「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2013年06月09日

【ご注意】私がRTしたことのあるTwitterアカウントが、発言内容を信頼できるアカウントではないことがわかりました。

私がTwitterを使っている主要な目的のひとつが、英語圏のニュース記事の配信だ。それらの配信元は報道機関のアカウント(@reuters, @guardian, @bbcworldなど)の場合もあれば、報道機関所属のジャーナリストの場合もあり(「この記事を書きました」という告知)、また、私と同じように「個人」が「記事の見出しとURLをツイートしている」形もある。

報道機関やその所属のジャーナリストの場合は、その信頼性を受け手が確認するまでもないのだが、「個人」の場合はやや難しい。それでも、単純に記事の見出しとURLを流しているだけなら、アカウントの信頼性それ自体は関係ない。極端な話、フォロワーを増やすことだけが目的のヘッドライン配信botみたいなアカウントだって、配信内容が真正な見出しとURLのコピーである限りは、情報の受け手としては何ら構わない(道義的な問題はまた別だし、そのようなことをしてフォロワーを増やしておいたところでデマをばら撒くという手法もあるので、「よい」とは言えないが)。

以前、「アルジャジーラの記者を名乗るアカウント」について注意を喚起したことがある。結局、何が目的の人だったのかわからずじまいだが、プロフィールに「自分はアルジャジーラの記者だ」という虚偽情報を記載し、他人(本物のアルジャジーラの記者)のツイートを淡々とパクって配信していたアカウントだ。

今回は、そういう「Twitterだけで完結する話」とは少し違う。実際にメディアで発言するなどしていた人物のアカウントがあり、私も何らかのきっかけでそれをフォローしていたのだが、どうやらその人物自体がかなりひどいデタラメであるらしい、ということがわかったのだ。日本で似たような話というと、こちらの件だろうか……

「ほぼ本当です。モサド情報」? 経歴詐称の自称「元工作員」がTwitterアカウント消して逃亡
http://matome.naver.jp/odai/2137076840164657001


最初に話題になったときに見てみると、私自身、このアカウント(のアバター)には見覚えがあった。いつ、どのようなきっかけでフォローするようになったのかは記憶にないのだが、ほぼ確実にシリア内戦関連のニュースの紹介元としてフォローしているはずだ。きっかけはおそらく、「長くフォローしている誰かがRTしていた」といったことだろう。自分でもログを見てみると何度かRTしているので、ひょっとして私がきっかけで、この「マイケル・ロス」なる人物のアカウント(@mrossletters)をフォローしていた方もいらっしゃるかもしれないと思い、ブログに書いておくことにした。

当方としては、信頼できないアカウントの情報を広めたつもりはないが、これにより確認などのお手間を取らせることになるかもしれないので、その点、お詫び申し上げておきたい。

なお、「マイケル・ロス」がペテン師だと暴いた人々もまた、いろいろとカラフルな感じなので私は幻惑されてメロメロである、ということも申し添えておきたい。

この辺、ほんと魑魅魍魎の世界。それもチンケな詐欺師がいっぱい。それでも「世界情勢」が動いちゃうことがあるのがこわいのだけれども。

カーブボール スパイと、嘘と、戦争を起こしたペテン師カーブボール スパイと、嘘と、戦争を起こしたペテン師
ボブ・ドローギン 田村源二

戦争詐欺師 金利・為替・株価大躍動 ~インフレ誘導の罠を読み抜く 「尖閣問題」とは何か (岩波現代文庫) 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2) 「アラブの春」の正体    欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)

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※この記事は

2013年06月09日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 23:50 | TrackBack(0) | 雑多に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼















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