本来、普通に「進学校」と呼ばれるような高校を卒業している程度に英語についての知識があれば(「英語力」じゃないよ。アルファベットの読み方とか基本的な文法とか……最近、ほんとに文法教えないから「文法」という用語が通じるかどうかわからんけど)、英語で情報を得ることはさほど難しくない。でも何か知らないけど、ほんっとに、英語で書かれたものを読むということをするというだけで、異様なものを見るような目で見られることもある。大げさに表記すると、「えーっ、ペーパーバックをすらすら読んじゃうんですかーっ。すごいですねーっ。英語ペラペラなんでしょう」みたいなの。
うんざりです。(笑)
というわけで:
【ケーススタディ】英語圏のニュースをざっくりと追ってみるときの流れ
http://matome.naver.jp/odai/2136261113762953201
あるニュースがたまたま目の前で展開したので、それを書き留めてみた。非常に痛ましいが、非常にわかりやすいニュースだ。特に前提知識などは必要ないし、高校生でも英語は得意科目ですと言えるくらいの人なら、余裕で流れを追っていただけるのではないかと思う。
以前、今はもう削除されてしまった誰か他人のブログで、「英語が使えればその分楽しくなる」というエントリがあって、私はそれに非常に共感した。
(一部の「産業」が脅してるように)必須ではないけど、あるとないとでは大違いだ、という存在。もこみちレシピのオリーヴオイルみたいな。その程度にユルく見ていた。
でも、東日本大震災以降、「英語は使えないと、困ったことになる」んじゃないかと思う機会が増えた。
具体的には、「ヒラリー・クリントン国務長官が、日本は【"デマ"の再生産はしたくないので伏せる】国家であると述べていた」などという事実無根と思われる情報を聞かされたときに信じ込んでしまうなど。そんなことを聞かされ、「口から出まかせの嘘だな」などと思うことができなければ、心理的負荷が異様に高まる(場合によっては「病気になる」)。
というわけでときどき、「ものっすごい基本」みたいなことを書いていけたらと思う。
※この記事は
2013年03月08日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
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