kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=


2013年03月14日

「中世のことはよく学んでいるのに現代のことは」を言うのに、なぜか、この写真……

BBC Newsは本当に「日本」について書くことに興味があるのだなと思う。私が日本人だから目につくのかもしれないが、From Our Own Correspndentなどの「レギュラー番組の一部」としてでなく、単独で日本の話題が記事になっていることが多い。それはAlso in the newsのややオフビートな感じのニュース(動物園の訓練で人がシマウマの着ぐるみで園内を駆けた、とか)だったり、真面目なニュース(安倍政権がどう、経済指標がこう、とか)だったりもするのだが、今日はMagazineの「読み物記事」だ。

内容は日本の歴史教育についての解説で、書いているのは大井真理子さん。だから読みたいのだけれど、どうにも釈然とせず、読めなくなっている。といっても、記事の中身が問題なのではない。トピックが問題なのでもない。写真だ。



BBC NewsのMagazineの記事では、記事の見出しの下、本文の上に、このようにその記事の内容を象徴するような大判の写真が入るのだが、ここはいわゆる「整理部」の担当だろう(記事を書くジャーナリストではなく)。「整理部」かどうかはもちろん知らないが、とにかく日本について特に知識のある人の仕事とは思えない。だからこういう奇妙な選択になるのだろうと思う。何が「奇妙」かというとキャプションだ。

Japanese schoolchildren receive a good grounding in medieval history
日本の学童は、中世史についてはしっかりと教えられる


日本でも、ロンドン中心部について「中世の面影を残す町並み」とか書いてたり(ロンドンはロンドン大火のせいで「中世」の面影はほぼありません)、ひどい場合はヴィクトリア朝のことを「中世」という言葉で言うこと(というか、それが「ヴィクトリア朝」のものであることを知らないのかもしれないけど……でもバッスルスタイルとかは「中世」じゃないっすよ)すらあるので、まあ、あまり厳密なことは……とも思うのだけど、これは、見たとたん、その記事を読みたいという気力まで吸い取ってしまうような写真のチョイスだ。

「なぜ」かは自分でもよくわからない。ただ、「え……」と思ったまま、固まってしまった、という感じだ。

ともあれ。

問題の写真について、Googleの画像検索で調べてみたら、あっさり、元の写真がわかった。

http://www.zimbio.com/pictures/LIk0IFMx8x9/Jidai+Matsuri+Takes+Place+Kyoto/g9mE0lt3cDY
Jidai Matsuri Takes Place In Kyoto

Japanese children wearing historical costume as warriors participate during the annual Jidai Festival on October 22, 2012 in Kyoto, Japan. Around 2000 people participate in the Jidai Matsuri festival which takes place every year on October 22 on the anniversary of the foundation of Kyoto. Participants dress in authentic costumes from almost every period of Japanese history and parade from the Imperial Palace to Heian Shrine.
( - Source: Buddhika Weerasinghe/Getty Images AsiaPac)

つまり、写真はGetty ImagesのBuddhika Weerasingheさんの撮影で、2012年10月22日に京都の時代祭で撮影されたもの。

京都のお祭りのことなど何も知らないが、検索をすればこんなページが出てきて:
http://www.kyokanko.or.jp/3dai/jidai.html

BBC Newsが記事で使った写真と同じ衣装を着た子供たちの写真がある。キャプションいわく:
維新勤王隊


「中世」じゃない。"medieval" を大きく取って「近世」の大半も含めて考えてみても、これは違う。

何だべな、これと思ったが、推測するに、「日本の中世」で探したら「時代祭 Jidai Matsuri」というものがあるというのがわかって、それでその「時代祭」の写真のセットから「お、これだ」というものを選んだのではないだろうか。

で、なぜこれを選んだか……ローティーンの武装した男の子たちの写真を「中世の歴史についてはみなよく知っている」というキャプションのために使ったのかは、この記事の主眼が何であるかと合わせると、非常に微妙な後味を残す。

記事本文はまだ読んでいないのだが、タイトルとほかの写真(とキャプション)だけでわかる。これは日本の学校における歴史教育が、「現代史」を扱っていない、という問題についての記事だ。

記事の中にはさまれている、赤いペン(暗記ペン!)の書き込みのある教科書は、筆者の大井真理子さんご自身が使っていたものだそうだ(よく取ってあるなあ)。

で、まだ記事は読んでいない。

※この記事は

2013年03月14日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 21:00 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック





【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

……全文を読む
▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼