「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2014年04月10日

This has gone to 11! #Heartbleed 今、あなたがインターネットで使ってるパスワードを全部変更すべきという忠告が出るようなバグが……




日本語圏では、「IT関係のニュース」で取り上げられているものの、一般のニュースでは注目されていないようだが、英語圏では8日からこちら、「Windows XPのサポート終了当日」の話題と並んでよく目にしたニュースがこれだ。




ウェブ・セキュリティを脅かす重大なバグ「Heartbleed」について知っておくべきこと
2014年04月09日 20時51分更新
Lauren Orsini via ReadWrite
http://ascii.jp/elem/000/000/883/883330/
※元は http://readwrite.jp/archives/6552

インターネット・ユーザとして自分を守るためにできることは?

これをきっかけに自分のパスワードをすべて一新することをまずおすすめしたい。自分には影響がないと思っていても、自分がよく使うサイト(例えばYahooなど)が被害にあった可能性は十分にあり得る。セキュリティー企業Fox-ITのロナルド・プリンズは、Heartbleedを利用してYahooからユーザ名やパスワードを読み取ることができたとツイートし自身のブログでそれを詳細に裏付けている。その後Yahooはサーバーをパッチしており、現時点ではYahoo.comはHeartbleedから守られている。


※Googleは報道が出る前にパッチ当ててたそうです。Facebookも。

ただし、ここまで報道された時点で、サーバの側が対応する前にユーザーがあわててパスワードを変更しても意味がないどころか逆効果だという指摘もある。








この「ハートブリード」(血を流す心臓のマークが作られている)、BBC Newsウェブ版ではトップニュース3件のひとつに入る扱いだ。

09april2014bbc.png

記事は:
Heartbleed Bug: Public urged to reset all passwords
http://www.bbc.com/news/technology-26954540

9 April 2014 Last updated at 14:34
By Leo Kelion Technology desk editor

The Yahoo blogging platform Tumblr has advised the public to "change your passwords everywhere - especially your high-security services like email, file storage and banking".

Security advisers have given similar warnings about the Heartbleed Bug.


オンライン・メディア、Mashableのジム・ロバーツさん(元NYT、元ロイター)のツイート:


このロゴも話題になっている。

2年間ずっとあったバグだそうなので、過去に既に破られるなどしていたらその分はどうすることもできないのだけれど、とりあえず、ここでパスワードを変更することは無駄ではないので、やっておきましょう。。。というか、こんなことがあるなんて……。このクソ忙しいときに手間増やすな、とお怒りの方もおられると思いますが、こうやって報道されることで「腕試ししたいハッカー(またはクラッカー)」的な人たちが何かをするかもしれないので(そして、彼らはクラッキングに成功したら「ここまで報道されているのに対処してないほうが悪い」と考えるかもしれないので)。

特に、Flickrを使っている人は全員、Yahoo.comのアカウントを使っているはずですが、さっき見たReadWriteの記事にあるとおりYahooはすでにパッチしてあるそうなので、パスワード変更しておきましょう。

ああ、めんどくさい……。

アメリカでも「オンライン・バンキングやってる銀行から何の連絡もないんだが」的な苦情のようなツイートなどはたくさんあって、現時点では「PW変更って、いつやればいいのか」というのが一番のトピックっぽいです。

一方で、下記のようなメールが来た、というような報告もTwitterには何件か。下記の例はこのような丁寧な説明のメールがあればいいのに、と高く評価されているもの。




他方、こういうことがあると詐欺師(フィッシングをやる人々)は便乗するよね。「パスワードを作り直してください」系のメールには、気をつけましょう。


※この記事は

2014年04月10日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 07:00 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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