「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2013年10月28日

Situations arise because of the weather ... 【訃報】ルー・リード

日本では快晴の秋の空、まさにPerfect Dayだというのに。

【訃報】ルー・リード - Lou Reed est mort! Vive Lou Reed!
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601


「まとめ」が長いので、目次的なものくらいは、ここに書こうとは思っている。→書いた。

それ以外の言葉は、あとで書く。書くとしたら。→書いた。


「死なない人と思っていた」というより、「この人が死ぬなどということがあるとは思っていなかった」というべきだろう。

自分にとっては、サルバドール・ダリがそうだった。ダリの芸術の何がすごいとかいうことがわからないような年齢だったが、新聞に「火事で焼け死んだ」というニュースが出た日、学校で「ダリって死ぬんだね」と誰からともなくつぶやきが湧き上がって、その場にいたみなで「ねー」とうなづきあった。

そんな感じ。だから数か月前に、ルー・リードが生体肝移植を受けたというニュースを聞いたときも、「ということは、しばらくライヴはなさそうだ」とは思っても、それが「生死の問題」にはつながらなかった。

思ってもいなかった。

ボ・ガンボスのどんとが亡くなったとき、News 23で彼のことを特集していて、そこでどんとが生前、「死は情報化である」と非常に鋭いことを言っていた、ということが紹介された。

どんとが生きてた時代よりさらに世の中の「情報化」は進んで、今や、メディア(媒体)を通さなくてもいろんなことがわかるようになった。OasisとBlurが喧嘩してた時代などは、英国の情報(NMEとか)が日本に入ってくるまでに1か月半くらいは時差が生じているのが実は当たり前だったが(東京に住んでるうちらは輸入盤屋でNMEを買えば、時差は1週間くらいになったが)、今では完全にリアルタイムだ。

インターネットによって、アーティストであれその事務所・代理人であれ、雑誌など旧来の「メディア」を通さずに「情報」だけを広く伝えることができるようになり、TwitterやFacebookが普及した今は「メディアを通さない情報発信」が当たり前になった。NMEのような「メディア」が、うちら一般人と同じように、Twitterでの著名人の発言を拾って集めてページを構成して「記事」として出しているくらい、「フラット化」は進んでいる。(こうなると「メディア」にとって重要なのは、「スピード」だけだ。「NMEの記者の○○です」と言える肩書きがあろうとなかろうと、手に入るコメントは同じなのだから。)

誰もが、FBなりTwitterなりで適切なところに接続してさえいれば、「このバンドが新曲をリリースした」といったことから「映画俳優の誰それがこんなことを言っている」といったことまで、音楽雑誌や映画雑誌を見なくても、ニュースサイトさえ見なくても、わかるようになった。

また、以前なら「買っていない(手にしていない)雑誌の記事は読めない」ものだったが、相互に貼られたハイパーリンクをクリックするだけで、基本(課金コンテンツでなければ)何でも読めるようになって、「クロスビート読者だからロキノンの記事は読んでない」というようなことは、以前のように当たり前のことではなくなった。私もNMEからNPRまで、Vanity FairからVICEまで、ガーディアンからテレグラフまで、媒体名ではなく見出しを見て読みたい記事があれば読む、というように、幅広く見ている(ただしPVを増やしたくない媒体、ボイコットしている媒体についてはその限りではない)。

そういう環境で、誰かが亡くなると、正直、「無理」ってくらいの量の「情報」が目の前に流れてくることが多くなってきた。

むろん、人によって程度の差はある。先日亡くなったJJケイルは記事を探して読んでも文字量が少なくて、内容も薄く、まだ情報が足りてない感じがした。一方、マーガレット・サッチャーの場合は、くしゃみして鼻かんでる間に100件増えるようなペースで、見出しさえ見るのを諦めたほどだった。

ルー・リードは、サッチャーより「量」は多いかもしれない。
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601



前置きと、本人Twitterアカウントのログ ...... p. 1
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?page=1

本人アカウントの最後のツイート、初報 ...... p. 2
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?page=2

ニュースが広まる。Sunday Morning. 1970年NYT ...... p. 3
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?page=3

Rock 'n' Roll. 5月の生体肝移植 ...... p. 4
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?page=4

ニール・ゲイマンの1989年のインタビュー、など ...... pp. 5-6
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=5

1966年のVUテレビ出演時の映像、キャンディ・ダーリング、など ...... p. 7
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=7

東日本大震災時、オキュパイ・ウォールストリート、ジョン・キューザック、など ...... p. 8
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=8

イギー・ポップ、フリー、北アイルランド、ほか ...... p. 9
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=9

以下、ニュースや追悼の言葉 ...... pp. 10-12
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=10

デイヴィッド・ボウイ、ビアンカ・ジャガー、ほか ...... p. 13
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=13

BBCやガーディアンのトップページ、ほか ...... p. 14
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=14

ジルベルト・ジル、スマパン、ニルヴァーナ、ほか ...... p. 15
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=15

ミック・ロック、ジョン・ケイル、イギー・ポップ、ブリッジ・スクール・ベネフィット・コンサート、最初のバンド、ほか ...... p. 16
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枢機卿(!)、ほか/「著名人ツイートまとめ」、「この曲を聴け」のまとめ ...... p. 17
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=17

過去のインタビュー(いろんな意味で、涙)、ほか ...... p. 18
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=18

写真で振り返る業績、オビチュアリー、ジョン・ケイルのインタビュー ...... p. 19
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=16

ルー・リード自身が書いたもの、写真家ルー・リード、ヴァーツラフ・ハヴェル、『レッド・シャーリー』 ...... p. 21
http://matome.naver.jp/odai/2138292900878210601?&page=16


What goes on here in your mind?
I think that I am falling down.
What goes on here in your mind?
I think that I am up-side down.



Baby be good, do what you should.

See the belles up in the sky.
Somebody's cut us into two.

※この記事は

2013年10月28日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:46 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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