kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2013年02月28日

今月の「メディア論」系の話と、言いがかりと誹謗中傷の記録。

さて、今月宙ぶらりんになっている件について、とりあえずまとめてブログに記載しておこうと思う。

今月初め、「国境なき記者団 (Reporters Sans Frontieres: フランス語のアクサン記号省略)」が毎年出している「報道の自由度ランキング」が発表され、日本は「福島の原発事故についての取材を何も許していない」だとか「取材しようとしているフリーランスの人が司法的手段で妨害・脅しを受けている」だとかいった理由で、先進国にはありえないほど急激にランクを下げた、ということがニュースになった。これについては、日本での取材経験が長い英タイムズのリチャード・ロイド・パリーさんが「そのソース何よ?」と疑問を呈しているツイートを含め、RSFの文書そのものを子細に検討しつつ、下記に「まとめ」てある。

国境なき記者団(RSF)の「2013年報道の自由度ランキング」、日本についての記述をじっくりと読む。
http://matome.naver.jp/odai/2135962106060143401


日本のメディアが「完璧」だとは私はまったく思っていない。ただの情報の消費者だが、しばしばTwitterで絶叫し、ときどきブログで長文でツッコミを入れているように、具体的な批判はいくらでもできる存在だと思っているし、批判されなければならない(批判の余地が大きい)と思っている。それでも現に取材が行われてその成果が発表されているときに、「一切の取材が許されない」といったようなでたらめな論拠で判断されるようなことを「お灸をすえてやればいいのだ」的に看過するような態度は、おかしいと思う。

で、それにうす〜く関連して、下記のような「まとめ」のページも作った。

アメリカの「記者クラブ」事情……共同通信の澤康臣さん(在ニューヨーク)と、毎日新聞の和田浩明さん(元在ワシントン)のやりとりを中心に
http://storify.com/nofrills/story


そうしたら、ひどい目にあった。この下にはそのことを書くが、その前に、今月英メディアで大きく扱われた「メディア」系のニュースで、日本でガセネタが流れている関連の話。

ロンドンでテレビ局開局認可を得たのはイヴニング・スタンダード紙のレベジェフ氏(クロスオーナーシップ)
http://matome.naver.jp/odai/2135999712240140201

※日本では「クロスオーナーシップは欧米では規制されている」というガセネタが流れています。英国だけでデズモンド(Ch5とStarなど)、マードック(SkyとSunなど)が既に電波メディアと紙メディアの両方を持っている状態ですが、この2月、そこにロシア人のレベジェフが加わりました。

「メディアスクラム media scrum」って、何のこと?
http://matome.naver.jp/odai/2136095645340053301

※「メディアスクラム」は「元々は複数のメディアが力を合わせて巨悪に立ち向かうこと」などというトンデモ説が流布されております。。。

では、以下本題。


「ひどい目」についてを書く前に、アメリカの「記者クラブ」事情という「まとめ」について、説明したい。

澤さんや和田さんは、Twitter上で、日本の一部で横行している「欧米メディアと比較して日本メディアは……」という粗雑な議論に対し、これまでたびたび、実地で知っている《事実》を提示することで、疑問を呈してきた……というか「ちょっと待った」ということを述べてきた。例えば澤さんは昨年4月に下記のようなツイートをなさっている。




和田さん。2011年9月、TrinityNYCさん(在米の方)とのやりとりも含めて。





しかるに、日本語圏の一部ではなぜか、「記者クラブがあるのは日本とジンバブエとガボンだけ」とかいう説(北朝鮮とかシリアとかはout of眼中っすか、そうですか……今ちょっと熱いのはイスラエルですけど、それもout of 眼中っすよね)がまかり通っているらしい。「らしい」というのは、私はその元の議論(書籍)を見ていないからだ。根本的に、ああいうヨタと煽りには興味がない。



それでも少しオンラインで見られる範囲で見てみたところ、根本的には“日本の「記者クラブ」(のような歴史を持ち、それがするようなことをしている組織)があるのは日本くらいだ”(そしてその「構造」に問題がある……って昔懐かしい「構造改革」の論理じゃないっすか!)ということだろう。

そんな当たり前のことを言われても……であるが、これが“日本の「記者クラブ」にはこのような問題がある”と展開し、“ゆえに、改革が必要である”と結論するのなら、議論の前提としては一定の妥当性を持つ。

しかし、「記者クラブは日本だけ」論者は、どうもそのような「議論」をしたいようには見えない。「“海外”にもそういう役割の団体はある」と指摘すると、「それはどういうことですか」というような反応とは異なる、一種異様な反応を示す。「“海外”のpress clubは日本の記者クラブとは異なる」と的外れな反論(あるいはストローマンの議論)をしてみたり、「お前は“記者クラブメディア”の擁護者だな」などと勝手なレッテルを貼ってきたりするのだ。「対話」が成立しない。

アメリカの「記者クラブ」事情という「まとめ」は、「(日本の)記者クラブ(に類似した役割を果たす機関・団体)があるのは日本とジンバブエとガボンだけ」ではないということを、実際に米国で日々、各所に取材するということを仕事でなさっている/いた日本の大手報道機関のジャーナリストお2人の会話という形の、誰にでも参照・検証可能なエビデンス(当事者証言)を示した上で、述べたものだ。澤さんは今まさに在米だし、和田さんは2000年代に在米(その後カイロを経て今日本)。情報はフレッシュだ。

「記者クラブがあるのは日本とジンバブエとガボンだけ」などと聞かされて、「本当かな」と思いつつ、「本当ではない」と言うだけの根拠がない、という方に届いてほしいと、切に願う。

(まったく、「世界の中でおかしいのは日本くらいなものだ」なんて根拠もないことで脅さなければ、主張することもできないんっすかね。昔の女性週刊誌の美容の広告でありましたけどね、「眉毛のお手入れ、まだ剃刀ですか。大事なお顔に剃刀を当てるなんて日本だけ!欧米では……」みたいなの。)

さて、この「アメリカの『記者クラブ』事情」は、今はStorify.comにアップしてあるが、元はTogetterにあった。

が、Togetterのコメント欄が「記者クラブがあるのは日本とジンバブエとガボンだけ」論の側でTogetterのあちこちのページのコメント欄に書き込んでいる人物によって粘着されて荒らされたので、余計な時間を費やして、Storifyに移動したのである。このままTogetterに置いておけば、コメント欄が演説会場にされてしまうためだ。私はあのような卑怯な言説に「場」を与えることを潔しとしない。

Storifyに移動したばかりでなく、元のTogetterのページのキャプチャー画像もとってアップしてある。長いので3分割だ。
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20130204230042
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20130204230037
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20130204230028

以下は、コメント欄での「荒らし」の記録。まず、当該人物の出典なしの「偉い人がこう言ってました」という投稿に対しontheroadxさんが質問しているが、のらりくらりとかわそうとするばかりで、答えようとしない。(当該人物は、この合間合間に、当方を挑発している。)





実際、「対話」としては、ここに「本『まとめ』の中での澤さん、和田さんの報告にもそういうことが書いてある」と書いてある時点で、話は終わっている。それ以降は(出典の明示を求めたontheroadxさんのやり取りは別として)ただの「粘着」である。

このときにまた、当方は「『欧米』という言葉を粗雑に使ってドヤ顔をすれば、ほうほうと納得してしまう人々をたぶらかす行為」への嫌悪とその非論理性の指摘の必要から、「議論をするのなら『欧米』という言葉を使うな。ここでは『欧米』という言葉を使う限り、まともな議論とはみなさない」(「欧」と「米」とは制度が異なり、「欧」の中でも一致していない、などということは、「欧米」などという粗雑なくくり方をしている者にはわからないかもしれないが、小学生でもわかることだ)と宣言したが、当該人物はこれに反発し、挑発してきた。



さらにまた、「欧米」とは書かず「おうべい」と書いてきて、さらに挑発。



そして、「非公開にする」という方針を示したことを「卑怯」と罵倒。「何という本の何ページにこう書いてあった」という正確な引用もしようとせず、「権威」の名を借りて自分の主張をする人物が、よく言えるものである。



※この「コメントデザイナー」という表現を、私は知らなかった。今も何のことなのか、知らない。検索画面を見ただけで、調べる気にもならないが、だいたい想像はつく。こういうだっさいセンスの「和製英語」を振り回す連中とは、単に言語学的に、根本的に相いれない。

そして、ontheroadxさんが問い質している「引用元」(ソース)については:



言うまでもないことだが、「誰それのこういう発言がある」ということを述べたい場合、本来、その出典(ソース)を示す責任は、最初にそう述べる者にある。しかしながらここでのやり取りにおいて、当該人物はそれをせず、ontheroadxさんにやらせている。

「おうべい」と表記するということや、他人に調べさせるという最低最悪に無礼なこと(その経緯についてはontheroadxさんが別途まとめている)をしておいて、当該人物は、自身の発言を「まともな批判」と認識していると主張している。



そうして、当該人物は「私のまともな批判に耐えられなくなったので、相手はコメント欄を削除する」という《既成事実》を手に入れたあとで、ようやく、「出典を示す」という、最初の日にしておくべきことをする。





という次第で、元のTogetterは、これ以上当該人物に発言の場を与えるという状態の継続を避けることを第一の目的とし、Storifyへの移動の告知期間を2週間ほどとったのちに、「非公開」設定とした(公開範囲限定)。Togetterで(通常のブログのように)「コメント欄を閉じる」ということができさえすれば、このような手間をかけることはなかった(以前のTogetterではそれができたと記憶している)。



これだけのFavやはてなブックマーク、FBのLikeがついているのを捨てたことになる。それも大損害だ。

それであるにも関わらず、当該人物は当方が「都合の悪いものを削除している」という内容のことを、当方のコントロール外で、ネット上で公然と発言(→ページ全体のキャプチャ画像)している。これは「迷惑」を超え、「悪意のある誹謗中傷」、「デマのばらまき」である。



なお、私自身が言いがかりをつけられて脅され(「信用を失いますよ」など)、またあらぬことを言い立てられた(消すわけではないものについて「消される」など)という事実があることから、当該の人物はTogetterでもTwitterでもブロックしてある。当該の人物の卑劣でしつこい言動のおかげで、当該人物の使っているアバターの形状をしたオレンジ色(Firefoxのアイコンなど)を見ると頭がくらっとして動悸がするようになった。ブロックするよりほかに手立てはない。

なお、当該の人物は「メディアのクロスオーナーシップ」についても「日本だけ」論、もしくはそれに近い論を振り回しているようだ(プロフィール欄に書かれていることや、Togetter, Twitterでの発言が根拠)。

さすがに、「クロスオーナーシップは日本だけ」論はそんなに通用しないんじゃないのかと思うが、けっこう定着しちゃってるようだ。もしこれについても「日本だけ」論を信じている人がいたら、下記に目を通していただきたい。

ロンドンでテレビ局開局認可を得たのはイヴニング・スタンダード紙のレベジェフ氏(クロスオーナーシップ)
http://matome.naver.jp/odai/2135999712240140201


ここらへんについては、また改めて少し補足できればとは思っている。



しかしどうも、ネットで「変な人」と遭遇することが少なくない(さして多くもないかもしれないが)。

ウィキリークスについてよく書いていたころには、@nofrillsObservなるアカウントや、「独立メディア、フリーランサー、市民がつながろう」という意味を込めたという名称のサイトの人に貼りつかれた。

先日は、シリアにあるパレスチナ難民キャンプが攻撃されていることについて書いたら「帝国主義者」呼ばわりされ、いちおう手間暇かけてファクトを集めていることについて鼻で笑うような反応を送られた。おそらく、「シリア政府はパレスチナ難民は絶対的に保護している」という建前が日本語圏で崩れたらまずいことになるんでしょう。(深読み)

※この記事は

2013年02月28日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 18:01 | TrackBack(0) | i dont think im a pacifist/words at war | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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