今回のマイケル・D・ヒギンズ大統領の訪英は、2011年5月、英女王がアイルランド共和国を、共和国成立以来(というより自由国成立以来)、英国家元首として初めて行なった公式訪問への返答としての公式訪問である。2011年5月、当時の大統領メアリ・マカリースがエリザベス女王を迎えたときは「両国とも国家元首が女性であること」(銃を取り、戦ってきた「男たち」ではなく「女たち」であること)もこの「関係改善」のシンボリズム背景にあるという分析があったが、2014年の今、英国を――「イングランド」を――訪問しているマイケル・D・ヒギンズ大統領は、単に見た目がかわいらしくて(あの方は内実はものすごい政治的闘士なのですが)、にこにこしているエリザベス女王と並ぶとまるで「幼馴染」といった風情で、まるでぎすぎすした緊張感や外交的なよそよそしさを感じさせない。
……と、ここまで書いて止まっている。火曜日に、大統領のウエストミンスターでの日程(国会議事堂の講堂での、上下両院議員に向けてのスピーチと、ウエストミンスター・アベイの見学)がRTEとBBCでオンライン中継されているのを見て実況ツイートはしていたが、それを一本の読める記事にしようとして、そのための調べ物をし始めたら、ドツボにはまってしまった感じだ。全然、進まない。
@ken_sugarさんのご指摘どおり、私は基本的に「アイルランド成分を必要とする英国ジャンキー」で、ラファエル前派展を見に行っては「うほぅ、額縁祭り」と涙するクチだが、その昔、アイルランドに実在した「イングランド排斥運動」みたいなのを見ると混乱するのだ。
というわけで、あなたがこれをお読みになっているということは、要するに、まだ書けてないということです。
「英語ジャンキー」、「英国ジャンキー」ではなく、「英国のジャンキー」といえばこの人ですね。
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これもな。
でもこんなのを見せられちゃうと……うへへ、うへへ・・・

*CC BY-NC-ND 2.0 by UK Parliament
※英国会議事堂内の講堂(と、字数節約のためにTwitterでは書いていますが、Royal Galleryといいます)。スピーチはこの部屋で行われました。壁にある大きな絵、「ネルソンの死」を描いた画家、ダニエル・マクリースは(ネタばれ回避のため伏せる。ネタばれも何もないけど)……あれ、ウィキペディアでは「プレラファエライツ」としてリストされてる。。。PRBとは違うと思うんだけど……
http://en.wikipedia.org/wiki/Daniel_Maclise
※この記事は
2014年04月10日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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