「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2013年10月30日

Google翻訳で肯定文と否定文が逆にされる現象が、トルコ語、フランス語でも確認されている。

表題の件:

Google翻訳を、多言語話者が使ってみたら……
http://matome.naver.jp/odai/2138312800804590101


英語とトルコ語の間で、非常にシンプルな短文の翻訳の際に、肯定文が否定文になる現象が報告されている。対象言語がトルコ語ならまだわからなくはないが、フランス語でさえそういう現象があるという。ずっと前になるが、同様の現象はポルトガル語と英語の間でも報告されていた。以前、翻訳・語学学習の情報交換のフォーラムで、「ドイツ語や北欧の諸言語でも同様」との報告を見たことがある。

Google翻訳は(日本語を直接扱わせることはしないにしても)フランス語から英語、スペイン語から英語といったように「読めない言語をいったん英語にする」ために使っている人が相当多いのではないかと思うが、やはり、注意が必要だろう(ただしGoogle翻訳の仕組み上、短文を1つだけ投げるより、ある程度まとまった分量の記事を投げるほうが精度が上がるということはあるかもしれない)。

しかし、肯定文か否定文かなどというものすごく重要な部分でこういう「逆転」の現象が生じるということは、少なくとも原文と突き合わせて否定・肯定に間違いがないかどうかくらいは確認できないと、ちょっと恐ろしすぎて使うことができない。

なお、こういった話題はかつてはてなダイアリー(現在は非公開)でちょこちょこと書いていたようなことだが、今はときどき、「NAVERまとめ」を使って書いている。

最近のは:
英語圏で有名な「無料ウェブ翻訳」は、どうして日本語では使い物にならないのか。その一例
http://matome.naver.jp/odai/2138049314204219101

※これを見て、「英語圏で有名な」という限定句を読まずに(その限定句の運んでいる情報を前提せずに)「いえいえ、機械翻訳は……」と語りだす人が意外と多いということを私は知っているが(以下、「一昨日おいであそばせ」的な罵倒を略)。

※この記事は

2013年10月30日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼