらいに一般の人たちにアピールするだろうと判断したメイルが自滅しただけだ。という感じで、ガーディアンが「ぷぎゃー」ってやってるのが目に浮かぶ。

で、メイルは取材に際し彼氏にいろいろな費用として£40,000を支払っていた(メイル側は「そんなに大きな金額ではない」と主張している)わけだが、結果としては、メイルがそれだけつぎ込んだことは「メイルの株主」に利益をもたらしはしなかったわけだ。資本主義、甘くないわね。げははは。BPのボスの話を追いかけるに際し、この右翼タブロイドは「BPの株主および社員の利益に関わる話だから」という建前をぶち上げていたのだから、私からもメイルには全力で「ぷぎゃー」を捧げたい。が、あいにく「ぷぎゃー」を持ち合わせていないのでThe SmithのQueen is Deadを捧げよう。Charles, don't you ever crave to appear on the front of the Daily Mail, dressed in your mother's bridal veil という歌詞があるので。

1986年、University of Salfordでのライヴ:
http://www.youtube.com/watch?v=GQ5F9yQCu_Y


デレク・ジャーマン制作のプロモも:
http://www.youtube.com/watch?v=__EontFwi2U


というわけで、ガーディアン対メイルはこの局面ではガーディアンの全面勝利。次は、メイルはまたお得意の「アンティ・セミティズム」ネタで打開をはかり、イヴニング・スタンダードのヘビのような記者をリヴィングストン市長に貼り付けるだろう!(<無根拠な予想。)もしそうなってもいちいち「あの市長が」とかいうふうに反応しないように。いつものことだから。



デイリー・メイルについては:
http://en.wikipedia.org/wiki/Daily_Mail
ははは、Private EyeはこのタブロイドのことをDaily Hate Mailと呼ぶ。イングランドにおけるIRAのテロ/武装闘争が激しかった90年代には「アイルランド人を締め出せ」論をぶちかましていた。そう書いていた記者のひとり、Ian Wooldridgeは5月4日に亡くなったそうだ。タイムズのオビチュアリに「南アをボイコットしたから南アのアパルトヘイトは崩れた。アイルランドをボイコットしてIRAを崩そう」という発想だったことが書かれている。ちっちっち。IRAのことがまるっきりおわかりでない。あまりにおわかりでないので苦笑してしまうくらいだ。(でもこの方、スポーツライターとしてはすごく評価が高いんですね。)

メイルの目下の標的は「イスラム」(彼らの用語ではイスラミズム)と「移民」と「外国人」、「EU」、それから「ゲイ」、「フェミニスト」、「左傾メディア」などなど。イラク戦争前はシラクを攻撃してたなあ。サルコも "You are welcome to invest in France!" とか言ってる間に覚悟しといたほうがいい。

サタイアの解説のほうがわかりやすいかもしれないので:
http://uncyclopedia.org/wiki/Daily_Mail
http://www.therockalltimes.co.uk/2002/08/12/immigrant-warning.html
※シャレがシャレだとわかるという自信のあるかたのみ、ご覧ください。シャレがわかる方にはサティスファクション・ギャランティード、内容は保証します。

いろいろ見てたらDaily Mail makerというのがあったので、ついでに作ってみた。(ジェネレータとしてはかなりマニア向けだけど、広告も選べるのでけっこう楽しいです。)イマイチうまくないと自分でも思う。でもこんな感じのfear mongeringをするよね、ということで。
http://vodex.net/mailmaker/create/view/276




一方BBCは「シティのゲイ」についての記事を立てている。KPMGという「4大国際会計事務所」のひとつの英国法人の一番上の方で仕事をしているアシュリー・スティール(Ashley Steel)さんの体験記だ。

Being gay in the world of big business
Last Updated: Friday, 4 May 2007, 10:07 GMT 11:07 UK
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/6623595.stm

アシュリーさんは、KPMGに入って15年間はセクシャリティのことは隠していた。自分では「仕事とプライベートは別」と考えるようにしていた。それでも事実からは逃れようがない。アシュリーさんは、もし「カムアウト」したらどうなるかわからない、キャリアがだめになるかもしれないという不安を抱いていた。だが5年前に自分のセクシャリティに正直でいるべきだと決断し、静かな形で人々にそれを伝えるようになった。

「そうしたことは自分がいままでしたことの中で一番よいことだった」とアシュリーさんは語る。仕事でもプライベートでも、自分を偽らずにいられるようになった、と。KPMGはオープンな社風で、社員は仕事で判断され、人格や趣味で判断されることはない。またKPMGは「ストーンウォール」の法人メンバーであり、同性愛者のネットワークも持っている。シティではこういう会社はひとつではないが、KPMGの社風はアシュリーさんの決断を後押しした。

だが、シティにはセクシャリティについて本当のことを明かすことはできないと感じている人たちはまだたくさん(thousands)いるのではないかとアシュリーさんは考えている。そして、そのことが英国のビジネスに悪影響(損失)を与えていると語る。才能を無駄にしてしまったり、潜在能力に気づかずにいることでマイナスの影響が大きい、と。

アシュリーさんは「カミングアウトは簡単なものではないし、非常にパーソナルな話だ。スムーズには進まない。KPMGは私に対して非常にあたたかかったが、だからといってすべて問題なくいったわけではない。個人的な反応としてはいろいろあった」と語る。また、アシュリーさんは「社会でビジネスを進めるうえで、社員には多様性が必要だ。全社員が男の会社、女の会社、あるいは白人だけの会社、イングランド国教会だけの会社、そんな会社は機能しない」と語り、「多様性」を強調する。

そして「差別禁止法はあるが、実際には法律は権利を保証するものであっても、人の考え方とか行動まで変えるものではない」とし、「社員の能力を無駄にしないために行動を変えることが必要で、そのためにはトップが規範を示す必要がある」と語る。

関連記事として:
Does the UK have a 'pink plateau'?
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/6614887.stm

pink plateauとは、女性にとってのglass ceilingのように、「そこまでは昇進できるがそのあとはストップ」という一線のこと。ガーディアンにも記事あり。というかガーディアン記事のほうが話がわかりやすい。
http://business.guardian.co.uk/story/0,,2070191,00.html

いわく、BPはホモセクシュアルがタブーの地域で仕事をすることが多く、能力がある人でもホモセクシュアルであれば仕事から外されることがある、など。BPのボス氏は自身は「特にセクシャリティを隠さないが公言もしないゲイ」だったが、会社の経営では社員について、「ゲイの社員はリビア駐在はちょっと」みたいな判断をしていたとのこと。そりゃ、「同性愛は犯罪、懲役刑あり」という法律のある国に、ゲイとわかってて社員を送ることはできないでしょう。で、そういう環境を変えようとした場合のプレイヤーは「ビジネス」ではなく「政治」なのでは。。。うーん、考えていたらフクザツな気持ちになってきた。将来的に「我々の国では同性愛は違法ではありません。弊社の有能な社員の幾人かは同性愛者です。あなたの国も同性愛を違法との位置づけをやめていただきたい。でなければ、弊社は有能な社員に仕事をさせることができないことになり、あなたの国とは取引できない」というようなことになり、「同性愛者が異性愛者と同様に働いている環境」が政治利用されるようになっていく可能性は否定できないんじゃなかろうか。それはそれで「価値観の押し付け」というか、「価値観によるblackmailing」と解釈されうるんじゃないだろうか。そうなると対立軸は「ゲイかヘテロか」ではなく、「西洋的価値観かそうでないか」ということになってしまう。

そしてそうなったとき、ホモセクシュアリティは果たして「西洋的価値観」なのかどうかが問われることはないだろう。キリスト教(西洋)でもイスラム教でもない世界の多くの部分は、自分たちのスタンスを「西洋」と一致させたり、「イスラム教」と一致させたりして忙しくなるだろうし、キリスト教でホモセクシュアリティに対して不寛容な宗派は非常に深刻なアイデンティティ・クライシスに陥る。



言うまでもないと思うけど一応書いておく。私はデイリー・メイル的なfear mongeringが大嫌いだ。よって、メイルに対して「公平な見方」など期待しないでいただきたい。これはウヨサヨの話ではない。私は同様の理由でインディペンデントも好きではない(環境問題についてのfear mongering)。メイルのメラニー・フィリップスの『ロンドニスタン Londonistan』という本(すごく売れてるらしい)も人から借りて読んでいるが、この本、基本的にはfear mongeringとaccusing(「リベラル」に対する)で、〈事実〉と〈意見〉の区別をしようという努力が見られないところが非常にダメな本だと思う。(というかあえてごっちゃにしてるのかも。)あと、一番ひどいのは北アイルランド問題を引き合いに出してる箇所。北アイルランド紛争とは何なのか、なぜ起きたのかをまったく見ようとせずに、「テロ」という形式だけを見、さらに「IRAはカトリックを広めるためにテロっていたわけではなかった」として「イスラミスト」との違いを強調。私は笑いすぎておなかが痛い。本全体のなかではいくつか興味深い資料が引用されているのだが、基本的には、大真面目になって読んではいけない本だ。

1594031975Londonistan: Updated With a New Preface
Melanie Phillips
Encounter Books 2007-06

by G-Tools

※amazonリンクは米国版かもしれないが、今年6月に出る新版。私が読んでいるのは旧版。でも中身は序文のほかはたぶん同じ。ちなみに旧版では版元はGibson Square。そう、リトビネンコのBlowing Up Russiaの再版の版元。私の中では「英国のT間書店」の位置づけを獲得したよ、この出版社。おめでとう。

旧版の表紙は新版とは違ってもっと下品。しかもわざわざObserver(ガーディアン日曜)の書評から "Explosive." という賛辞(?:詳細は後述)を引いて掲載しているのがむかつく。どういう表紙かはオブザーヴァーの書評でどうぞ。2007年4月。
http://observer.guardian.co.uk/review/story/0,,2062592,00.html
The thesis of Londonistan is that Britain has become an epicentre of militant Islam, filling the vacuum left by the collapse of Christianity and traditional national values, exploiting the inertia of a liberal establishment that dares not confront religious extremists, and now feeding off the media's demonisation of British and American foreign policy.

この本がいかにトンデモであるかを指摘した箇所:
Phillips says piggy banks were banished from British banks in case Muslims were offended. This nugget is from the Daily Express in October 2005. The banks later denied it. A small point, perhaps, but a telling one.

フィリップスは豚さん貯金箱が英国の銀行から消えたのは、イスラム教徒が嫌うことを懸念したからだと書いている。これは2005年にデイリー・エクスプレスが報じた一大センセーションだが、銀行はこれを否定している。小さなことだが、この本がどういうものかを端的に示しているといえよう。


ついでに言うと、本の表紙に印刷されている "Explosive." Observerという惹句も「でっち上げ」に近い。May 28, 2006のObserverの書籍紹介記事のリード文参照。
http://observer.guardian.co.uk/comment/story/0,,1784633,00.html
Our capital is now 'Londonistan', the hub of Islamist extremism, argues Melanie Phillips in her provocative new book. In this explosive extract she traces the impact of one disturbing episode

英国のタブロイド報道ってのは、うそをうそと見抜けない人には(以下略


※この記事は

2007年05月06日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前もお伝えしたかもしれませんが、うちの相方曰く、メイルは「Comic」だそうです。つまり、報道機関として真面目に取り合うことなんて考えられない!と。
その一方、姑(相方のお母さん)が、「友達にメイルの愛読者がいて、本気で書いてあることを信じてるのよお。もう、なんでそういう人が自分の友達なのか不思議」と困惑して離してくれました。

こないだCanada Waterに行ったとき、ここの本社社屋が目に入り、「Mail」「Standard」「Metro」のロゴとともに「The Quality Newspapers」とでっかく書いてあるのを見て、これまた2人で腹がよじれるほど爆笑・・・あー、Ukに住んでいると、なんでも笑いのネタにしてしまって、危険ですね。
Posted by ぴこりん at 2007年05月07日 01:20
>ぴこりんさん
どもー。確かに前にお聞きしました。>comic。私も実際、メイルは笑うために読むか、「イスラモファシスト」などの用語法についてコーパス代わりに使うか。。。(^^;

害のないcomicならいいんですが、プロパガンダのcomicですからねぇ、悪質極まりないです。さすが黒シャツ・サポ(私はガーディアンよりもさらに陰湿なので、1930年代の事実を持ち出してねちねちとdisる)。

> 「Mail」「Standard」「Metro」のロゴとともに「The Quality Newspapers」とでっかく書いてある

・・・それが、メイル・クオリティー。
http://www.nikkei-ad.com/techo/2004/04/case04.html

> 「もう、なんでそういう人が自分の友達なのか不思議」

すみません、ものすごく笑いました。爆笑なんてもんじゃありません。

お義母さまには、「日本ではメイルの政治面の記事が『英国のジャーナリズム』という扱いを受けることがあります」とお伝えください。(たぶんお義母さまのお友達が世界規模で活躍しているんです。)

> あー、Ukに住んでいると、なんでも笑いのネタにしてしまって、危険ですね。

それでいいのだ。西からのぼったお日様が東に沈むのだ。大人の国はずっと「お箸が転がっても可笑しい」お年頃。(意味不明)
Posted by nofrills at 2007年05月07日 02:34

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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