【訃報】ルー・リード - Lou Reed est mort! Vive Lou Reed!
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「まとめ」が長いので、目次的なものくらいは、ここに書こうとは思っている。→書いた。
それ以外の言葉は、あとで書く。書くとしたら。→書いた。
nofrills / nofrills
語りえないもの。Candy says I'd like to know completely what others so discreetly talk about. at 10/28 11:53
「死なない人と思っていた」というより、「この人が死ぬなどということがあるとは思っていなかった」というべきだろう。
自分にとっては、サルバドール・ダリがそうだった。ダリの芸術の何がすごいとかいうことがわからないような年齢だったが、新聞に「火事で焼け死んだ」というニュースが出た日、学校で「ダリって死ぬんだね」と誰からともなくつぶやきが湧き上がって、その場にいたみなで「ねー」とうなづきあった。
そんな感じ。だから数か月前に、ルー・リードが生体肝移植を受けたというニュースを聞いたときも、「ということは、しばらくライヴはなさそうだ」とは思っても、それが「生死の問題」にはつながらなかった。
思ってもいなかった。
ボ・ガンボスのどんとが亡くなったとき、News 23で彼のことを特集していて、そこでどんとが生前、「死は情報化である」と非常に鋭いことを言っていた、ということが紹介された。
どんとが生きてた時代よりさらに世の中の「情報化」は進んで、今や、メディア(媒体)を通さなくてもいろんなことがわかるようになった。OasisとBlurが喧嘩してた時代などは、英国の情報(NMEとか)が日本に入ってくるまでに1か月半くらいは時差が生じているのが実は当たり前だったが(東京に住んでるうちらは輸入盤屋でNMEを買えば、時差は1週間くらいになったが)、今では完全にリアルタイムだ。
インターネットによって、アーティストであれその事務所・代理人であれ、雑誌など旧来の「メディア」を通さずに「情報」だけを広く伝えることができるようになり、TwitterやFacebookが普及した今は「メディアを通さない情報発信」が当たり前になった。NMEのような「メディア」が、うちら一般人と同じように、Twitterでの著名人の発言を拾って集めてページを構成して「記事」として出しているくらい、「フラット化」は進んでいる。(こうなると「メディア」にとって重要なのは、「スピード」だけだ。「NMEの記者の○○です」と言える肩書きがあろうとなかろうと、手に入るコメントは同じなのだから。)
誰もが、FBなりTwitterなりで適切なところに接続してさえいれば、「このバンドが新曲をリリースした」といったことから「映画俳優の誰それがこんなことを言っている」といったことまで、音楽雑誌や映画雑誌を見なくても、ニュースサイトさえ見なくても、わかるようになった。
また、以前なら「買っていない(手にしていない)雑誌の記事は読めない」ものだったが、相互に貼られたハイパーリンクをクリックするだけで、基本(課金コンテンツでなければ)何でも読めるようになって、「クロスビート読者だからロキノンの記事は読んでない」というようなことは、以前のように当たり前のことではなくなった。私もNMEからNPRまで、Vanity FairからVICEまで、ガーディアンからテレグラフまで、媒体名ではなく見出しを見て読みたい記事があれば読む、というように、幅広く見ている(ただしPVを増やしたくない媒体、ボイコットしている媒体についてはその限りではない)。
そういう環境で、誰かが亡くなると、正直、「無理」ってくらいの量の「情報」が目の前に流れてくることが多くなってきた。
むろん、人によって程度の差はある。先日亡くなったJJケイルは記事を探して読んでも文字量が少なくて、内容も薄く、まだ情報が足りてない感じがした。一方、マーガレット・サッチャーの場合は、くしゃみして鼻かんでる間に100件増えるようなペースで、見出しさえ見るのを諦めたほどだった。
ルー・リードは、サッチャーより「量」は多いかもしれない。
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前置きと、本人Twitterアカウントのログ ...... p. 1
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本人アカウントの最後のツイート、初報 ...... p. 2
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ニュースが広まる。Sunday Morning. 1970年NYT ...... p. 3
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Rock 'n' Roll. 5月の生体肝移植 ...... p. 4
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ニール・ゲイマンの1989年のインタビュー、など ...... pp. 5-6
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1966年のVUテレビ出演時の映像、キャンディ・ダーリング、など ...... p. 7
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東日本大震災時、オキュパイ・ウォールストリート、ジョン・キューザック、など ...... p. 8
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イギー・ポップ、フリー、北アイルランド、ほか ...... p. 9
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以下、ニュースや追悼の言葉 ...... pp. 10-12
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デイヴィッド・ボウイ、ビアンカ・ジャガー、ほか ...... p. 13
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BBCやガーディアンのトップページ、ほか ...... p. 14
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ジルベルト・ジル、スマパン、ニルヴァーナ、ほか ...... p. 15
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ミック・ロック、ジョン・ケイル、イギー・ポップ、ブリッジ・スクール・ベネフィット・コンサート、最初のバンド、ほか ...... p. 16
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枢機卿(!)、ほか/「著名人ツイートまとめ」、「この曲を聴け」のまとめ ...... p. 17
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過去のインタビュー(いろんな意味で、涙)、ほか ...... p. 18
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写真で振り返る業績、オビチュアリー、ジョン・ケイルのインタビュー ...... p. 19
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ルー・リード自身が書いたもの、写真家ルー・リード、ヴァーツラフ・ハヴェル、『レッド・シャーリー』 ...... p. 21
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=16
What goes on here in your mind?
I think that I am falling down.
What goes on here in your mind?
I think that I am up-side down.
Baby be good, do what you should.
See the belles up in the sky.
Somebody's cut us into two.
※この記事は
2013年10月28日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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