Sinn Fein president on loyalist road
Saturday, January 13, 2007
Lesley-Anne Henry
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/article2150343.ece
シン・フェイン党首が東ベルファストのロイヤリストのハートランドを公的に訪れたのは今回が初めて。ベルテレさんでは「多くの人々が決して目にすることはないと思っていた歴史的瞬間」だったと書いている。
葬儀に参列した人々は、リパブリカン運動(=シン・フェインとIRAのこと)を代表して参列するのは誰だろうかと思っていた。シン・フェイン党首が窓に黒いフィルムを貼った車で到着したとき、人々は動じず静かで「卑怯な真似はするな」という囁き声が聞かれた。しかし、一部からは「絶好の機会なのに」との反応もあった。
葬儀のあと、アダムズ党首はボディーガードに囲まれて、参列者たちの中を車に向かって歩いていった。その参列者の多くが、UVFやUDAの強硬なロイヤリストである。だがこのときも、人々は単に彼が車へと進んでいくのをじっと見ていただけだった。
まさに驚くべき光景だった。
あるベルファスト住民は「まさかこの目で見ることになるとは。まさに時代は変わったんだ」とベルファスト・テレグラフに語った。「デイヴィ・アーヴァインがどういう人間だったかっていうと、こういうことなんだな。」
一方でブレアが休暇を1日切り上げたほどの「危機」にある和平プロセス(シン・フェインとDUPの問題・・・というかDUPの問題の方が大きいと思うんだけど)はというと、うーん、結局DUPがユニオニスト側の第一党になってしまったこと(2003年のストーモント・アセンブリーの選挙で10議席増してUUPを抜いた)が「和平プロセス」にとって想定外なんだよね(語弊はあるかもしれないがある意味「障害」)。DUPは当時から「ベルファスト合意(グッドフライデー合意)に反対」なのだから、当然といえば当然なのだけど、1998年の段階ではUUPとDUPの議席数には8議席の差があったのが、プロセスが進んでるのか進んでないのかはっきりしなかった間にDUPが支持を伸ばして(この過程はもう一度ニュースを見返さないとよくわからないが)しまったのは、和平合意推進勢力にとっては計算外だっただろう。シン・フェイン(和平支持)も「では一体どうしろと?」な感じになっている様子。とりあえず、今月内には打開に向けて動きがありそうだが。
Sinn Fein in key policing talks
Last Updated: Saturday, 13 January 2007, 13:33 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/northern_ireland/6258329.stm
Last month, Sinn Fein backed calls for the ard fheis to be held, on the basis of a positive response from the British and Irish governments and DUP leader Ian Paisley.
When the words of approval they expected from the DUP leader did not materialise, republicans began to cast doubt on whether the special Sinn Fein conference on policing would take place.
という具合に行き詰まり感ありありの状況下、月内にシン・フェインの党の会議(Ard Fheis)が行なわれる運びとなりそうだというのがBBC記事の内容だが、「ドクター・ノオ」ことイアン・ペイズリーの態度が:
The DUP denied that it had made any commitment to Mr Blair and Northern Ireland Secretary Peter Hain, particularly on the issue of the transfer of policing and justice powers by May 2008.
"I am not in the business of saying one thing in private and another in public," Mr Paisley said.
...
Meanwhile, Northern Ireland Secretary Peter Hain has accused some DUP politicians of showing "begrudgery" over recent developments in the peace process.
...
In an interview for Radio Ulster's Inside Politics programme, Mr Hain insisted that the time had come for both Sinn Fein and the DUP to move forward.
"I think this is make your mind up time and I hope we can get clarity from Sinn Fein on policing," he said.
"I hope that the DUP will be a little more encouraging of that as well, rather than the begrudging attitude you get from too many DUP politicians, most of them backbenchers, which doesn't create the kind of climate (where) everybody's trying to move forward together rather than to snipe at each other."
シン・フェインがpolicingの点でセント・アンドリュース合意にあるようなことを党としてサポートすれば、それは、GAが東ベルファストのロイヤリストのエリアに足を踏み入れたことよりもすっと、「歴史的(historic)」なものになる――ブレアが顔をてらてらさせながらbrave and historic moveなどと言うであろうようなものに。
※この記事は
2007年01月14日
にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。
【todays news from uk/northern irelandの最新記事】
- 【訃報】ボビー・ストーリー
- 【訃報】シェイマス・マロン
- 北アイルランド自治議会・政府(ストーモント)、3年ぶりに再起動
- 北アイルランド紛争の死者が1人、増えた。(デリーの暴動でジャーナリスト死亡)
- 今週(2019年3月3〜9日)の北アイルランドからのニュース (2): ブラディ..
- 今週(2019年3月3〜9日)の北アイルランドからのニュース (1): ディシデ..
- 「国家テロ」の真相に光は当てられるのか――パット・フィヌケン殺害事件に関し、英最..
- 北アイルランド、デリーで自動車爆弾が爆発した。The New IRAと見られる。..
- 「そしてわたしは何も言わなかった。この人にどう反応したらよいのかわからなかったか..
- 「新しくなったアイルランドへようこそ」(教皇のアイルランド訪問)