「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください。

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブ コメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブ コメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブ コメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2007年02月10日

あるタトゥー

頭皮に刺青、考えただけでも痛そうです。あんな痛そうなのに入れるんだから、よほどのことでしょう。

でもこの人はそこまでしてこれを入れたかったんでしょうか。(上は色を入れる前、下が入れたあと・・・ってまだ作業中のようですが。)

eggtattoo.jpgこの人が頭に入れた刺青は、旅行者の間では超有名な、しかしながらコレステロール値が怖い英国人は食えない、かつてサマセット・モームが「1日に3度食えば食生活は充実」と皮肉ったfull English Breakfast、つまりegg, sausages, bacon, tomato, beans and spam, spam, spam...です。フォークとナイフもついてます。

Man gets breakfast tattoo on head
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/north_west/6347555.stm

Tattoo leaves man with egg on face
Press Association
http://arts.guardian.co.uk/art/news/story/0,,2009780,00.html

BBCによると、一度はこの柄を入れてみたかった彫師のディッキンソンさん(32歳)が志願者を募ったところ、コヴェントリーの19歳のギルビーさん@「人と違うことをしてみたかった」が応募したそうです。

また彫師のディッキンソンさんは「4年前に思いついてから男気のある人、というかちょっとネジが外れていそうな人を探してきた。この刺青なら通常なら£350の料金をいただくが、ギルビーさんからは1文もいただいていない」と述べ、「こんな高額な朝食、これまで彼は食べたことがないだろうな」と語っているそうです。

APによると、ギルビーさんは「うちのおかんには超いやがられてて、家に入れてやらんとまで言われたんだけど、まあ本気で追い出すこともないだろうし」とコメントしているそうです。(息子がこんな頭になったら、そりゃいやだろうと思うよ、ふつうに。)

また、彫師のディッキンソンさんの次の野望は、「後頭部に顔面を刺青すること」だそうです。誰か、してもらいたい人がいたら連絡をしてみてはいかがでしょうか。

私が予想するに、ディッキンソンさんのその次の野望は「まぶたに目の刺青をすること」だと思います。

※この記事は

2007年02月10日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


posted by nofrills at 11:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | todays news from uk | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。
朝っぱらから爆笑してしまいました。連れ合い含め、私の知ってる人で刺青いれてる人けっこういますけど、こんな柄、初めて見ました(笑) なんでまた、普通の食べ物とかでなくあれを刺青にしてみたい、と思ったのか、そこの所、詳しく、事細かに彫師さんに伺ってみたいものです。

しかし、刺青入れてもらった若者も、若気の至りとゆーかなんとゆーか……。この先、絶対、一度は後悔すると思うんですけど。
Posted by Cain at 2007年02月11日 05:34
> Cainさん
こちらこそご無沙汰していますー。

もうね、爆笑を超えて脱力。デザインする彫師も彫師ですけど、それより、トマトとソーセージの間の変な隙間が気になってしょうがないです。

入れてくれと志願した子は19歳だからほんとに若気の至りなのだろうし、「スミがウザくなってきたら髪伸ばせばいいし」とか考えているのかもしれないけれど、これはそういう域を軽く超えています。

「どんなことがあろうとも軍隊に行きたくない」という意思表示だったりしたら、奇策として納得できるんだけど。。。(ありえない、ありえない)
Posted by nofrills at 2007年02月11日 16:42

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【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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